男のロマンという言葉があります。ピクシブ百科事典では「男の中に死ぬまで消えずに存在する… 憧れ、夢、理想…そしてファンタジーとかそういうものである。」という記載があるこのもの。その一つは空だったりするのではないでしょうか。そして、その空に対してのロマンを満たしてくれるのが、自由に空を飛んでくれ、しかも写真や動画も撮影できるドローン。
そもそも一昔前には存在すらしていなかったドローンですが、今では非常に安価に手に入れることが出来るようになり、誰でも鳥のように大空からの景色を楽しめるようになりました。当ブログでもドローンの良さを実際に保有していたDJI Phantom 3での空撮映像を交えながらご紹介していました。
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今回、満を持して5月21日に日本国内でDJIより発売になった最新のドローン、DJI Mavic Air 2を購入したのでレビュー。残念ながら購入以降、土日に晴れなかったためフォトレビューのみですが、政府からの10万円の使いみちの一つとしてご覧いただければ幸いです。
DJI Mavic Air 2はDJIから登場した最新のミッドレンジ・ドローン。空撮ドローンとして搭載しておいて欲しいすべての機能を搭載した製品で、これさえ買っておけば困らない、という製品。1/2インチの大型センサーによる4800万画素の写真撮影に、4K/60fpsの高精細な動画撮影、1080P/240fpsのスローモーション撮影、HDRパノラマ撮影、34分間の最大飛行時間、そして6kmにも及ぶ長距離の動画伝送を実現。予備バッテリーなどがセットになったFLY MORE COMBOで132,000円で購入可能です。
驚きのコンパクトサイズに充実の付属品。あとは飛ばすだけのFly More Combo
今回購入したのはドローン本体+送信機に加えて、予備のプロペラ、追加のバッテリーを2本付属させたDJI Mavic Air 2 Fly More Combo。Mavic Air 2は満充電のバッテリー1つで34分という長時間の飛行が可能なものの、実際に空撮をする場面ではもっとバッテリーが欲しくなるのは目に見えており、購入する際はFly More Comboが必須。バッテリー1つで1万円以上しますしね。
まずは箱の中身から確認。目を引くのが専用のキャリングケース。Mavic Air 2ならPhantomシリーズのように専用のバックパックを別途購入する必要なく、キャリングケースに入れるだけで済んでしまうんです。また、クイックスタートガイドや3組のプロペラも登場。
他の付属品はすべてキャリングケースに収納。全部出して並べて見たのがこちら。詳しく何が入っているかは、DJIの代理店のSEKIDOが公開しているのでこちらを参照していただければ。
複数のバッテリーを運用する際に必須となるバッテリーの充電ハブや、様々な気象条件での撮影を可能とするNDフィルターが3種類付属したりしておりこのまま持ち出せば長時間、晴天でも雲天でも撮影できるスタンバイOKなわけ。
開封してセットアップをする前に、バッテリーと送信機の充電は必須。コンパクトにまとめられた専用充電器は、バッテリーハブと送信機に同時に給電可能。送信機はUSB Type-C端子を利用しており、万が一外でバッテリーが切れてもモバイルバッテリーなどからも給電可能です。
手でひょいと持ち上げられるサイズでも、広げるとフルサイズのドローンが登場
DJI Mavic Air 2の最大の特徴は、高性能すぎる機能を持ちながら折りたたみ時には手のひらに収まるコンパクトサイズを実現したこと。上の写真のように広げた際には幅は25cmと非常に大きくなり最大風圧抵抗は29~38km/hに対応。ビューフォート風力階級表ではレベル5「葉のある灌木が揺れ始める。」程度の飛行に対応し、そのレベルはDJIから登場していた最上位モデルのPhantom 4 Proに匹敵するわけ。
また、最大水平飛行速度は19m/s=68.4km/hと時速60kmの高速での飛行も可能。上昇も時速14kmというスピードで可能で、航空法の限界である高度150mには理論上40秒で到達。飛行性能は小型でも十分すぎるレベルなわけ。
なお、重量はプロペラとバッテリーを装着した状態で568g。以前保有していたPhantom 3が1280gだったのに比べると半分以下の軽量さ。この重さならどこに持っていくにしても困らないわけです。
カメラ部分はDJIのさ新技術を駆使して非常に小さなスペースにまとまっているのもポイント。この小ささのジンバルはDJIから登場している小型カメラのOSMO Pocketを彷彿とさせます。ジンバルの性能は結局まだ飛行させてはいないものの、自宅でカメラを起動させた感じは、期待を降っても全くブレを感じないレベル。実際の飛行時のクオリティも楽しみになります。
その他の写真については特にコメントする部分がないので写真だけで。先代のDJI Mavic Airに比べるとMavic Air 2はカラーバリエーションなどがなくなりシルバー一色になってしまったものの、個人的には十二分に美しいデザインで惚れ惚れしてしまいます。
写真の中で目立つ黒い●は障害物回避のためのセンサー。前方、後方、下方にセンサーを搭載し高度操縦支援システム(APAS)3.0を活用して複雑な状況で、信頼性の高い障害物回避機能を行うマッピング技術を実現しているのです。
自宅にいる間にアクティベーションと、DJI Care Reflesh、そしてアップデートを
残念ながら土日に晴れどころか雨だったため、初飛行すら出来ていませんが、自宅にいる間に出来ることもドローンはたくさんあるのはお忘れなく。初回飛行の前に意外と忘れがちなのが、製品のアクティベーションとアップデート。この初回セットアップの流れは確認しておきましょう。
DJIの製品は商品ごとに必要になるアプリが異なっており、このMavic Air 2とMavic Miniは最新の”DJI Fly“が必要。動作確認済みの端末はハイエンドスマートフォンに限られており、私の手元の端末ではGalaxy S10のみが該当。実際にはXiaomi Redmi K30 5Gでも問題なくドローン本体に接続できましたが、格安モデルでは動作が厳しい可能性が高いので注意が必要です。
送信機にスマートフォンを専用のケーブルで接続し、DJI Flyアプリを起動すればセットアップが開始。画面の指示に従ってDJIアカウントにログイン/登録し、アクティベーションを行います。
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10万円超という非常に高額なドローンを購入するのだから、万が一の際の保険は必須。購入後最初の1年間のみ利用可能なDJI Care Refreshは絶対購入すべき。1年間に2回の製品交換サービスを受けることが可能で、通常保証対象外になる水没も対応。特に操縦に慣れない最初の1年間は手厚い保障を受けておくのは必須です。
また、ドローンというある意味危険な製品を使う上でのマナーとも言えるのが保険。Mavic Air 2にはDJI 無償付帯賠償責任保険が付属しており、1年間は対人対物の補償のある保険が無料で利用可能。2年目以降は有料ですが、当然ドローンユーザーとして加入はマナーです。
初回飛行時に盲点となるのがファームウェアアップデート。DJI製品は操作性の向上や、バグの修正のため頻繁にアップデートが配信されており、まだ発売されたばかりの本製品でもアップデートが公開済み。意外と容量があり、また、アップデートに時間がかかり、製品のバッテリーも消耗するため、時間のある間にアップデートをしておくと飛行前に慌てずに済みます。
DJI Flyアプリでは、過去の飛行も含めた飛行履歴を確認可能。私は以前保有していたPhantom 3のおかげでデータが残っており、意外と飛行させていたことに驚きました。ただ、まだ一定の経験の指標となる10時間には程遠く、今後ガンガン飛ばしていきたいとも感じますね。なお、別のアプリで飛行させた履歴の詳細は確認できないため、合計時間のみ見れるようです。
どこにでもすぐに持っていける小型サイズのドローン、あなたもロマンを叶えに
今回購入したDJI Mavic Air 2。コンパクトに折り畳め、しかも500g台という軽量さながら4K撮影にも対応した超・高性能なモデル。購入から1週間超でありながら好天に恵まれず初飛行には至っていないもの、製品を触っているだけで高いポテンシャルを感じることが出来ました。
次の記事では実際の飛行風景も含めてご紹介出来ることを夢見て本記事は終わりとしたいと思います。ぜひ、読者の方もこれからの夏に向けてロマンを叶えられる高性能ドローンを試してみてはいかがでしょうか?
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