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【Amazfit T-Rex Pro】100種類以上のスポーツを、水深100mの防水性と軍用規格の丈夫さを備えたスマートウォッチで測定。アウトドアに最適なAmazfit T-Rex Proレビュー

東京でも雪が降ったり、2021~2022年のウィンターシーズンは全国的に雪に恵まれたシーズンになっています。私も1月に群馬県は万座温泉スキー場に行き、絶好のパウダースノーを楽しんでみたり、ウィンターシーズンをエンジョイしています。そんな冬のスポーツを楽しんだときに、最近はGoProなどを使ってVlogを残すのがブーム。そして、実際に滑った軌跡を残すというのも楽しいもの。
今回は廉価でありながら高性能なスマートウォッチを多くリリースしているAmazfitのタフネスモデル、Amazfit T-Rex Proをメーカーより提供していただいたのでレビュー。心拍数測定や、血中酸素飽和度測定機能といった高機能さと、軍用規格の丈夫さに最大100メートルまでの耐水性を実現したモデル。アクティビティが多い人でも安心して使えるわけ。現在約28,000円で販売中です。

Amazfit T-Rex Proのスペック

  • ディスプレイ:1.3インチ 360×360 AMOLED
  • 対応デバイス:Android 5.0以上、iOS 10.0以上
  • バッテリー:標準利用 18日間、ハード利用 9日間、GPS連続稼働 40時間
  • バッテリー容量:390mAh
  • Bluetooth:5.0 BLE
  • 測位システム:GPS+Beidou+Glonass+Galileo
  • センサー類:BioTracker 2 PPG バイオメトリック
    センサー、加速度センサー、ジャイロスコープ
    センサー、地磁気センサー、環境光センサー、気圧高度計センサー
  • 防水性能:10ATM
  • 寸法:47.7×47.7×13.5mm
  • 重量:59g
  • 素材:ポリカーボネート+シリコン

タフネスモデルに相応しいガッツリとしたデザイン

パッケージは白を基調としたデザイン。箱を開けると最初に本体が出てくる形で、先日レビューしたAmazfit GTR 3と比べてゴツゴツとしたデザインが一気に飛び込んできます。AmazfitがHuamiからリブランドする前の製品のため、どちらかといえばAmazfit Stratos 3と同じような系譜のデザインです。

同梱品は限りなく最小限に抑えられており、日本語も含まれている他言語版のクイックスタートガイドと、専用充電ケーブル、そして本体のみ。

本体はタフネスモデルに相応しいゴツゴツとした作り。1.3インチのHD
AMOLEDディスプレイの周りには金属溶射が施されたベゼルが広がり、ディスプレイ部分を強固にガード。ディスプレイは360×360の高解像度、強化ガラス製でかつ、ベゼルよりも奥に位置することで傷が付きにくいようになっているのもポイント。
ボタン類は左側に上下キー、そして右側にはセレクトキー(上)とバックキー(下)が備えられており、手袋などをしていて画面を触れない場面でも思った通りの操作ができるようになっています。
背面にはBioTracker™ 2 PPG
バイオトラッキング光学センサーと、充電端子を配置。24時間の心拍数モニタリング機能を利用でき、高機能な健康管理機能を実現。充電器とはマグネットで固定でき、うっかり充電できていないという事態を避けられる構造です。

Amazfitのスマートウォッチの最新モデルであるAmazfit GTR 3と比較。T-Rex
Proの方が全体的に一回り大きく、またゴツゴツとしたスポーティーなデザインという感じ。G-SHOCKに近いデザインで、ビジネスの場で着けられるかというとちょっと微妙。ここは、TPOに合わせて利用する時計を替えるのが吉かも。

極寒の地でもスムーズに動作。高精度なスポーツトラッキング

  
Amazfit T-Rex Proとスマートフォンとの接続は、Amazfit GTR
3と同じくZeppアプリを利用。詳しい接続方法は、GTR 3の記事を参照していただければ。Zeppアプリの性質上、同じスマートフォンに接続できるAmazfitスマートウォッチは1つのみで、同時にアクティブ化することは不可。このため、GTR
3を登録している状態でT-Rex Proを追加する場合は、GTR
3を非アクティブ化する必要があります。
なお、非アクティブ化した状態でもZeppアプリ上には接続した製品として載り続け、ボタン一つでアクティブ化するスマートウォッチを切り替えることも可能。TPOに合わせてスマートウォッチを替えるという場合でも、スムーズに移行することが可能です。

  

Zeppアプリでは健康状態や、運動の状況を示す「PAI」などをひと目で確認することが可能。心拍数や睡眠の状況について詳細なデータはワンタップで確認することが可能です。また、Xiaomiの体組成計などともデータの同期が可能で、体重や体脂肪率のデータもZeppアプリに表示し、日々の運動の状況と体の状態を総合的に管理できます。
快晴の万座温泉スキー場(-10℃)

スキー場という極寒の地でもGPSも問題なく動作

標高1,800mという圧倒的な高さで関東地方でありながらパウダースノーを堪能できる、群馬県嬬恋村の万座温泉スキー場。高い標高から最低気温は-10℃台、最高気温でもマイナスという北海道顔負けの寒さが特徴のスキー場です。そんな過酷な環境で丸一日滑り倒す様子を記録するのは、なかなかハード。そんなときこそ過酷な環境でも動作するAmazfit
T-Rex
Pro。極寒の万座温泉スキー場でも、GPSを確実に捕捉して滑りの様子を記録することができました。
  

    

万座温泉スキー場で滑った記録をAmazfit T-Rex
Proで記録。2時間半という長丁場にも関わらず、きちんと滑っている状態を記録。滑った軌跡はもちろん、速度や心拍数、高度や滑走をきちんとラップとして認識してそれぞれのスピードも記録してくれました。なお、消費カロリーも自動計算してくれます。(なお消費カロリーは1026kcalって本当かいな)

ちなみにスキーに出発する前日の夜に100%まで充電した状態でスキー場に移動、そして一泊して翌日に帰ってきた状態でのバッテリー状況は上のような感じ。極寒のスキー場でGPSと心拍数測定をフル活用したスキーのトラッキングを約6時間ほど行いながらも60%強しかバッテリーを消費していないというのは驚きのバッテリー持ち。標準利用で最長18日間連続利用できるというのも頷けます。
1月16日撮影

なお、今年の万座温泉スキー場は写真のように雪も十分降り、巷で話題の雪不足は一切関係なし。むしろ、当初の予定よりも早くオープンするほどで、上質な雪を楽しむことが可能。3月まで存分に楽しむことができるので、ぜひ今からでもご予約を。万座プリンスに泊まっておけばゲレンデに滑り込めちゃうのも嬉しいところ。

ワークアウトの記録も、日常の心拍数や睡眠状況も自動で管理

スポーツ モード
ランニングとウォーキング ランニング (屋外)、ウォーキング、ランニング マシン、トレイル ランニング、競歩、 ウォーキング (屋内)
サイクリング サイクリング (屋外)、サイクリング (屋内)、マウンテン バイク、BMX
水泳 オープン ウォーター スイミング、水泳 (プール)
屋外スポーツ 狩猟、クライミング、釣り、ハイキング、スケートボード、ローラー スケート、 ロック クライミング、オリエンテーリング、パルクール
屋内スポーツ HIIT、体幹トレーニング、ローイング マシン、エアロビクス コンボ、 筋力トレーニング、ストレッチ、ステップミル、ピラティス、 柔軟トレーニング、フィットネス (屋内)、階段ステッパー、ステップ トレーニング、 体操、エリプティカル、ヨガ、自由トレーニング、エアロビクス、 グループ キャリステニクス、ボディ コンバット、クロストレーニング
ダンス バレエ、ベリー ダンス、スクエア ダンス、ストリート ダンス、社交ダンス、 ダンス、ズンバ、ラテン ダンス、ジャズ ダンス
格闘技 フェンシング、空手、ボクシング、柔道、レスリング、太極拳、ムエタイ、 テコンドー、武道、キックボクシング
球技 クリケット、野球、ボウリング、スカッシュ、ラグビー、バスケットボール、ソフトボール、 ゲートボール、バレーボール、卓球、ホッケー、ハンドボール、バドミントン、 サッカー、ビーチ サッカー、ビーチ バレー
ウォーター スポーツ サーフィン、セーリング、カイト サーフィン、ボーティング (屋外)、パドルボード、 ドリフティング
ウィンター スポーツ カーリング、スノーボード、アルペン スキー、スケート (屋外)、スキー、 スケート (屋内)、クロスカントリー スキー、ボブスレーとトボガニング、 そり、スキー オリエンテーリング、バイアスロン
レジャースポーツ フラ フープ、フリスビー、ダーツ、スポーツ カイト、綱引き、 ジェンズ
その他 アーチェリー、馬術、階段昇降、縄跳び、カーレース

Amazfit T-Rex
Proでは合計100種類超もの運動の記録に対応。ウォーキングやランニング、サイクリングといった基本的な運動は、運動していることを認識して自動で記録することも可能で、常日頃の運動の状況を確実に計測していくことが可能です。

  

心拍数は24時間の自動計測に対応。最短1分間隔で自動的に心拍数を計測し、統計処理をすることが可能。心拍数が平時に比べて高いときには通知をして体の異常を早期に発見することも可能です。
なお、血中酸素飽和度測定については自動記録機能は搭載せず。Amazfit GTR
3では24時間のモニタリングが可能でしたが、Amazfit T-Rex
Proではスマートウォッチ上で必要なタイミングで計測を行う必要があります。ここは、GTR
3に比べて1世代前のモデルであるため仕方ないのかも。

  

体の身体的なストレスの状況や睡眠の質に関しても自動で測定。寝ている間の心拍数の変化と、眠りの状況をセンサーで認識することでどれだけ質の良い眠りに着けたかを確認することが可能です。スキーで疲れ果てた後だと、かなりぐっすり眠れていることがわかるかと。

思い通りのカスタマイズをアプリから。Zeppアプリが優秀

  
Amazfit T-Rex
Proの各種設定に関しては、本体を操作していくことで変更することも可能ですが、Zeppアプリからも変更することが可能。大きく、かつ、高精細な画面とはいえ、スマートフォンに比べれば操作性は低いため、スマートウォッチのZeppアプリから設定を変更できるのは便利です。

  

文字盤のデザインに関しては、本体に標準搭載しているものだけでなくZeppアプリからアクセスできるストアから他のユーザー等が作成したものをダウンロードして利用することも可能。私のようにアナログな文字盤を希望する人にとっても、デジタルな表示を求める人にとっても最適な文字盤のデザインにきっと出会えるはずです。

  

スマートフォンの通知の同期についても、アプリごとにどのアプリの通知を表示させるかを設定可能。なお、この設定はスマートウォッチを切り替えた場合(Amazfit
T-Rex Pro→GTR
3など)でも引き継がれるため、予め設定してあれば自動でアプリごとの同期の有無を設定できます。

1.3インチの360×360の高解像度なAMOLEDディスプレイのおかげで、スマートフォンの通知もひと目で表示することが可能。日本語フォントも不自然ではなく、自然なフォントで読みやすいのも嬉しいポイントです。

  
各種トラッキングの頻度についてもアプリから設定可能。また、画面の明るさや何秒間画面を点灯したりするか、といった細かい部分も調整できるのもポイント。アラームなども時刻や動作もすべてスマートフォンから設定できるため、小さい画面とにらめっこする必要はありません。

Amazfit T-Rex
Proには18種類ものアプリを標準搭載、アプリ画面での並び順もZeppアプリ側から変更することが可能。よく使うアプリを上に表示するようにしておけば、いざ使う際にも便利なはず。こういった細かい調整ができるのはAmazfit製品ならではでした。

Amazfit T-Rex Proを身に着けて、いざ、スキーに、海に

今回レビューしたAmazfit T-Rex
Pro。軍用規格の丈夫さと、最深100mの耐水性を備え100種類以上の運動の追跡機能を持つまさに、アウトドアに最高のスマートウォッチでした。今回は極寒のスキー場でその性能を体感してきましたが、ウィンターシーズン後の夏の海にもぴったりなはず。ぜひ、Amazfit
T-Rex Proを身に着けてアウトドアを楽しんでもらえたらと思います。
Amazfit T-Rex
Proは現在約28,000円で販売中。健康管理はもちろんのこと、運動中でも問題なく動作し、その時の体の状態や運動の成果を記録するスマートウォッチはアウトドアの必需品。これからのマストアイテムといっても過言ではないはずです。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています