Xiaomi Redmi Book Pro 2026発表!Intel Panther Lake Core Ultra X7 358H・180 TOPS NPU・92Wh/99Wh超大容量バッテリー搭載の14/16インチ高性能AIノートPC登場

XiaomiからRedmiブランドの新型ノートPC「Redmi Book Pro 2026」シリーズが発表。14インチと16インチの2サイズ展開で、Intelの最新世代Panther Lakeアーキテクチャを採用したCore Ultra X7 358Hを最上位モデルに搭載した実力モデルです。14インチモデルで92Wh、16インチモデルでは航空機持ち込み上限の99Whという超大容量バッテリーを搭載し、14インチモデルではローカル動画再生で最大37時間駆動を謳った製品です。
2018年のMi Notebook Proから始まったXiaomiのノートPCラインナップですが、ここ数年のRedmi Bookシリーズはコストパフォーマンスの高さで注目を集めています。以前当サイトでもレビューしたRedmi Book Pro 16 2024の後継にあたるモデルです。今回は発表されたスペックや機能を中心にまとめています。Intel 18Aプロセスの最新CPUに大容量バッテリー、さらにAI機能まで盛り込んだ意欲的なシリーズとなっており、先行発売中の上位モデル「Xiaomi Book Pro 14」との比較も交えながら注目ポイントを詳しく見ていきます。
Redmi Book Pro 2026シリーズのスペック
| 項目 | Redmi Book Pro 14 2026 | Redmi Book Pro 16 2026 |
|---|---|---|
| OS | Windows 11 | Windows 11 |
| プロセッサ(最上位) | Intel Core Ultra X7 358H | Intel Core Ultra X7 358H |
| プロセッサ(ミドル) | Intel Core Ultra 5 338H | Intel Core Ultra 5 338H |
| プロセッサ(エントリー) | Intel Core Ultra 5 325 | Intel Core Ultra 5 325 |
| GPU(X7搭載時) | Intel Arc B390(Xe3コア×12) | Intel Arc B390(Xe3コア×12) |
| NPU | 180 TOPS | 180 TOPS |
| メモリ | LPDDR5X 9600MT/s(最大32GB) | LPDDR5X 9600MT/s(最大32GB) |
| ストレージ | NVMe SSD(最大1TB) | NVMe SSD(最大1TB) |
| バッテリー | 92Wh | 99Wh |
| 駆動時間(公称) | ローカル動画再生で最大37時間 | 未発表 |
| 充電 | 最大90W急速充電・PPS対応・反向充電対応 | 未発表 |
| ディスプレイ | 高リフレッシュレートLCD | 高リフレッシュレートLCD |
| AI機能 | 個人知識ベース、AIディープサーチ | 個人知識ベース、AIディープサーチ |
| エコシステム | Xiaomi HyperOS Connect対応 | Xiaomi HyperOS Connect対応 |
| 発売市場 | 中国(2026年4月予定) | 中国(2026年4月予定) |
Intel 18A採用Panther Lake搭載・180 TOPSの圧倒的AI処理性能

Redmi Book Pro 2026シリーズの中核となるのが、Intelの最新アーキテクチャ「Panther Lake」です。Intel 18Aプロセスで製造する最新世代のモバイル向けCPUで、x86プラットフォームにおける電力効率を大幅に改善しているのが特徴。ここ数年、Qualcomm Snapdragon X EliteやApple Mシリーズに対して電力効率で後れを取っていたIntelにとって、巻き返しを図る重要なプラットフォームです。

プロセッサは3つのSKUを用意しています。最上位のIntel Core Ultra X7 358Hは16コア構成のCPUにIntel Arc B390 GPU(Xe3コア×12基)を統合したハイエンド構成です。ミドルレンジのIntel Core Ultra 5 338HにはArc B370 GPUを統合、エントリー向けのIntel Core Ultra 5 325と合わせて、幅広い価格帯をカバーするラインナップになっています。
Intel 18Aプロセスは、Intelが自社ファウンドリで製造する最新の微細化技術です。「18A」はオングストローム世代を意味しており、従来のIntel 4やIntel 7と比較してトランジスタ密度と電力効率が大きく向上しています。これまでのIntel製ノートPCはバッテリー持ちの面でARMベースのチップに見劣りすることが多かったのですが、Panther Lakeではその差を一気に縮めてくる可能性があります。
NPUの処理性能は180 TOPSで、Qualcomm Snapdragon X Eliteと同等レベルの処理能力を備えています。MicrosoftのCopilot+ PCの要件である40 TOPSを大幅に上回る数値で、オンデバイスでのAI処理に十分すぎる性能です。メモリはLPDDR5X規格で最大9,600MT/sの超高速転送に対応しており、最大32GBの構成が可能。ストレージはNVMe SSDで最大1TBを搭載し、高速な読み書き性能を実現しています。
航空機持ち込み上限99Wh・公称37時間駆動の超大容量バッテリーと90W急速充電

今回のシリーズで最もインパクトがあるのが、圧倒的な大容量バッテリーです。16インチモデルには99Whのバッテリーを搭載しており、これは商用航空機への持ち込みが認められるリチウムイオンバッテリーのIATA上限値と同じ容量です。通常この容量のバッテリーはワークステーションクラスの高価なノートPCにしか載っていないため、Redmiブランドでこの容量を詰め込んでいるのは驚きです。
14インチモデルでも92Whという大容量を確保しています。先行発売中のXiaomi Book Pro 14が72Whなので、約28%も大きなバッテリーを搭載していることに。コンパクトな14インチ筐体に92Whを詰め込んでいる点は、Xiaomiが「高密度電池」と表現している通り、バッテリーセルの実装密度にかなり力を入れていることがうかがえます。
Xiaomiの公式発表によると、14インチモデルはローカル動画再生で最大37時間の駆動が可能とのこと。x86アーキテクチャのWindowsノートPCとしては驚異的な数字です。仮に実使用環境で公称値の半分程度、つまり18〜20時間の駆動が得られるとしても、WindowsノートPCとしてはクラスを超えた省電力性能といえます。
充電仕様も充実しており、14インチモデルでは最大90Wの急速充電に対応。PPS(Programmable Power Supply)プロトコルもサポート。参考までに、Xiaomi Book Pro 14は100Wの急速充電に対応しており、26分で50%まで充電できる仕様。Redmiモデルは90Wとやや控えめですが、十分な充電速度を確保できるはず。
さらに注目なのが反向充電(リバース充電)への対応です。ノートPC本体からスマートフォンなどのデバイスを充電できる機能で、Xiaomi公式では「移動エネルギーステーション」と表現しています。92Whや99Whという大容量バッテリーを活かして、外出先でモバイルバッテリー代わりに全デバイスを充電できるのはなかなか便利なはずです。
先行発売Xiaomi Book Pro 14との比較・LCDとOLEDで分ける価格戦略

Redmi Book Pro 14 2026を語るうえで欠かせないのが、2026年3月に先行発売した上位ブランドの「Xiaomi Book Pro 14」との関係。両モデルとも同じPanther Lakeプラットフォームを採用していますが、ディスプレイや筐体、バッテリーなどで明確に差別化しています。以下に主要スペックの比較表をまとめました。
| 項目 | Redmi Book Pro 14 2026 | Xiaomi Book Pro 14 2026 |
|---|---|---|
| プロセッサ | Core Ultra 5 325 / 5 338H / X7 358H | Core Ultra 5 325 / 5 338H / X7 358H |
| メモリ(325構成) | LPDDR5X(容量未発表) | 24GB LPDDR5X 7,467MT/s |
| メモリ(338H構成) | LPDDR5X(容量未発表) | 32GB LPDDR5X 8,533MT/s |
| メモリ(X7構成) | LPDDR5X 9,600MT/s(最大32GB) | 32GB LPDDR5X 9,600MT/s |
| ストレージ | NVMe SSD(最大1TB) | 1TB PCIe 4.0 SSD |
| ディスプレイ種別 | 高リフレッシュレートLCD | 3.1K OLED(3,120×2,080 / 3:2) |
| 画面サイズ | 14インチ | 14.6インチ(画面占有率92.10%) |
| リフレッシュレート | 未発表(高リフレッシュレート対応) | 120Hz |
| 輝度 | 未発表 | 500nit typ |
| コントラスト比 | 未発表 | 1,000,000:1 |
| 色域 | 未発表 | 100% DCI-P3 typ |
| 色精度 | 未発表 | 平均ΔE≈0.3 |
| タッチ対応 | 未発表 | 対応(ガラスカバー) |
| バッテリー | 92Wh | 72Wh |
| 駆動時間(公称) | 最大37時間 | 最大19.8時間 |
| 充電 | 最大90W・PPS対応・反向充電対応 | 100W GaN |
| 重量 | 未発表 | 約1.08kg |
| 厚さ | 未発表 | 約14.95mm |
| 筐体素材 | 未発表 | マグネシウム合金+カーボンファイバー |
| スピーカー | 未発表 | 2W×2 Smart PA(Dolby Atmos対応) |
| Wi-Fi | 未発表 | Wi-Fi 6E(2×2 MIMO) |
| Bluetooth | 未発表 | 5.3 |
| 価格 | 未発表(8,499元以下の見込み) | 8,499元〜(約17万円) |
Xiaomi Book Pro 14は3.1K解像度のOLEDタッチディスプレイに平均ΔE≈0.3の高精度な色校正、1,000,000:1のコントラスト比を実現したプレミアムモデルです。注目すべきは、両モデルがまったく同じプロセッサラインナップ(Core Ultra 5 325 / 5 338H / X7 358H)を採用している点。CPU性能自体に差はなく、差別化のポイントはディスプレイ、バッテリー、筐体に絞られています。
筐体にはマグネシウム合金とカーボンファイバーを採用し、約1.08kgという14インチクラスとしては驚異的な軽さを実現しています。一方のRedmi Book Pro 14 2026はディスプレイをLCDに変更することでコストを抑えつつ、バッテリー容量は72Whから92Whへと約28%増量。駆動時間も公称19.8時間から37時間へとほぼ倍増しています。
つまり、OLEDの画質と1.08kgの軽さを求めるならXiaomi Book Pro 14、バッテリー持ちとコスパを求めるならRedmi Book Pro 14 2026という棲み分けです。CPUが共通なだけに、ディスプレイとバッテリーのどちらを優先するかで選ぶモデルが明確に分かれる構成になっています。充電はXiaomiが100W、Redmiが90Wとやや差がありますが、Redmiは反向充電(リバース充電)に対応しておりモバイルバッテリー代わりに使える利点があります。
Redmi Book Pro 14 2026のディスプレイ詳細スペック(解像度・色域カバー率など)は現時点で未発表です。前世代のRedmi Book Pro 16 2024は3.1K解像度(3,072×1,920)に最大165Hzリフレッシュレートという構成でしたので、同等以上のスペックを期待したいところです。
180 TOPS NPUで動作する個人知識ベースとAIディープサーチの新AI機能

Redmi Book Pro 2026シリーズは180 TOPSのNPUを活かしたAI機能を大きなセールスポイントとして打ち出しています。Xiaomiの公式発表では「全新個人知識庫(個人知識ベース)」と「升級AI深度搜索(AIディープサーチの強化)」の2つの新機能を搭載することを明言しており、従来モデルから大幅にAI関連機能を強化しています。

個人知識ベースは、ユーザーのローカルデータをAIが学習・整理して必要な情報に素早くアクセスできるようにする機能です。上位モデルのXiaomi Book Pro 14でも「超級小愛」としてAI検索やAI通話、AI作成といったAI機能を搭載しており、Redmi Book Pro 2026でもこれに準じたAI体験を提供する狙いがあると見られます。
AIディープサーチは従来の検索機能をAIで強化し、あいまいな記憶からでもファイルを高速に検索できる仕組みです。いずれも180 TOPSのNPUによるオンデバイス処理が前提で、クラウドに頼らないプライバシー性の高いAI活用が可能です。MicrosoftのCopilot+ PCとしての要件も十分に満たすスペックを備えており、Windows 11のAI機能をフルに活用できます。
NFCタッチ一発接続・HyperOS Connectによるエコシステム連携

Redmi Book Pro 2026シリーズはXiaomiのエコシステム統合技術「Xiaomi HyperOS Connect」に対応しています。Appleの連係機能(Continuity)に相当する仕組みで、Xiaomi製のスマートフォンやタブレット、テレビ、スマートホームデバイスなどとシームレスに連携できるのが特徴です。Xiaomiスマホユーザーにとっては、PCとスマホの壁を感じさせない統合的な操作体験を実現する重要な機能です。

主な機能として、スマホ画面をPC上にミラーリングして操作できる「妙享デスクトップ」、デバイス間の高速ファイル転送を実現する「Xiaomi Share(小米互伝)」を搭載。タブレットをPCのセカンドディスプレイとして活用する画面拡張機能や、スマホのカメラをPCのWebカメラとして使うカメラ共有機能も利用可能です。ほかにもワンクリックでスマホのホットスポットに接続できるネットワーク共有、デバイス間のクリップボード共有、スマホで閲覧中のコンテンツをPCで継続表示するアプリ継続機能なども備えています。
特に便利なのがタッチパッドに内蔵したNFCセンサーによるタッチ接続です。対応するXiaomiスマートフォンをタッチパッドにかざすだけで画面ミラーリングが即座に始まる仕組みで、Bluetooth接続の設定画面を開く手間もありません。Xiaomiのスマホやタブレットをメインで使っているユーザーにとっては、PCとの連携がここまでシームレスになるのは非常に魅力的です。
バッテリー常識を覆す可能性を秘めた注目のPanther Lake搭載シリーズ

Redmi Book Pro 2026シリーズは、Intel Panther Lakeプラットフォームと最大99Whの超大容量バッテリーを組み合わせ、x86 WindowsノートPCが苦手としてきたバッテリー駆動時間の課題に正面から挑む製品。180 TOPSのNPUによるAI処理性能も現行モバイルプロセッサでトップクラスを誇り、個人知識ベースやAIディープサーチといった独自のAI機能も搭載しています。
14インチモデルの92Whバッテリーと公称37時間駆動という数値は、Panther Lakeの電力効率改善とあわせてどの程度の実力を発揮するのか非常に気になるところ。まだ詳細なスペックは未公表の状態で、京東商城を見てみても価格もスペックも全く不明という状況。ただ、Redmi Book Proシリーズは当ブログでレビューしたRedmi Book Pro 16 2024のようにデザイン性の高さと、スペック、使い勝手を両立しつつ手ごろな価格で購入できる製品に仕上がっているため、今のあらゆるPCの値段が上がっている今こそ注目したい製品です。















