ガジェット レビュー

【Amazfit Stratosレビュー】GPS搭載でトラッキングにも。電池持ち、機能性、デザインを両立したAmazfit Stratosを使い倒す

例年にない暑さを記録している今年の夏は、熱中症対策を始め健康管理の重要性がこれまで以上に叫ばれる夏でした。健康管理といっても水を飲むだけでは不十分で、適度な運動も必要なのは紛れもない事実。暑い季節の運動のモチベーションを維持するのには、その成果を可視化できるデバイスがあると便利。Amazfit Stratosは日常生活のすべてを記録してくれる最高のスマートウォッチでした。

Amazfit StratosはXiaomi傘下Amazfitから登場しているスマートウォッチ。様々な場面で使えるデザインと、優秀なトラッキング機能、さらに実用的な通知表示・アプリを搭載したモデル。さらにバッテリーは最大5日間持ち、毎日の充電に悩まされる必要もないのもポイント。それでいて169ドルと破格の製品なんです。

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TPOを気にせず使えるデザイン。ビジネスにも、カジュアルにも

パッケージを開けると、ぱっと見では普通の時計と変わらない形で本体が鎮座。これだけでは、スマートウォッチではない普通の時計としても十分通じるレベル。

Huawei Watchと比較したところ

Amazfit Stratosの本体は通常の時計とほぼ同じサイズ感。時計の縁と横のボタンはメタル仕上げとなっているため、スマートウォッチによくある「プラスチック感」を排除。派手すぎないデザインのお陰で腕元におとなしくフィットしてくれます。見た目は「普通の時計」を貫いているため、会社で使っていてもスマートウォッチとは気づかれないのもポイント。場所を選ばず使える時計としても十分使えます。

高級・高機能スマートウォッチの一つ、Huawei Watchと並べてみたのが3枚目。雅さという意味ではHuawei Wtchに敵わないものの、見劣りするわけでもない感じ。写真からは分かりづらいものの、本体はAmazfitの方がかなり薄く、軽くなっており手首の疲れを軽減してくれます。

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背面には心拍数測定用のHRセンサーを搭載。心拍数は24時間常時計測することが可能で、その結果は本体やアプリ上からも確認可能。また、睡眠測定でも心拍数も利用することでより高精度な測定が可能になっています。
充電は背面の充電専用端子にドックを取り付けることで可能。Apple WatchやHuawei Watchのようなマグネット式ではなく、かっちりはめるタイプで不意に外れて充電が止まらないのも考えられていました。

本体ディスプレイは1.34インチのOLEDディスプレイ。ただ、ちょっと発色は悪いのは気になるところ。屋外での視認性はOLEDらしく結構よく、直射日光下でも時刻を苦労せずに確認できました。
Amazfitアプリと連携することで、通知表示機能が利用可能。日本語も特に文字化けなどなく難なく確認できたのは嬉しいところ。その他にも天気予報の表示機能やコンパス、タイマー、ストップウォッチ、音楽再生(Bluetooth経由)を搭載し、スマートウォッチとしての拡張性は十分。
音楽再生機能が最も役に立った場面が、ランニングの際。スマートフォンも専用DAPも持ち運ばずに音楽を聞きながら走りたいというときにはAmazfit Stratosと完全ワイヤレスイヤホンQCY T1 Proの組み合わせが最高。詳しくはQCY T1 Proのレビューを。

ルートも、高度も、カロリーも全部これ一つで記録

Amazfitアプリ

Amazfitアプリ

Amazfit Stratosの一番のポイントは高機能なトラッキング機能。運動に関することであれば、歩数、距離はもちろん、運動強度に移動高度、心拍数の変化、ルートもすべて記録可能。自動的に消費カロリーも計算してくれ、まさに最強のトラッキングツール。

日々の運動の結果は本体でも確認可能。6.75kmのランニングを行った際には運動強度や走った距離、ルートに関しての詳細が表示。計測にはスマートフォンを常に身につける必要はなく、Amazfit Stratosのみですべての計測ができてしまうのが他のスマートバンドと決定的に違うところ。

ランニングコースも記録(Google Mapにオーバーラップして表示も可能)

先程の内容と同じ運動について、Amazfit Stratosにも対応しているXiaomi Mi Fitでも確認。Mi Fitでの計測結果の同期にはAmazfitの専用アプリのインストールも必要と二度手間ではあるものの、以前紹介した体組成計と合わせて利用することでより網羅的に運動や体の状態を確認できるのは大きい。

Mi Fitから確認できるのは、ランニングやウォーキングのトラッキング結果のみ。Amazfit Stratos側では登山や水泳も含めて更に多くの種類の運動のトラッキングが可能。この点はMi Fit側でも対応する幅を増やしてもらえると有り難いなという印象。それでも、Mi Fitでも上のように心拍数やストライド、高度も確認できると運動の成果が可視化できてモチベーションアップに繋がります。

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Amazfitのアプリで同期できる運動は、登山や水泳、サイクリングにトレイルラン、トライアスロン、スキー、テニス…とありとあらゆる運動を網羅。上では青梅・御岳山の登りから下山までを記録してみたもの。移動コースに高度、スピード、心拍数、消費カロリーも全部計測されており、どれくらいの運動をして成果を得たのか一発で確認できました。

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睡眠計測もバッチリ。日々の健康管理には欠かせない

Amazfitアプリ上での睡眠計測結果

Mi Fitアプリ上での睡眠測定結果

Amazfit Stratosのロングバッテリーは、日常生活のすべての記録に最適。特にその真価を発揮するのが睡眠計測や歩数測定。スマートウォッチ型でありながらバッテリー残量を気にせずに夜も着けっぱなしでOK

睡眠計測を使えばその日の睡眠の質が一目瞭然。何時間寝ていたのか、入眠時刻・覚醒時刻は何時だったのかはもちろん、深い眠りの時間も自動計測。Amazfitアプリでは講評はないものの、Mi Fitアプリでは点数化され、さらにアドバイスも確認でき、日々の睡眠の質も向上させられるわけ。

Amazfitアプリ

Amazfitアプリ

Xiaomi Mi Fitアプリ

歩数計機能もAmazfitなら非常に有能。常に歩数を計測し続けることで、どの時間にどの程度の歩き方で歩いて、何キロカロリー消費したかまですべて計算。アプリ上で簡単に歩数の履歴も確認でき、毎日何歩歩いてるのか確認しながら運動できるのも魅力。

上に出している8月9日は会社で仕事をしていたわけですが、意外と勤務中にも歩いてるのがわかって新鮮だったり。Amazfit上では一日の歩数の目標を設定し、時計上で目標達成時や半分到達時に通知が出てモチベーションアップにも最適。

すべてをトラッキングするAmazfit Stratos。つけたら外せない一本に

Amazfit Stratosを購入してからはや4ヶ月、毎日着けて使ってみた結果としては「これなしでは生活できない」ほど馴染んだガジェットということ。睡眠計測のために夜も着けっぱなしになるわけですが、軽くて薄いボディのおかげで意外と慣れ、会社では特にスマートウォッチだと気づかれず、通常の時計からスムーズに移行できました。

健康維持のための日々の運動を計測するだけでなく、常日頃から自分の健康状態を数値化して確認していけるAmazfit Stratos。スポーツをしてる方はもちろん、ライトなユーザーにもピッタリな製品に感じます。

ここまで多彩に使えて値段は169ドルと実質2万円弱。使ってみればかなりお買い得に感じる製品。ぜひ、チェックしてみてください。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています