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【1MORE S30】8,000円台の低価格でもバランスの取れた音質と、ランニングでも揺れない装着感を実現したオープンイヤー型イヤホン1MORE Fit S30レビュー【PR】

ガジェットブログを昔から書いている方々は、徐々に高齢化しつつありX(Twitter)を見ているとスマートウォッチによって健康状態の悪化を見つけた、なんて投稿もチラホラ。健康状態の確認ができるスマートウォッチについては、先日ご紹介したばかりのAmazfit Bip 5をはじめ多くの製品をご紹介しておりそちらをご覧いただければ。本記事では、健康維持とは切っても切れない運動のモチベーション維持に最高のイヤホンをご紹介します。

今回レビューする1MOREのオープンイヤー型イヤホン、1MORE フィット SE オープンイヤーバッズ S30先日レビューした1MORE S50の弟分にあたるモデル。S50についていた特徴的なシリコン・サウンドループは搭載しないものの、DLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)ドライバと、高い装着感で音質と使いやすさを両立したモデル。9,999円で販売中ですが、クーポン利用でさらに安価に購入できるハイコストパフォーマンスモデルです。

両耳あわせて20gの軽量さ。ランニング中もまったく揺れない装着感が嬉しい

     
パッケージは先日レビューした1MORE Fit
S50に比べると、過去の1MOREの既存モデルに近い感じ。Fit
S50のような屏風型ではなく、そのまま上に開けるタイプになっています。

同梱品に関してはかなりシンプル。冒頭でも触れたようにシリコン・サウンドループ部分を搭載していないため、その替えチップも当然付属せず説明書、充電ケース、充電ケーブルのみととてもシンプルです。

      
充電ケースも上位モデルにあたるS50と比べるとより小さめのサイズ。指でつかめるサイズ感で、外出時にカバンの小さいポケットに収納する際も難なく収納して持ち運ぶ事が可能。充電ケースの側面には充電用のUSB
Type-C端子と、ペアリング用のボタンを配置しています。
充電ケースのバッテリー容量は600mAhと大容量。イヤホン本体のバッテリー容量85mAhでは連続再生時間は10時間と単体でも長めですが、充電ケースも組み合わせることで30時間の連続再生を実現しています。この長時間さがあれば、ほぼどんな場面でも困らないはずです。

本体は白をベースにハウジング部の部分のみアクリルで1MOREのロゴがはめ込まれておりアクセントになった形。かなりスッキリとした印象を受けるデザインです。耳に装着する際のシリコンバンド部分も、本体から一体成型で継ぎ目のある様子のない感じが好感を持てます。

上位モデルにあたる1MORE S50。シリコン製のサウンドループが特徴的

1MORE S30は上位モデルで特徴的だったシリコン製のサウンドループや、ドライバー部分の裏側の特徴的なデザインは封印。オープンイヤー型の製品の中では他と大きく変わらない印象。充電ケースも、本体も全体的にコンパクトサイズに仕上がっています。

本体のドライバーは上位モデルと同じく14.2mmの大口径DLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)ダイナミックドライバーを採用。DBB低周波音強化アルゴリズムによって、オープン型ではどうしても再生しきれない低音についてもパワーアップして再生が可能です。
ヘッドセットとして利用する際に使うマイクについては、左右それぞれに合計4つのMEMSマイクを搭載。顔の向いている向きや周囲の状況に左右されず、確実に声を取り込めるようになっています。ENCノイズキャンセリングにも対応することで、周囲の騒音を減らして通話相手に声を届けられるようになっているのもポイントです。
      

両耳をあわせた重量は20g。充電ケースも合わせた重量は83gで大型化しやすいオープンイヤー型の製品の中では、小型、かつ、軽量な印象。ランニングなどの運動時に利用することを考えると軽量な方が使いやすいのは当然といえば当然のため、このあたりは嬉しいポイントかも。

実際の装着感はかなり良好。ちょうど耳孔の上にイヤホンのドライバー部が来るような構造になっており、再生した音をダイレクトに耳に届けることが可能な構造になっていました。また、シリコンバンド部分は形状記憶合金を利用していることもあり、耳の外周部にぴったりフィット。顔を動かしてもまったく揺れない装着感を実現しています。

後述するように上位モデルの1MORE Fit
S50と比べると、音を伝えるためのサウンドループ部がないからか、より安定して装着できる印象。サウンドループは音質の面では有利だったものの、どうしても耳に当たってしまうことがあり、ノイズはなくとも装着感では若干マイナスな面もありました。本機の場合、そのちょっとした不快感もなく快適そのものでした。

くっきり聴こえる低音で音楽を気軽に楽しめる。ランニング時も快適

今回は1MORE S30を様々な場所で試して、その音質や使い勝手を検証。簡単に使える使い勝手の良さと、音質、装着感の3点がバランスの取れた製品といった感じを受けました。まずはその音質から。

特段周りからの騒音がない自宅などで利用する際は、音場表現は弱いものの低音から高音までをバランスよく鳴らしている印象。音の解像度と、左右のステレオ感、奥行きに関しては正直なところそこまで優れているわけではありませんが、大口径ドライバーだからこそ再生できるダイナミックなサウンドを実現できている印象でした。

一番活用する場面が多いであろう運動中の使い勝手も。私はランニングの際には騒音の大きい幹線道路沿いを走ることが多く、外の音が聞こえるほうが安全だけども、音楽も楽しみたいという矛盾した状況。1MORE
Fit
S30では、オープン型の構造上騒音が入ってくるのは仕方ないものの、パワフルな音、特に低音部の強さもあって音楽のリズム感を失わずに楽しむことができました。

ランニング中は、音場を意識するようなことはそんなあるわけでもありませんし、また、解像感もそこまで意識しないためその点はノーコメント。それよりも装着感の高さが際立っていて、イヤホンが耳の中で揺れ動くことで生じる不快感や、それに伴うタッチノイズもなく楽しめるのはかなり好印象でした。
       

個人的に意外と役立ったのが移動中の利用。普段の移動中は周りの音をシャットアウトしたいためカナル型のFIIO FW3をメインで利用していますが、人と一緒にいる場面や、アナウンスを確認しておきたいときなどではカバンに1MORE S30も一緒に入れておいて、必要に応じて付け替えるなんてこともしていました。

電車内で使うときに心配なのが音漏れ。騒音の大きい通勤車両でも、静寂な空間になっているグリーン車、もしくは新幹線車内では音漏れは避けたい問題。実際にイヤホンを外した状態で音楽を楽しめるレベルで音量を上げていても自席を離れると音楽がほぼ聞こえないレベルに。耳に向けている場合はより音漏れの範囲は減るため、気にならないレベルでした。

今回は図らずも新幹線のSWork車両でWEB会議のために本機を利用する場面も。どれだけ音が聞こえるか、そしてこちらからの声をノイズを少なく届けられるか不安でしたが、この点でも本機は優秀。相手方の声が聞こえるのはもちろん、左右それぞれに2つずつ搭載したマイクと、ENCノイズキャンセリングによって耳につけた状態でも走行音などのノイズを減らして音声を入力できました。もちろん、車内なので声はかなり潜めた状態であってもだったのはおどろきでした。

   
本機はスマートフォンなどの再生機との接続に利用するBluetoothコーデックは、AACとSBCに対応。低価格モデルであっても音声伝送時の音質の劣化については最小限に抑えていることもポイントです。
1MORE S30では、イヤホンとケースの充電状態を確認したり、本体の設定を変更できる1MORE
Musicアプリを利用可能。他の1MORE製のイヤホンとこの点は共通の仕様です。
   

設定できる範囲は若干他モデルに比べると少なく、イコライザーであればS50で利用できたプリセットの用意はなくグラフィックイコライザーのみでした。イヤホンの側面部のタッチセンサーについては、ダブルタップ、トリプルタップでの挙動を変更可能です。

手頃な価格で高音質と使い勝手、装着感を実現したバランスの取れたモデル

今回レビューした1MORE S30。多くのメーカーがこぞってオープンイヤー型のイヤホンを登場させている中で、高音質なワイヤレスイヤホンで実力派の性能を持つ1MOREから満を持して登場したモデルとしては完璧なバランスの取れたモデルでした。8,000円台で購入できる価格と、低音から高音まで鳴らし切る高音質、ランニング中でもまったく不快感を感じさせない装着感、どれをとっても他のメーカーを圧倒するクオリティ。

これからオープンイヤー型の製品を検討されている方には、値段は張るけども超・高音質を確保した1MORE S50か、1万円を切る購入しやすい価格でありながら機能性のバランスの取れたS30、どちらも最高の選択肢になるはずです。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています