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【Rinkuケーブル】充電も、データも、映像伝送もこれ1本で。USB Type-C Gen2×2に対応しつつ1,000円台のRinkuブランドのケーブルが誕生。Rinkuケーブルの実力をレビュー

iPadでもUSB Type-Cケーブルの採用が始まってから早数年。登場当初はmicroUSBとUSB
Type-C採用の製品が乱立し不便だったUSB
Type-C端子も今ではスマートフォンでも、PCでも、イヤホンですら採用しすっかり市民権を得るようになりました。ただ、USB
Type-C端子を利用するケーブルは、形状は同じでもその性能に応じて複数の種類があり、どのケーブルを買えばよいのかわからなくなることが多々あります。

今回はそんなUSB Type-Cケーブルの中でも、20Gbpsのデータ伝送、Thunderbolt
3、4K/60Hzの映像伝送、さらに20V/5A=100Wの電力伝送にまで対応
した超高性能なケーブル「RINKU
USB-C&USB-C 3.2 (GEN2x2)
」とデータ伝送は480Mbpsまでに抑えつつ同じく20V/5A=100Wの電力伝送に対応した「RINKU
USB-C & USB-C
100W充電対応ケーブル」をRinku様より提供していただいたのでレビュー。

USB
Type-Cに関するデータ伝送規格が乱立するなか、電力伝送のモデルは800円台、20Gbpsモデルでも1,400円ほどで購入できるというのは良心的。オレンジ色のデザインも映える製品で、追加でUSB
Type-Cケーブルが必要という方におすすめしたいケーブルです。

Rinkuケーブルとは:最良のケーブルを目指して開発した日本向けのVantop/Vankyoによるケーブルブランド

まず、この突如として登場した「Rinku」ブランドについて解説。Rinkuケーブルは高品質な製品を展開して日本のAmazonでも高い人気を誇っているVankyo・VANTOPが開発したケーブルブランド。
VANTOP・Vankyoでは、これまでも多くのオリジナル製品を開発し国内で販売。その開発方針であったりについては社長へのインタビューを敢行しているのでそちらをぜひ。プロジェクターのLeisure 470や、ロボット掃除機のKyvol E20などは日本でもベストセラーの地位を確立しています。
今回のRinkuは特に日本市場を意識して開発したケーブル。世間で乱立するUSB
Type-Cケーブル市場に対し、選んでおけば間違いないという選択肢となるように開発し、現時点では2モデルに絞って販売を開始したというもの。デザインも「活力を感じる色」とあえてオレンジ色を大胆に採用したとか。

フラグシップモデル:20Gbps対応のRINKU USB-C&USB-C 3.2 (GEN2x2) 

1つ目はRinkuケーブルのフラグシップモデルである、RINKU USB-C&USB-C 3.2 (GEN2x2) 。その名の通り20Gbpsのデータ伝送・Thunderbold 3・4K/60Hzの映像伝送にも対応し、ノートPC等での外付けストレージへの接続はもちろん、外部GPUのへの接続もバッチリできるケーブル。
パッケージは当初の開発段階の情報(10Gbpsまでの対応)で記載されているため、実際のデータ伝送速度である20Gbpsとは異なっているものの、実際の性能はUSBの規格の中でも最速である”USB3.2 Gen2x2″に対応。現状手に入るUSB Type-Cケーブルの中では最も高性能なものにあたります。

ケーブルのデザインはナイロン編みで、5,000回もの折り曲げ試験をパスした頑丈な設計。端子部分も10,000回の抜き差し試験をパスし、さらに10kgの重量にも耐えられるという仕様。ただ高性能なだけでなく、頑丈で長く使えるというのはUSB Type-Cケーブルでは結構重要で、なかなか有り難いもの。
ケーブル自体はその頑丈さと高性能さを実現するためもあってか太め。それでも、簡単に折り曲げることが可能で、取り回しでは苦労しない印象。付属しているポーチにも簡単に収納できるため、持ち運びでも問題なさそうです。

本ケーブルの実力を最大限に発揮するためには、USB3.2 Gen2x2の接続に対応した外付けストレージと、マザーボードを搭載したPCが必要。USB3.2 Gen2x2に対応したマザーボードですら去年の後半に初登場しているため、手元の環境ではそのスピードをテストすることはできませんでした。
USB 3.1 Gen1の5Gbps接続までに対応しているXiaomi Mi Notebook ProとNVMe接続の外付けSSDを利用してテスト。USB 3.1 Gen1の場合、最大伝送速度は理論値で625MB/sで、実際の計測結果では434MB/sという結果に。少なくともケーブルがボドルネックにはなってないことは分かるのかなと。

本ケーブルは4K@60Hzの伝送にも対応。実際にGMKの14インチ・4K解像度のディスプレイであるGMK XpanelとXiaomi Mi Notebook Proを接続してテスト。60Hzでの伝送ができ、上のように超高精細な描写を楽しむことができます。

100W給電を手頃な価格で実現。USB-C & USB-C 100W充電対応ケーブル

もう一つのケーブルは縞模様のオレンジ色が映えるUSB-C & USB-C 100W充電対応ケーブル。データ伝送に関してはUSB 2.0の480Mbps/sにスペックダウンしつつ、給電性能に関してはUSB Type-Cの規格上最大となる100Wに対応。もちろん、e-Markerも搭載しています。

充電性能メインのこちらのケーブルは、先に紹介したUSB-C 3.2ケーブルに比べると細く、また、端子部分も小さめ。それでもナイロン編みの堅牢な素材でこちらも5,000回の折り曲げテスト、10,000回の抜き差し試験などをパス。ケーブルの頑丈さでは、100Wという電力を流すケーブルなだけあり十分な強度を確保しています。
取り回しは若干ケーブルの太さが細いこともあり、こちらのほうがやりやすい感じ。ちなみに、USB-C & USB-CはUSB-C 3.2Genの1mとは異なり2mと長く外出先でというよりは、例えば家の中で設置するという場面の方が活用できそうかも。
再びXiaomi Mi Notebook Proに登場してもらい充電性能をチェック。そもそも100W給電に対応しているノートPCはかなり限られており、Mi Notebook Proは当然非対応。最大60Wの充電に対応しているものの、テスト時には45W給電にとどまる結果に。
充電器側はHyperJuice 100W Chargerに単独で刺しているため、最大出力が利用できるはずですが、恐らくバッテリーの残量の都合から45W給電になったものと推測。100Wでの充電能力の確認をできない結果でしたが、きっとできるはずです。対応機器同士なら。

Rinkuケーブル:間違いのないケーブルを手軽に。Rinkuケーブルでデータも充電もOK

性能の検証に関しては20Gbps通信も、100W給電に関しても中途半端なものになってしまったものの、今回テストしたRinkuケーブルは安価でありながら現時点のUSBの最高性能を実現したり、100Wの電力伝送に対応したりと性能面をとことん突き詰めた製品でした。

現在AmazonではUSB-C to CのGen 2×2ケーブルが約1,500円、100W給電のケーブルが約800円で販売中。ただ真っ黒で、性能面でも不安があるケーブルよりも、性能も、耐久性も、さらに価格までお買い得なRinkuのケーブルはUSB Type-Cにデータ伝送も、給電も統一していく中で最適だと感じます。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています