【エデンルクス OTUS】8枚の特殊光学レンズが5分間で60回以上回転。目元をほぐすのではなくピント調節の筋肉を動かして眼の筋トレをする眼のトレーニング機器OTUS アイマッサージャー レビュー【PR】

パソコンとスマートフォンを一日中見ている人にとって、目の疲れは慢性的な不具合のようなもの。夕方になると画面の文字が滲んで見える、スマホから顔を上げたときに遠くの看板へ焦点が合うまで一拍かかる。そういう自覚がある方は多いかと思います。対策として思いつくのは目薬、ホットアイマスク、あとは温熱や振動で目元をほぐすアイマッサージャーあたり。どれも疲れた目を休ませる方向の道具です。
今回はエデンルクスのOTUS(オータス)をメーカーより提供いただき、レビュー。8枚の特殊光学レンズが5分間で60回以上回転し、ピントを合わせ直す動きを繰り返し促すことで目の筋肉を動かす、韓国製の眼のトレーニング機器です。Amazonでもアイマッサージャーという商品名で並んでいますが、本機に目元をほぐす機能はありません。取扱説明書にも一般家庭用機器であり医療機器ではないと明記があり、アプリの文言も一貫して「トレーニング」で統一しています。休ませるのではなく動かす側の道具、というのが最大の特徴。執筆時点でのAmazonでの販売価格は34,800円です。
品番LUX01WW・本体約330gの目のトレーニング機器OTUSのスペック

OTUSの仕様は同梱の取扱説明書で確認。説明書は日本語化されており、左ページが各部名称と操作方法、右ページがセット内容と製品仕様表という構成。品番はLUX01WW、製造者はEDENLUX Corp.、生産国は韓国です。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| ブランド表記 | ötus⁺ |
| 生産国 | 韓国 |
| 本体寸法 | 205 × 90 × 80 mm |
| 重量 | 本体 約330g |
| 光学系 | 特殊光学レンズ8枚 |
| レンズ動作 | 5分間で60回以上回転 |
| 目幅調整 | ダイヤル式・58〜70mm |
| トレーニングモード | PHONEモード / TVモード |
| PHONEモードの注視距離 | 30〜50cm(スマートフォン・本・新聞など) |
| TVモードの注視距離 | 50cm以上(テレビ・モニターなど) |
| トレーニング時間 | 5 / 10 / 15 / 20 / 25分 |
| トレーニング強度 | 推奨の強度 / 弱めの強度 |
| 目のスコア測定距離 | 35〜45cm |
| 対応アプリ | Otus Plus(iOS / Android) |
| 充電端子 | USB Type-C |
| 定格電源 | 5V DC, 1A |
| 充電時間 | 約90分(空→フル充電) |
| 使用可能時間 | 約2週間(1日30分使用基準) |
| 使用環境 | 0℃〜40℃ / 相対湿度 70%RH以下 |
| 同梱品 | 本体、フェイスパッド、専用眼鏡フレーム、シリアルカード、レンズ拭き、収納ポーチ、USB充電ケーブル、アダプター |
金色のロゴだけが載る白い化粧箱と、専用眼鏡フレームまで揃う同梱品一式

化粧箱は白一色で、天面の中央に金色の小文字ロゴがひとつ載っているだけ。型番も写真もキャッチコピーもなく、健康器具というより化粧品かアクセサリーの箱に近い佇まいです。眼のトレーニング機器なのにちょっと高級感のある仕上がりになっているのが少し面白いところ。

蓋を開けると同梱品がひと通り入っています。ötusのロゴとFOR YOUR VISIONの文字が入った収納ポーチ、本体の線画が表紙になった取扱説明書、レンズ拭き、USB充電ケーブル、シリアルナンバーカードを収めた細長い箱。右上にある黒い8の字型のパーツは脱着ベルトではなく、メガネを掛けたまま使う人のための専用眼鏡フレームになっています。
ゴーグル型ボディの上面に並ぶ電源・目幅ダイヤル・モード切替の3つの操作系

OTUSは205mm×90mm×80mmというサイズに約330gの重量を持つゴーグル型の本体を採用しています。正面から見ると2つのレンズ窓が横に並び、その上の中央にötus⁺のロゴ。ボディはホワイトで、レンズ窓を囲う縁にローズゴールドのトリムが入っていました。頭に回すベルトはピンクベージュの布製。実際に装着してみるとかなりシュールな図になっていますが(特に髪の毛のせいで)本機のデザイン自体はなかなかおしゃれな仕上がりになっています。眼の辺りのデザインとか結構良いですよね。
操作系は本体の上面にまとめています。左端が電源ボタンで、長押しで電源のオンとオフ、短押しで一時停止と再開。右端がモード変更ボタンで、押すたびにPHONEとTVが切り替わり、その左隣の小さなインジケーターで今どちらなのかが分かります。ボタンは2つだけなので、装着したまま手探りで押しても迷いません。
上面の中央にあるローレット加工のダイヤルが目幅の調整用。58mmから70mmの範囲で左右のレンズ間隔を動かせます。取扱説明書にも、目幅に合うようにダイヤルを回して調整するようにと書かれている箇所です。
シリアルカードのバーコード読み取りから始まるOtus Plusの初期設定


OTUSは専用アプリのOtus Plusと組み合わせて使う設計で、本体単体ではトレーニングを始められません。アプリを入れて最初に出るのが国の選択で、プルダウンから日本を選んで確認をタップ。次がログイン画面です。深緑のヘッダーに白いötus⁺のロゴが載り、最下部にはby edenluxの表記があります。

アカウントを持っていないので新規会員登録へ進みます。入力するのはID、パスワード、ニックネーム、出生年度、電話番号、そしてシリアルナンバーの4ブロック。出生年度以外にはすべてアスタリスクが付いていて、つまり必須項目です。ガジェットのコンパニオンアプリとしては要求される情報が多めなので、電話番号まで預けることに抵抗がある方は、買う前に知っておいたほうがいいかと思います。

救いになるのがシリアルナンバー欄の横にあるカメラボタン。これを押すと読み取り画面が立ち上がり、同梱のシリアルカードのバーコードに合わせるだけで4ブロックが自動で埋まります。手打ちだと打ち間違えそうな桁数なので、この機能があるのとないのとでは登録の手間がだいぶ変わります。

登録の最後に追加情報の入力があります。性別、メガネ使用の有無、そして目の状態を複数選択する画面。選択肢は正常・近視・遠視・乱視・老眼・弱視・斜視・斜位・その他という並びで、私は近視と乱視を選んでメガネ使用ありで登録しました。この記事の使用感は、その条件での話として読んでいただければと思います。

登録が終わるとホーム画面に着きます。上段に目のスコアと最終確認日のカード、下段にトレーニング開始と履歴のタイル、その下にゲームでトレーニングのバナー。まだ一度も測っていないのでスコアの欄はハイフンのままです。なお画面最下部の著作権表記だけが韓国語のまま残っていて、ここは日本語化から漏れています。
ランドルト環と35〜45cmの距離制限で測る、遠点距離と近点距離の目のスコア

最初のトレーニングを始める前に、まず目の状態、スコアを測定します。測定にもOTUSを装着し、表示されるチュートリアルに従ってスマートフォンをスタンドなどに設置。文言が「設備とスマートフォンの角度を」となっていて、機器のことを設備と訳しているあたりに若干翻訳の粗さが残っている印象でした。


チュートリアルの確認が終わったらテストを開始していきます。スマートフォンと本体の間の距離に関しては35~41cmにするように指示されていますが、距離の縛りがかなり厳しめです。スマートフォンのセンサーなどを使って距離を計測しているようですが、実際の距離に関してその範囲から外れると赤いラベルに変わってしまうようでした。距離と角度がうまく合わせられないと写真のように0cmとなってしまうことも多い印象。もう少し計測の精度が高いと嬉しいところ。



距離が適正範囲に入るとラベルが緑に変わり、そこからが本番。上に表示されたランドルト環と同じ向きのものを、下の6つの選択肢から探してタッチするという形式です。視力検査と同じイメージでした。自分でタッチして進めるため、サクサク進めていく感じ。あっているとボタン全体が緑に、間違っていると赤になるようでした。
このテスト中は随時レンズが入れ替わるようになっており、一つ選択するとレンズとランドルト環の向きが変わって次のを選ぶという流れ。レンズが切り替わって実際の焦点距離が変わった際に眼がどれだけのタイムラグでピントを調整し直せるかを見ている様子。

結果に関してはこのように遠距離側と近距離側の両方について結果をまとめてくれました。レンズが切り替わってから輪の回答を押すまでの間の時間というのもこのようにまとめてくれて、自身の眼がどのような状態なのかというのを分析してくれます。
8枚の光学レンズの切り替えで目の筋肉をトレーニング

OTUSはPHONEとTVという2つのトレーニングモードを搭載。PHONEモードはスマートフォンや本など50cm以下の距離を見るとき用で、TVモードはテレビやモニターなど50cm以上を見るとき用。トレーニングに入る前の設定画面ではタブでこれを切り替えます。トレーニング時間は5分から25分まで5分刻みの5段階、強度は推奨と弱めの2択という構成で、まずは5分・推奨の強度を選びました。

始めるをタップすると本体のレンズが動き出し、アプリ側はカウントダウンに切り替わります。YouTubeや本など自由にご覧くださいという指示のあとに、注視距離は30〜50cmを維持すること、そしてただ見ているだけではなくはっきり見ようとしてくださいと指示されているようにスマホを操作しながら時間を過ごします。目を閉じて休む時間ではなく、能動的にピントを合わせにくというのがポイント。眼を外からマッサージするのではなく、いうなれば眼の筋トレをしているような感じです。

というわけで、装着したままスマホを持って見るのがPHONEモードの標準的な姿勢。TVモードならテレビやモニターのほうを向いて座っていればいいだけ。傍から見れば、ただ謎の機械を頭につけて画面を眺めているようにしか映らないのがシュールです。
実際には、レンズが切り替わるたびに手元のスマホがぼやけては戻り、またぼやけては戻ります。ピントが動いているのがはっきり分かる。そのたびに目が焦点を合わせ直しにいくので、5分のあいだ何もしていないようでいて意外と忙しい時間です。
終わったあとには、はっきりと疲れが残ります。目薬をさしたあとの爽快感とは正反対で、どちらかというと運動したあとの心地よい疲労に近い感覚です。8枚のレンズが5分で60回以上回るあいだ、ピント調節の筋肉を動かし続けていたことを考えればそりゃ疲れるよねという感じです。
効果を実感するまで続けるのは一苦労かも。筋トレと同じく継続がマスト

OTUSの本体は約330gで、横から見ると顔の前へせり出す形になります。装着すると重さを感じるのはこの前方部分。ただ、ベルトを頭頂と後頭部の2本で回す掛け方のおかげで重さは分散していて、5分なら気にならない範囲。同じく顔に装着する機器でいうと、以前レビューしたRokidスマートAIグラスが実測52.5g、Meta Quest 3が515gなので、OTUSはちょうどその中間という位置づけです。長時間かぶり続ける製品ではないぶん、この重さは許容できました。

問題は重さではなく、5分に辿り着くまでの手数のほうでした。ポーチから本体を出す、ベルトを頭頂と後頭部に回す、スマホでアプリを立ち上げる、モードと時間と強度を選ぶ、それから始めるを押す。ひとつひとつは些細ですが、これが毎日となると話が変わります。アプリ側は週に1度、目のスコアの確認タイミングですという通知で促してくれます。放っておかれるわけではありません。


促されても手が伸びなかった結果は、写真の8月、9月のカレンダーのようにアプリの履歴にそのまま残っていました。8月は8日から11日までの4日間が緑に塗られていて、今月の利用記録の欄も4日。開封した直後は素直に続いていたわけです。ところが12日以降はぱたりと途切れてしまいました。9月も緑になっているのは14日と15日の2日だけで、利用記録も2日。ひと月ほど空けてから思い出したように2日戻ってきて、そこでまた止まってしまいました。
1日30分の使用で約2週間もつというバッテリーは、余裕で問題なし。充電はUSB Type-Cで、空からフル充電まで約90分。わたしのように怠けている場合ならかなり長期間、毎日使っていても週に1回程度充電しておけば問題ないので使い勝手はなかなか良いはずです。
毎日5分を習慣にできる人に刺さる、代えのきかない目のトレーニング機器

OTUSは8枚の特殊光学レンズ、PHONEとTVの2モード、5分から25分まで選べるトレーニング時間、ランドルト環による目のスコア測定という仕様を持った眼のトレーニング機器でした。本製品のような眼のトレーニング機器というのは他のメーカーではまず見かけることがない製品。温熱や振動で目元をほぐすアイマッサージャーは数え切れないほどありますが、あれは血流と筋肉の緊張に働きかける道具で、ピント調節そのものを動かしにいく製品ではありません。
今回のOTUSはレンズを物理的に回して焦点距離を変え続けることでリラックスするのではなく、眼の筋肉の筋トレをすることで眼の健康にアプローチしてくれました。実際、トレーニング後は単純にPC画面を見ていたときのとは異なる眼の疲れを感じました。現在はAmazon価格で34,800円(税込)で販売中。どうしてもPCの画面を注視することが多い現代だからこそ、単にマッサージをするのではなく目の筋肉を鍛えることでより健康に過ごす、そんなアプローチのできる本製品を試してみてはいかがでしょうか。
良かった点
- ◎温熱や振動で目元をほぐす製品にはない、ピント調節の筋肉そのものを動かす仕組み
- ◎5分のトレーニング後にはっきり残る、運動したあとに近い疲労感
- ◎目幅を58〜70mmで調整でき、メガネ使用者向けの専用眼鏡フレームも同梱
- ◎1日30分の使用で約2週間もつバッテリーとUSB Type-C充電
気になった点
- △アプリの表記の一部に直訳が混じる












