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【FiiO X5Ⅲ】FiiO M11登場の今だからこそ振り返る名機。精細なディテールも伝えきる実力とFiiO Linkのスマートフォン連携を両立したFiiO X5Ⅲ再レビュー

先週発表になったFiiO M11。当ブログでは発表会の様子を伝えた記事が2日で2,000PVを上回るアクセスを頂き、書いた本人としても大いに驚いております。発表会中でM11について説明する中で、2016年末に登場していたFiiO X5Ⅲについて触れられていたのが印象的でした。今回はそんな名機とも言えるFiiO X5Ⅲを2年ぶりにレビュー。ファームウェア更新で便利になってるX5Ⅲは今でもオススメです。

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ファームウェアアップデートでFiiO Link対応に

去る2月26日にFiiOのXシリーズのプレーヤーであるFiiO X7、X7 MKⅡ、X5Ⅲの3モデルに最新のファームウェアアップデートが配信。ここで、これまでのXシリーズの中身を大幅にアップデートし、FiiO LinkやHuawei HWAへ対応しました。M6を始めとするMシリーズと同等の機能が搭載になり機能性が大幅に向上したわけ。

FiiO Link対応になったことで、X5Ⅲの再生する曲をスマートフォンから操作可能に。特に有線接続での利用がメインとなってくるXシリーズでこそ本体に触らずに操作できる恩恵があるわけでこのアップデートはXシリーズユーザーにとっては最高。昔の機種でも見捨てないのがFiiOの素晴らしいところです。
また、Mシリーズ同様AirPlayにも対応。加えてHuawei HWAにも対応したことで、ワイヤレスオーディオでの選択肢も増加。ただし、LDACには対応しておらずワイヤレスの性能ではMシリーズが上。それでも、ここまでXシリーズの選択肢が増えると、BTR3などと連携させて使う上でも良さそうです。

デュアルDAC×バランス出力だからこその解像度は秀逸

再生画面もブラッシュアップ

右はFiiO M6(2018年発売)
FiiO X5Ⅲのポイントと言えば、デュアル・モノラル構成で搭載しているDAC・AK4490。オペアンプ部もデュアルOPA1642、アンプ部はカスタム仕様のOPA426を採用し、高解像度と高出力を実現しているところ。デジタル/アナログの双方でMシリーズよりも遥かに高い性能を実現しているわけ。
ひさびさに高解像度イヤホン、LZ A4を取り出してFiiO X5ⅢとM6とで聴き比べていますが、X5Ⅲの解像度の高さはダントツ。そして、今だからこそX5Ⅲがいかに丁寧な音作りをしていたかも実感。基本的にFiiOの音作りは、日本人好みとも言われる弱ドンシャリで元気な音ですが、Mシリーズに比べてX5Ⅲはちょっと上品な音。
ギターはエレキでもアコギでも余韻も含めて漏らさずに奏でてくれますし、ピアノもメインでなくてもその存在がわかる程度の出方というようなバランスの取れた音。Mシリーズの場合は、ボーカルを前に出して楽しく聴かせるサウンドでしたが、じっくり聴くのにはやっぱりX5Ⅲと感じさせるものでした。高出力だからこその安定感のある音なのかもしれません。

アフターサービスも心配ない。それがFiiO品質

実は私が2017年頭に購入したFiiO X5Ⅲ、スタンドに刺して充電したままにしていたところ18年末にバッテリーが膨張する故障を起こしていました。しかも、X5Ⅲは並行輸入品を購入したもので、エミライのサポートは不可。もはや絶望的かと思ったところ、FiiOの本国で修理受付をしてもらえました。
その修理対応もFiiO品質で、こちらから問い合わせ後、指定された住所にEMSで本体を送り修理代と配送料をAliExpressで支払うだけ。今回はM6用の予備の画面保護フィルムも合わせてお願いしていましたが、かかった費用は35ドル+EMSの1,300円だけ。かなりオトクな価格で修理対応をしてくれて驚き。しかもEMSの発送から返送まで2週間ほどのスピードだったのも満足。
ファームウェアアップデートが未だに行われているのもそうですし、並行輸入品であっても本国でサポートをしてくれるあたりがユーザーの意見を取り入れながら新製品開発を行うFiiOらしいところかもしれません。(ただ、エミライの正規輸入品の購入を今はおすすめします)

FiiO M11はX5Ⅲの後継で、もっと上が今度来るとか

FiiO M11

最後に本モデルFiiO X5Ⅲの後継に近い形で登場したM11について続報を。積極的な情報発信に定評のあるFiiOの社長James氏によると、M11はあくまでもミッドレンジからハイエンドの中間だとか。M11の上にあと3モデルあるとのこと。

ちなみに、その3モデルについてはM11の発売(5月末)の4ヶ月後から1年で発売する計画だとか。もちろん、その開発過程で何があるかは分からないため確実ではないにせよ、今後さらなる上位モデル、特にX7系のアンプ交換式の登場に期待が高まります。

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1 コメント

  1. 現在、すでにAliExpressで日本向け発送可で購入できます。

    一番のレビューを期待します。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています