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【NOVOO RG100】100Wの高出力USB充電器!出張・旅行に最適な軽量モデル。NOVOO RG100 100W充電器レビュー

旅行や出張といった遠方への泊りがけの移動や、仕事で外に長時間いるときにはPCやスマートフォンを出先の交通機関や、ホテルの部屋で充電をするという場面が多々発生します。荷物を多く持った状態でも短い時間で必要な分だけスマートフォンやPCを充電するためには、小型、軽量でありながら高出力な充電器が必須。充電器メーカー各社が趣向を凝らした製品を登場させていますが、今回はNOVOOから登場したNOVOO 100W充電器、NOVOO RG100をメーカーより提供していただいたのでレビュー。

NOVOO RG100充電器は、名前の通り最大100Wの出力に対応した3ポート出力の充電器。GaN Ⅲ技術を採用したことで、これまでのモバイル充電器を超える小型化に成功し、本体サイズは5.5cm×4.6cmというサイズに。わずか168gの軽量さも合わせて持ち運びやすいサイズながら100W出力を実現したバランスの取れた製品に仕上がっています。販売価格も40%クーポン利用で約4,200円と安価なのも嬉しいポイントです。

充電器やUSB Type-Cハブを展開するNOVOO

NOVOOは主にUSB充電器やUSB Type-Cハブを展開するブランド。日本のAmazonではUSB充電器を3機種(今回レビューするNOVOO 100Wのほかに、120W、67W)と、USB Type-Cハブを展開。アメリカ向けのオンラインストアでは1,110Whのポータブル電源なども展開中。充電機器周りに強いメーカー。

実は今回のNOVOO 100Wのレビューの際には、他の機種もということで送られてきており、少しサイズは大きいものの最大合計120W出力に対応するNOVOO RG120、120W充電器に、67W出力のNOVOO RG68もリリース済み。日本での知名度は少ないメーカーではありますが、どの製品も使い勝手の高いコンパクトさをサイズを実現しています。

指でつまめるサイズで100W出力。小型・軽量で持ち運びやすさが向上

NOVOO RG100のパッケージは黒色をベースにオレンジ色のアクセントが入ったスタイリッシュなデザイン。製品名が大きく記載され、製品乗っ写真もプリントされています。裏面の記述は非常にコンパクトで100W出力ができることと、3ポート出力であること、安全対策が施されていることが記載されているのみです。同梱品はなく本体のみが入っているシンプルそのもの。

本体は大部分はブラックになっていて、コンセント側のみシルバーのツートンカラーに。側面には片面は100Wの記載、もう片方にはNOVOOのロゴが入っているだけのシンプルなデザインになっています。持ち運ぶことが多い充電器は鞄の中で汚れがついてしまうこともあり、ブラックのほうが汚れが目立ちにくく個人的には良いかなと思います。コンセントに差し込むACプラグ部分は折りたたみ式です。

写真からも分かるようにかなり小型サイズ。レビューにあたって製品ページを見たときにはそこまで小さくないのではと思っていましたが、良い意味で裏切られる結果に。人差し指で軽くつまめるサイズに抑えることができていて、カバンの中にも簡単に収納できるはずです。

AOHi MagCube 140W(奥)と比べても小さい

本体の重量はわずか168g。出力が異なるため一概に比較することはできませんが、以前レビューした140W出力のAOHiの充電器、AOHi MagCube 140Wは308g。正直なところびっくりすくるくらい軽く仕上がっています。PCを持ち歩く状態でも、100g充電器の重さが違うと軽さを実感する場面があるためこの軽さはかなり嬉しいところです。

3ポート同時に利用する場合(一番左)、各ポート単独で利用する場合(右2つ)

搭載するポートは、USB Type-C×2、USB Type-A×1の3ポート構成。1ポートのみで利用する場合にはUSB Type-Cはどちらも100W出力に対応。USB Tupe-Aは22.5W出力で動作します。2ポート、3ポートでの利用時はUSB Type-C 1端子は70W出力で動作することで消費電力の大きいPCに対して十分なパワーで給電が可能なのも嬉しいところ。

なお、3ポートで利用する際はUSB Type-C 1が70W、Type-C 2、Type-Aは両方とも12Wずつの出力になるため合計出力は94W。PCをType-C 1に接続して、スマートフォン、スマートウォッチを充電する、という使い方の際にはスマートフォン側はそこまで出力が出ないことは要注意。2ポート利用であればType-C 2にも30W給電ができるため、充電できる時間がどれだけあるかで使い分けると良さそうです。

USB Type-C 1端子(最大100W出力)の対応プロトコルについても確認。USB PDは最大105Wまでが通知されており、それ以外にもSamsung AFC、Huawei FCP、Huawei SCPとQuickCharge 3.0に対応していました。(USB Type-CでQC 3.0出力対応は厳密に言えば規格違反)その他の対応状況は以下のとおりです。

規格対応電力備考
PD (Power Delivery) 3.0105.00W5V/3A=15W
9V3A=27W
15V/3A=45W
20V/5A=100W
5-21V/5A=105W
Apple 充電規格5V 2.4A
BC1.25V 1.5A
Samsung AFC9V / 12V
Huawei FCP5V / 9V / 12V
Huawei SCP3.3V – 12.0V最大 23.0W
QC (Quick Charge) 2.05V / 9V / 12V
QC (Quick Charge) 3.0最大 12.01V

ノートPCを急速充電できるのが圧倒的な強み。出張や旅行で使い道での使い道の広さが嬉しい

オフィスの電源タップに差し込んでも隣との干渉が少ないのも嬉しい

NOVOO RG100が到着してから、私のガジェットポートに入れていた充電器を本機にチェンジ。現在の働き方は基本的には在宅勤務をベースにしつつ、週に2回ほど出社をする感じ。会社も在宅勤務とのハイブリッドが前提のため、完全フリーアドレスかつ、ロッカーもないという状態のため出社時にはPCの充電器なども持ち歩くことになります。

また、以前出張時のガジェットに関する記事を書いていたように、出張の回数も増えており出張先でPCやスマートフォンを同時に充電することも増えています。旅行の時にも充電器はマストですしね。あちこちに充電器と充電ケーブルをセットで持っていけるように専用のポーチを用意し、この中にNOVOO RG100と充電ケーブルをセットで入れています。

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実際にノートPC(Xiaomi RedmiBook Pro 16)を充電してみても安定して90W以上の出力を実現。高性能なノートPCは消費電力が100Wに達する製品もあり、消費電力が増加した場合でも性能を維持できる出力がNOVOO RG100の魅力。65W出力の充電器の場合、100WでPCが動作するとノートPCのバッテリーを消費してしまうことになり、フルパワーで利用できない場面があるわけ。

ホテルなどで作業をする際にNOVOO RG100はパワフルに利用できたわけ。重量が軽く、また、幅、奥行きともに小さいサイズのためホテルのデスクにあるような小さいコンセントでも壁などに干渉することなく電源に接続。PCで画像編集や動画編集をするときにはUSB Type-C 1ポートだけを接続して100W給電できるようにしておいても、スマートフォンやモバイルWi-Fiルーターを接続する際には3ポートすべてに接続して他の機器も充電という使い方が可能でした。

140W出力などの製品に比べると、本機は複数ポートを同時に利用した際にメインポート以外への出力が弱いことが弱点ではありますが、ホテルなどで利用する分には問題なし。寝ている間に充電するのであれば、12W出力であっても朝までに他の機器もすべて充電完了させることができました。なお、他の充電器と各ポートに接続する機器が変わった場合(新たに給電先が増えたり、減ったりした場合)には、一度給電を停止してリセットがかかるようになっています。

充電器とPC、スマートフォンを持ち歩くことが多いならマストアイテム

今回ご紹介した最大100W出力に対応し、3ポートを備えた高出力なUSB充電器NOVOO RG100。指先につまめるほどの小型サイズと、168gという軽量さで鞄の中に入れて持ち歩く際にも負担にならないのが嬉しい製品でした。各ポートの出力の組み合わせで70W+30WでPCとスマートフォンの両方を急速充電したり、夜の間に手元機器をすべて充電しておくという使い方もできる柔軟性の高さも嬉しい製品という印象でした。

NOVOO RG100は定価は6,999円。ただ、40%オフクーポンをAmazonでは利用が可能で、適用時には約4,200円で購入することが可能。100W出力の3ポート充電器で4,200円という時点でかなり破格ですが、さらに超小型で持ち運びやすいというのはコストパフォーマンス最高といっても過言ではありません。出張や旅行などで充電器も持ち運ぶことが多い方にはマストアイテムです。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています