
2025年後半から2026年初頭にかけて、PC用ストレージとメモリの価格が異常なレベルで高騰しています。RAM(DRAM)は年初比で2.8倍に達するモデルもあり、SSDやHDDも軒並み50%以上の値上がりを記録している状況です。筆者自身も2025年7月にBiwin NV7400 4TB SSDを31,482円で購入しましたが、わずか半年後の2026年1月には同等クラスのFikwot FX991 4TBが43,656円と、約12,000円も高くなっていました。HDDも同様で、2025年8月に18,980円で購入したSeagate BarraCuda 8TBに対し、2026年1月のBuffalo外付け8TBは26,980円と、約8,000円の値上がりを実感することになりました。
この記事では、実際の購入体験をもとに、2025年後半から2026年初頭にかけてのストレージ価格高騰の実態と、限られた予算の中でどう対処したかを詳しくレポートします。私あーるが、この狂った市場環境で一体何を購入したのか、どう見つけてきたのかも含めて徹底解説します。
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なぜこんなに値上がりしているのか:AI需要と供給不足の構造的問題

まず、価格高騰の背景を整理してみます。2025年11月以降、DRAM(RAM)とNANDフラッシュ(SSD)の価格は過去に例を見ないスピードで上昇中。最大の原因と言われているのは、生成AI・データセンター需要の爆発的増加です。OpenAIのStargateプロジェクトをはじめとする大手クラウドプロバイダーが、世界のDRAM供給の30~40%を確保している状況で、AIサーバー1台あたりのメモリ搭載量も数百GB~TB単位に達しています。
メモリメーカーは3社寡占(Samsung・SK hynix・Micron)で、高利益のAI向けHBM(高帯域メモリ)生産を優先し、消費者向けのDDR4・DDR5やNANDフラッシュの生産を意図的に絞っていると言われています。さらに、2024年から2025年前半にかけての長期減産の影響が今になって表面化しており、Windows 10サポート終了(2025年10月)に伴う駆け込み需要の残り火も影響しているとか。
HDDについても、AI生成データのコールドストレージ需要増で意外に堅調な価格推移を見せており、史上初めてDRAM・NAND・HDDが同時に深刻な供給不足になっているという異常事態です。2026年前半が最悪期と見られており、後半から新ファブ稼働で徐々に緩和する可能性はあるものの、2019~2022年レベルの安値には戻らないというのがアナリストの見解なんだとか。
RAM編:DDR4延命という現実的な選択

私の現在のメインPCはDDR4世代で、本来であればDDR5への移行を検討していた時期でした。しかし、2026年1月時点のDDR5価格を見ると、32GB(16GB×2)で2.8~4.2万円、64GB(32GB×2)に至っては6~10万円超という異常な価格帯になっています。2025年春頃には32GBが1.2~1.8万円程度だったことを考えると、わずか半年から1年で80~150%の値上がりです。
この状況下で、DDR5への移行は現実的ではないと判断。偶然にもメインPCのRAMを2025年の7月に64GB(32GB×2)・3200Mhzの環境にアップデートしていたため現在手元にあるDDR4メモリを延命し、DDR5の価格が落ち着くまで待つことにしました。写真・動画編集などのクリエイティブ作業においても、現時点ではDDR4で十分なパフォーマンスを発揮できています。
RAMの価格高騰は、BTOメーカー各社も2026年1月以降の価格改定を告知しており、秋葉原の一部ショップでは購入制限も始まっている状況です。アイ・オー・データは2026年1月14日からメモリ製品の値上げを発表しており、Micronに至ってはCrucialブランドのメモリを2026年2月で事実上撤退するという動きも見られます。こうした市況を考えると、いまは手元のDDR4環境を維持する、というのがベターかなと。
SSD編:半年で1万円以上の値上がり、AliExpressで4TB SSDを調達

7月のBiwin購入から1月のFikwot購入まで
筆者は大容量の写真・動画編集を日常的に行っており、ストレージ容量の確保は常に課題です。2025年7月10日、AmazonでBiwin NV7400 4TB NVMe SSDを31,482円で購入しました。PCIe Gen4×4対応で、最大読込7450MB/s、書込6500MB/sという高性能モデルです。この時点では「4TB SSDが3万円台前半で買えるなら妥当」という感覚でしたが、今思えばこれが最後の安値圏だったのかもしれません。
しかし、編集作業の増加に伴い、さらに4TBのストレージが必要になってきました。2026年1月、再びBiwin NV7400を検討したところ、Amazonでは在庫切れ、AliExpressでも6万円台後半という価格で、わずか半年で2倍以上の値上がりという状況です。7月に3万円台前半で購入できたモデルが、同じ仕様で6万円を超えるというのは、いくら市況が厳しいとはいえ受け入れがたい価格帯。この状況を踏まえ、国内外を問わずBiwin NV7400の再購入は現実的ではないと判断し、AliExpressで他のメーカー・モデルを含めた幅広い調達を検討することにしました。
AliExpressでの候補比較:価格・性能・耐久性のバランス

なんとか今のうちに購入できるSSDを探し求めてAliExpressで4TB NVMe SSDを検索し、複数のモデルを候補としてピックアップしました。比較の軸としたのは、価格・読み書き速度・NAND種類(TLC vs QLC)・耐久性(TBW)・保証期間の5点です。PCIe 4.0×4対応で読込7000MB/s超のモデルが多数出品されており、セール価格(50%前後のディスカウント)を適用すれば4万円台から6万円台で入手可能という状況でした。
特に注目したのは、TLC NAND搭載モデルとQLC NAND搭載モデルの価格差です。TLCは書き込み耐久性が高く、TBW(総書き込み容量)が2000~4000TBWと大きいのが特徴ですが、その分価格も5~6万円台と高め。一方、QLCは耐久性が1200~1500TBW程度とやや低いものの、価格が4万円台前半に抑えられているモデルが複数存在しました。筆者の用途では常時大量書き込みを行うわけではないため、QLCでも実用上問題ないと判断し、コストパフォーマンス重視で選定することにしました。
以下、検討した主要モデルの比較表です:
| モデル/リンク | 価格(セール後) | 読込速度 | 書込速度 | NAND種類 | 耐久性(TBW) | 保証 |
|---|---|---|---|---|---|---|
Fikwot FX991 4TB(購入) | 43,656円 | 7300MB/s | 6300MB/s | 3D QLC | 1280TBW | 5年 |
| Fikwot FN955 4TB | 51,645円 | 7350MB/s | 6800MB/s | 3D TLC | 2800TBW | 5年 |
| SIX PCIe 4.0 SSD 4TB | 44,512円 | 7317MB/s | 6332MB/s | YMTC 3D NAND | 2400TBW | – |
| BIWIN NV7400 4TB | 66,833円 | 7400MB/s | 6500MB/s | YMTC 3D NAND | 4000TBW | 5年 |
| Fanxiang S880 4TB | 58,431円 | 7300MB/s | 6800MB/s | 3D TLC | 2800TBW | 5年 |
| MOVESPEED 7450MB/s 4TB | 56,975円 | 7450MB/s | 6500MB/s | TLC 3D NAND | – | 5年 |
選定理由:コストパフォーマンスとQLCの妥協点

最終的にFikwot FX991 4TBを選んだ理由は、価格とのバランスです。43,656円という価格は、候補の中で最安レベルでありながら、PCIe 4.0×4で読込7300MB/s、書込6300MB/sという十分な性能を実現。確かに3D QLC NANDという点は気になりました。TLC NANDの方が書き込み耐久性が高く、FN955の2800TBWやBIWIN NV7400の4000TBWと比較すると、FX991の1280TBWは見劣りします。
しかし、筆者の用途は主に写真・動画素材の保存と編集で、常時大量の書き込みを行うわけではありません。1280TBWは、1日100GB書き込んでも約35年持つ計算になるため、実用上は問題ないはず。一昔前の100TBWのような製品ではないわけです。また、FN955が約8,000円高い51,645円であることを考えると、その差額で別のストレージ購入した方が合理的だという結論に至りました。

Fikwotは深圳市领德创科技有限公司(IDCEMS)のブランドの一つ。IDECEMSはFikwotのほかにFanxiang、Edilocaといった日本のAmazonでも見かけるブランドを展開しており、SSDを始めとするストレージではなかなかの老舗メーカー。どれか一つくらいは見たことがあるかとも思うメーカーですし、買っても大丈夫そうかなと。

BIWIN NV7400のAliExpress版も検討しましたが、66,833円という価格は、7月にAmazonで購入した31,482円の2倍以上。同じメーカー・同じモデルでこの価格差は受け入れがたく、ブランドへの信頼性よりもコストを優先することにしました。ただ、YMTC 232層のTLCが欲しいという場合はBIWIN NV7400は選択肢として十分検討に値するかと。
HDD編:外付け8TBの価格推移と外付け vs 分解の選択
8月のSeagate内蔵から1月のBuffalo外付けまで

筆者は2025年8月、Seagate BarraCuda 8TB(ST8000DM004)を18,980円で購入しました。3.5インチ内蔵HDD、SATA 6Gb/s、5400rpm、キャッシュ256MB、SMR方式のモデルです。当時は「8TBが2万円切るなら妥当」という感覚で、特に急ぎではなかったものの、将来的なストレージ拡張を見越して購入。6TBと8TBの2つを買っても3万円ほど。なんて幸せなタイミングだったことか…
しかし、2026年1月15日、同じ8TB HDDの価格を確認したところ、内蔵型・外付け型ともに軒並み大幅に値上がり。特に内蔵型のBarraCudaは、8月時点の18,980円から2.5~3万円台に跳ね上がっており、外付け型も同様の傾向に。
8月から1月の間に約8,000円(42%)の値上がりという現実は、HDDが「もう安くならない」という市況を如実に示しています。一時期、HDDは「オワコン」とまで言われ、大容量SSDの普及で価格が下がり続けるという見方もありましたが、AI生成データのコールドストレージ需要増により、むしろ供給が逼迫している状況になってしまいました。

この厳しすぎるHDDの司教を踏まえて、今回はこの状況下で、Buffalo HD-NRLDシリーズ 8TBを26,980円で購入することを決断。HDDの回転数を求めるわけではなかったので、何でも良いから8TBの新品のHDDを手に入れようとすると、外付けモデルというのは穴場。実際、バルクのSeagate BarraCuda 8TB(ST8000DM004)が30,980円なのに対し、ケースがついてくるとなぜか26,980円になるわけで不思議なものです。
私の現在のストレージ構成は、NASに6TB×2、8TB×1が既に稼働しており、メインPCには4TB SSD(Biwin NV7400)と2TB NVMe×2を搭載済み。外付けHDDとして購入すれば、そのままUSB 3.1接続のバックアップ用ストレージとして使えますし、将来的にメインPCの内蔵ストレージとして組み込む必要が出てきた場合は、ケースを分解してHDD本体を取り出すことも可能で使い勝手も良いですしね。
市況分析:なぜ今買うべきか、心理的高騰を超えた現実
2026年前半が最悪期、後半も楽観視できない

多くのアナリストが一致して指摘しているのは、2026年前半(Q1~Q2)が価格高騰の最悪期になるという見通しです。DRAMとNANDフラッシュの供給不足は構造的な問題であり、短期間で解消する見込みは薄いとされています。Phison CEOは「NAND不足は10年続く可能性がある」とまで発言しており、悲観論も根強い状況です。
2026年後半から新ファブ(工場)の稼働が予定されており、徐々に供給が改善する可能性はあります。しかし、2019~2022年のような「4TB SSDが1万円台前半」「32GB RAMが1万円前半」といった楽しかったあの頃の安値水準に戻ることは、ほぼ絶望的というのが業界の見方です。むしろ、2026年後半に価格が下がったとしても、現在の高騰前(2025年春頃)の水準には届かないという予測が主流です。
購入制限と値上げラッシュの現実
日本国内では、2025年12月から秋葉原の一部ショップ(アーク、ドスパラなど)でメモリとSSDの購入制限が始まっています。1人あたり1~2枚までという制限で、転売対策と供給不足への対応が同時に行われている状況。また、アイ・オー・データは2026年1月14日からSSD最大34.9%、HDD最大15.4%の値上げを発表しており、BTOメーカー各社も2026年1月以降のPC本体価格改定を告知しています。
Micronに至っては、Crucialブランドのメモリ・SSDを2026年2月で事実上撤退するという動きも見られ、消費者向け市場からの撤退が加速しています。これは、AI向け・データセンター向けの高利益製品に経営資源を集中させる戦略の表れであり、今後ますます消費者向け製品の選択肢が狭まる可能性を示唆しています。
一定の心理的高騰もあるが、今買って損はない

現在の価格には一定の「心理的高騰」も含まれているかと。私も慌てて買っているわけですし、供給不足のニュースが広まることで、消費者が先回り購入を行い、需要がさらに高まるという循環です。しかし、7月から1月の間に実際に1万円以上の値上がりを目の当たりにすると心理的要因だけでは説明できない実体的な価格上昇と言えるのかなと。
「様子を見てから買おう」という選択肢もありますが、2026年後半に価格が下がる保証はなく、むしろさらに上がるリスクの方が高いというのが現状です。私あーるとしては、本当に必要なストレージ・メモリがあるなら、今のうちに確保しておいて損はないと判断しました。特に、仕事や趣味で大容量のデータを扱う方、写真・動画編集を行う方、ゲーム環境を整えたい方にとっては、ストレージ不足は致命的です。
まとめ:2026年はストレージ受難の年、計画的な確保を

2025年後半から2026年初頭にかけてのRAM・SSD・HDDの価格高騰は、単なる一時的な需給バランスの崩れではなく、AI需要という構造的要因に基づく長期的なトレンドです。筆者自身、7月から1月の間に4TB SSDで約12,000円、8TB HDDで約8,000円の値上がりを実体験し、「もう安くならない」という現実を痛感しました。
DDR4の延命、AliExpressでのSSD調達、外付けHDDの早期確保という3つの対策は、いずれも完璧な解決策ではありませんが、限られた予算の中で最大限のストレージ容量を確保するための現実的な選択かなと。「様子を見てから」という選択肢は2026年前半が価格高騰の最悪期と予測される中、ちょっと厳しいかも。皆さんも、ご自身のストレージ環境を見直し、必要そうならお早めにご検討を。AliExpressでセールもやってますし。
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