【OPPO Enco Air 2 Pro】軽いフィット感と大型ドライバーによる音場のあるサウンド、そしてアクティブノイズキャンセリングで静かな環境を実現するワイヤレスイヤホンOPPO Enco Air 2 Proレビュー
ワイヤレスイヤホンの世界は常に日進月歩。当ブログの開設当初は、microUSB端子を左右それぞれに搭載して耳に引っ掛けるようなちょっと大きめの完全ワイヤレスイヤホンが登場し始めた時期でしたが、先日レビューしたような超小型なモデルが登場するほどに。その中で音質が良いのは当たり前として、つけ心地やノイズキャンセリング性能など付帯的な部分での差がつくようになってきました。
今回は軽いつけ心地と適度な遮音性、そしてアクティブノイズキャンセリング機能による静寂性を実現した完全ワイヤレスイヤホン、OPPO
Enco Air 2
ProをOPPOよりお借りしたのでレビュー。12.4mmの大型ドライバーによるダイナミックなサウンドを実現したモデルで、8,480円8月31日までの限定で7,630円という安価な価格設定も嬉しい製品です。
Enco Air 2
ProをOPPOよりお借りしたのでレビュー。12.4mmの大型ドライバーによるダイナミックなサウンドを実現したモデルで、
OPPO Enco Air 2 Pro
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本体自体は意外と大きめ。ほどほどの軽量さと装着感を実現
パッケージと同梱品は写真の通り。本体と説明書、本体に装着済みのMサイズのイヤーピースの他にXとSサイズのイヤーピース、そしてUSB
Type-Cケーブルのミニマムな付属品です。
Type-Cケーブルのミニマムな付属品です。
ケースは少し大きめの楕円形型。写真では分かりづらいのですが白のプラスチックの本体の外側に透明な覆いがある2重構造でケース全体に光沢感のある少し高級感のあるデザインを実現しています。
下側には充電用のUSB
Type-C端子。ケースの蓋を開けた段階でイヤホンの電源が入りペアリングモードに切り替わるようになっており、耳につけている間にスマートフォンとの接続が完了してくれるためシームレスに使い始められるのも特徴です。
Type-C端子。ケースの蓋を開けた段階でイヤホンの電源が入りペアリングモードに切り替わるようになっており、耳につけている間にスマートフォンとの接続が完了してくれるためシームレスに使い始められるのも特徴です。
左:本機(OPPO Enco Air 2 Pro)・右:1MORE ComfoBuds Mini |
先述したように透明なアクリル部による2重構造などを実現したことで、イヤホン本体を収納している充電器兼ケースが少し大きめ。先日レビューしていた世界最小クラスのワイヤレスイヤホン、1MORE ComfoBuds Miniと比較すると2回りくらい大きめのサイズ感です。とはいえ、1週間以上毎日持ち歩いてみましたが、ズボンやシャツの胸ポケットにちょうどよく収まるサイズ感だったので持ち運びは困らなさそうです。
イヤホン単体の重量は左右合わせて約8g。12mmドライバーと、下に伸びたアンテナ部によって重量が重いように見えますが、軽量な本体を実現しています。なお、左右合わせて8gというのは、小型軽量なイヤホンとして紹介した1MORE ComfoBuds Miniと同じ重量でした。ケース込では49gでこちらも軽量です。
耳へのつけ心地はかなり軽め。この軽いつけ心地については、良い意味と悪い意味の2つがあり、前者では耳への圧迫感が少なく長時間つけっぱなしにしていても負担が少ないこと。耳孔にしっかりはまって密着するようなタイプは、2時間もつけていると耳が痛くなってしまいますがOPPO
Enco Air 2 Proはどれだけつけていても痛みを感じません。
Enco Air 2 Proはどれだけつけていても痛みを感じません。
ただし、軽いフィット感はそのまま耳の中でのズレやすさにも直結。個人の耳の形状にも依存しますが私の場合はEnco
Air 2
Proをつけた状態で口を動かしたり、もしくは、マスクを動かすとイヤーピースが外れていってしまいました。もう少しだけ耳孔へのノズル部が長ければと思うのですが厳しそう。とはいえ、普通に歩いていたり走るだけではずり落ちてこないのでその点は安心できそうです。
Air 2
Proをつけた状態で口を動かしたり、もしくは、マスクを動かすとイヤーピースが外れていってしまいました。もう少しだけ耳孔へのノズル部が長ければと思うのですが厳しそう。とはいえ、普通に歩いていたり走るだけではずり落ちてこないのでその点は安心できそうです。
大型のダイナミックドライバー搭載で、解像度と厚みのある低音が魅力
OPPO Enco Air 2
Proは完全ワイヤレスイヤホンの中では大型な12.4mmのダイナミックドライバーを採用。他のワイヤレスイヤホンと比べても文字通りダイナミックな音が再生できるのが魅力的で、普段の外出の際に好みの音質で音楽を楽しむ際にも最適。実際の音質をいくつかの音源を用いて、あえて通勤中に聴き比べた感想をピックアップ。なお、すべて「オリジナル」の再生モードで、アクティブノイズキャンセリングを有効にした状態です。
Proは完全ワイヤレスイヤホンの中では大型な12.4mmのダイナミックドライバーを採用。他のワイヤレスイヤホンと比べても文字通りダイナミックな音が再生できるのが魅力的で、普段の外出の際に好みの音質で音楽を楽しむ際にも最適。実際の音質をいくつかの音源を用いて、あえて通勤中に聴き比べた感想をピックアップ。なお、すべて「オリジナル」の再生モードで、アクティブノイズキャンセリングを有効にした状態です。
若者のすべて – フジファブリック (Amazon Music HD)
夏の終わりに聞きたくなるこの曲。ピアノとギターの音色からイントロが始まるこの曲は、少しずつ音が足されていきながら哀愁漂う雰囲気を出す曲。楽器が増えていった状態でもギターとピアノ、そしてボーカルの余韻を残すことができるのが肝という感じ。
Enco Air 2
Proの場合、音が増えていった状態であってもこのリバーブをないがしろにせず各楽器をそれぞれ独立して鳴らしてくれます。ボーカルに関してはちょっと前に出てくるように再生し、ギターとドラムスが増えても程よい心地よさを実現してくれていました。
Proの場合、音が増えていった状態であってもこのリバーブをないがしろにせず各楽器をそれぞれ独立して鳴らしてくれます。ボーカルに関してはちょっと前に出てくるように再生し、ギターとドラムスが増えても程よい心地よさを実現してくれていました。
One Last Kiss – 宇多田ヒカル (Amazon Music Ultra HD)
他のイヤホンレビューでもリファレンスに組み入れている宇多田ヒカルのOne Last
Kiss。若者のすべてと同じように少しずつ音数が足されていき、そして楽器、ボーカルの両方にリバーブ、さらにコーラスまでとてんこ盛りの楽曲です。
Kiss。若者のすべてと同じように少しずつ音数が足されていき、そして楽器、ボーカルの両方にリバーブ、さらにコーラスまでとてんこ盛りの楽曲です。
他のワイヤレスイヤホンで再生すると、どうしてもコーラスでの立体感のある音作りを再現できないのですが、Enco
Air 2
Proでは予想以上に再現。左右へのステレオ感はもちろん、奥行きもある音を再生できているのは12.4mmのダイナミックドライバーのおかげかと。解像感も高く、有線のイヤホンには及ばないものの十二分に音源を楽しく聴くことができます。
Air 2
Proでは予想以上に再現。左右へのステレオ感はもちろん、奥行きもある音を再生できているのは12.4mmのダイナミックドライバーのおかげかと。解像感も高く、有線のイヤホンには及ばないものの十二分に音源を楽しく聴くことができます。
彩~Aja~【2018 Remaster】 – サザンオールスターズ
何を思ったのかこれまでリファレンスとして挙げたことのないサザンオールスターズの楽曲を。ロック調の楽曲と、桑田さんの声をどれだけ再生できるのかと思って選びました。バンドサウンドだからといっても油断は大敵、コーラスが入っていたり、他の楽器が入っていたり意外と盛りだくさんな楽曲です。
リマスター版というところも影響していると思いますが、Enco Air 2
Proで再生するとハキハキとしたサウンドが特徴的。ステレオ感+奥行きの両方を再現できていることで、小型なだけの完全ワイヤレスイヤホンに比べて頭を中心に音の鳴っているエリアが広く感じます。ワイヤレスイヤホンでここまで聴けるなら十分満足できるレベル。解像度が高めなのはもちろん、ベースラインを逃さずに再生し、桑田さんの声は楽器が増えてもよく通る、そんな音でした。
Proで再生するとハキハキとしたサウンドが特徴的。ステレオ感+奥行きの両方を再現できていることで、小型なだけの完全ワイヤレスイヤホンに比べて頭を中心に音の鳴っているエリアが広く感じます。ワイヤレスイヤホンでここまで聴けるなら十分満足できるレベル。解像度が高めなのはもちろん、ベースラインを逃さずに再生し、桑田さんの声は楽器が増えてもよく通る、そんな音でした。
サザンオールスターズ/海のOh,Yeah!!
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もう一つ重要なのはアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能。レビューにあたっては通勤時はもちろん、新幹線に乗った際や街なかを歩いている際など様々な場面でそのノイズキャンセリング性能をテスト。特に、先述したように軽いつけ心地を実現している分、遮音性は高いとは決して言えないためこのノイズキャンセリング性能が快適さと実用性で重要なファクターとなります。
ノイズキャンセリング機能は、OPPOの公式アプリである「Hey
Melody」からON/OFF/トランスペアレントモード(外音取り込み)を選択可能。加えて、イヤホンのタップによってON/OFFを切り替えるよう設定することも可能です。なお、Hey
Melody上から左右のイヤホンのセンサーのタップによる動作を調整することも可能なため、曲戻しの挙動を有効にしたり、ボリューム調整機能を持たせることもできました。
Melody」からON/OFF/トランスペアレントモード(外音取り込み)を選択可能。加えて、イヤホンのタップによってON/OFFを切り替えるよう設定することも可能です。なお、Hey
Melody上から左右のイヤホンのセンサーのタップによる動作を調整することも可能なため、曲戻しの挙動を有効にしたり、ボリューム調整機能を持たせることもできました。
アクティブノイズキャンセリングの性能はそれなりに優秀。電車に乗っている際の走行音をかなり低減してくれます。ただ、低温でも比較的大きなエアコンの作動音やアナウンスの音は軽減するのみで聞こえなくなるわけではないという印象。完全に無音の環境を作るよりはちょっと静かな空間を作ってくれる感じです。
オフィスで作業をする際に、ちょっと集中したいタイミング等にも利用してみました。その際のノイズキャンセリングは予想以上の優秀さで、真後ろの席での話し声はおろか、近くに来た人から話しかけられても気が付かないレベル。
完全ワイヤレスイヤホンのノイズキャンセリング機能は、そのつけ心地で得意不得意があるように感じたのも事実。例えば遮音性が高い分つけっぱなしにしておくと耳が痛くなってくる1MORE ComfoBuds Miniは移動中に、遮音性は低い代わりに長時間ずっと静かな環境を実現できるOPPO Enco
Air 2
Proは騒音というより周りのガヤガヤ音を軽減したいカフェなどで、という風に使い分けるのも良いのかも。
Air 2
Proは騒音というより周りのガヤガヤ音を軽減したいカフェなどで、という風に使い分けるのも良いのかも。
ずっと静かな環境を手軽に実現。音楽表現も結構イケるそんな製品
今回レビューしたOPPO Enco Air 2
Proは、軽い装着感で長時間つけていても快適さを損なわない、そんな完全ワイヤレスイヤホンでした。それでいながら、12.4mmの大型ダイナミックドライバーや、周りの騒音を軽減するアクティブノイズキャンセリング機能も搭載。カフェ等で自分だけの静かな空間を実現したり、移動中の騒音を軽減して快適にできるそんな製品。
Proは、軽い装着感で長時間つけていても快適さを損なわない、そんな完全ワイヤレスイヤホンでした。それでいながら、12.4mmの大型ダイナミックドライバーや、周りの騒音を軽減するアクティブノイズキャンセリング機能も搭載。カフェ等で自分だけの静かな空間を実現したり、移動中の騒音を軽減して快適にできるそんな製品。
OPPO Enco Air 2 Proは8月26日より8,480円8月31日までの限定で7,630円にて発売開始。手頃な価格でありながら高音質と、ノイズキャンセリング性能を実現しており、移動先での快適な音楽再生を楽しむ製品としても良い感じ。2つ目の完全ワイヤレスイヤホンとしてもぜひ購入候補にいれて良いと思える製品でした。
OPPO Enco Air 2 Pro
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OPPO Reno7 A
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