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【Amazift Bip 5】14,800円でも24時間の血中酸素飽和度測定も、LINEの簡易返信も、妥協できない機能を多く搭載。大型画面のスマートウォッチAmazfit Bip 5レビュー【PR】

気温も一気に下がり季節は秋。急な気温の変化は体調を崩す一因にもなりかねず、適度な運動と十分な睡眠、そして体の変化にいち早く気づくことが重要。運動面で言えば、ランニングなどの際に威力を発揮するオープンイヤー型のイヤホンをご紹介しました。もう一つ重要になるのが、運動の様子を記録したり、普段の体の様子を計測するデバイス。これまでも多く取り上げてきたスマートウォッチです。

今回はAmazfitから発売されたスマートウォッチ、Amazfit Bip 5をメーカーより提供していただいたのでレビュー。14,800円というかなり安価な価格ながら、24時間の心拍数・血中酸素濃度測定に対応し、ストレス度合いの自動計測、睡眠時の呼吸状態のチェック、そして内蔵GPSによる運動時の位置計測に対応したモデル。もちろん、スマートウォッチとしての利便性もLINEのクイック返信機能などで確保した製品です。

 

 

1.91インチの大型画面で見やすいのに、わずか40gの軽量さを確保

 

     
Amazfit Bip
5のパッケージは、他のAmazfitのモデルと同様に白をベースに本体画像とロゴの印刷されたシンプルなもの。パッケージ自体はグローバルで共通のため、複数言語で製品の特徴が印字されています。
      
同梱品は必要最低限に抑え得られており、本体の他には説明書と充電アダプターのみ。本体のデザインはかなりシンプルで、画面も裏側もバンドもすべて黒一色です。バンドについては、取り外しも可能なため適合するものを購入すれば好みの色や材質のものに交換可能です。
本体の裏側には心拍数・血中酸素濃度の計測センサー「BioTracker™ PPG 生体認証センサー」を搭載。また、充電については専用アダプターを利用する形状で、Amazfitの他のモデルと同様に接触式です。充電スピードについては、特段速いというわけではないものの、一日使い終わったあとに入浴中に充電しておけば充電が完了するくらいのため、日常的に充電する使い方であれば十分な速度を確保しています。

 

本体の重量はわずか40g。画面サイズが本機よりも2回り小さい1.43インチディスプレイのAmazfit GTR 4が60gAmazfit Cheetahが46gだったことを考えると、その軽量さが目立ちます。軽いことでランニングなど激しく腕を動かすような際にも、重さが気にならないのは嬉しいところ。手首の負担を最小限に抑えながら利用できます。

 

前回レビューしたAmazfit Cheetahと比べると、そもそものデザインが異なることもありかなり腕時計としての雰囲気は異なる印象。低価格モデルでありながら画面の縁のベゼルが小さいことから、盤面全体で言えば他モデルと比べても大きすぎない印象。

 

正直なところで言えば、本体の側面部などがすべてプラスチック形成のため、Amazfit Bip 5のほうが若干チープさを感じる印象。Amazfitの上位モデルは側面から手首側にかけてメタル製の製品も多く、それに比べるとスタイリッシュさでは劣ります。とはいえ、身も蓋もない話ですがそこまで気にする場面は日常生活ではあまりなさそうもあります。
側面部の構造はかなりシンプル。他モデルなどでは複数のボタンを搭載したり、回転リューズになっていたりしますが、本機の場合は純粋に押せるだけのボタン。通常は1回押せばメニューが表示されるか、戻るか、長押しすればAmazon Alexaを呼び出す、という感じの単純なもの。これくらいで良いのかもしれません。

 

成人男性の腕に装着してみた感じとしては意外と収まりが良い感じ。ちょうど手首の全体を超えないくらいにはまってくれます。ただ、この大きさだと女性にとっては少し大きいかもという感じ。ベルトの固定は、ベルトを内側に入れるタイプなので、若干慣れが必要ですが一ヶ月近く利用していた感じとしては十分問題なく利用できました。

大型画面だからこそ通知も、時計も文字も読みやすい。Zeppアプリの高機能さも享受


 

Amazfit Bip 5を最初に起動すれば、ペアリング用のQRコードが表示。それをスマートフォンのZeppアプリで読み込めばそのままセットアップを開始することが可能。設定画面も含めてすべて日本語で進めていけるため、不便さを感じることはありませんでした。

     
     

Zeppアプリと接続後は、ソフトウェア・アップデートの適用が可能。上の写真ではバージョン3.1.2.1ですが、現在は3.4.0.3までバージョンアップがされており、細かな修正も含めて頻繁にサポートを受けることができます。

アプリ上では充電状況をひと目で確認できる他、Amazfit Bip 5上の設定画面に表示される設定内容のほとんどを変更することが可能。また、後述するようにミニアプリを追加したり、文字盤(ウォッチフェイス・ダイヤル)をWEB上からダウンロードして適用させることも可能です。
      

1.91インチの大画面は視認性抜群。外出先で時計の盤面を確認する際はもちろん、各アプリの通知についても他のスマートウォッチに比べて大きな文字で表示されるため読みやすいのが魅力的。ディスプレイは、AMOLEDを採用する他の上位モデルと比べると明所での視認性に劣るTFT液晶を採用。また、解像度は320×320でこれも画面大きさに比べると低いものの、写真で見るように粗さを感じるほどではありませんでした。

大きくて、そしてスクエアタイプの画面を持っているからこそできるのが、その形状を活かした文字盤。ラウンド型(丸形)の文字盤ではどうしても表現できる形状は、普通の時計の形ですがスクエア型なら写真のような情報量の多い文字盤も利用可能。選べる文字盤の種類が多いというのは、気分によってデザインを変えられて良い感じ。

     

文字盤のデザインについては、Zeppアプリから自由に変更することが可能。ダイヤルショップでは、通常の時計型のデザインから写真を全面に表示するデザイン、様々な情報を一つに表示するものなど多くのデザインを自由にダウンロード可能。この文字盤もかなり多くの種類があることもあり、欲しい物は大抵は用意されています。

      
各種アプリからの通知は、文字盤画面を下から上にスワイプすることで確認が可能。Amazfitのスマートウォッチは、同じアプリから複数の通知が来ている際には、アプリごとに通知をまとめて表示してくれるため、LINEやX(Twitter)といったSNSや、JR東日本アプリなどの複数のアプリから一気に通知が来ているというときにも、見たい通知だけを簡単に確認することが可能です。

 

      

LINEやX(Twitter)、Facebook Messengerなどのメッセージアプリでは簡易返信機能にも対応。あらかじめ設定しておいた5種類の文章を返信したり、絵文字を選んで返信することが可能。「OK」や、「ちょいまち」などの簡単な文言を登録しておけば、待ち合わせの場面や、とりあえず簡単に返信したい際には便利です。

      
その他、画面を左から右にスワイプすると「ショートカットカード」を表示することも可能。ショートカットカードでは、Amazon Alexaへワンタップでアクセスしたり、スマートフォンで再生している音楽の情報を見てそのまま操作画面に移ったり、天気予報や運動状況をひと目で確認しつつ、必要に応じて各アプリを開けるまさに「ショートカット」として動作します。
     

Amazfit Bip 5本体の設定に関しては、画面を上から下にスワイプすることで表示できるクイック設定パネルで変更が可能。本体の画面解像度は低めなこともあってか、一画面に表示されるアイコンは3×2と少なめ。(他モデルの場合、3×3など)ちょうど2ページに必要な設定項目が集約できており、使い勝手は良い感じでした。

上位機種譲りの高度な計測機能も健在。24時間血中酸素濃度測定対応も魅力的

     

Amazfit Bip 5では、Zeppアプリを使うことでBip 5本体で収集した健康センサーの情報から、歩数、睡眠状況、運動の結果まであらゆる記録を収集する事が可能。収集するだけでなく、睡眠に関しては睡眠スコアを、運動量に対しては「PAI」スコアを、というようにそれぞれの情報から健康状態などをスコアリング。より健康に生活できるための改善に繋げられる機能を多く搭載しています。

 

運動記録やワークアウトの状態に関しても、Zeppアプリのトップ画面から一発で確認可能。Xiaomiのスマートバンド(70mai)が現在利用しているアプリ「Mi
Fitness」アプリではGoogle Fitへの連携ができなかったり、adidas Runnningも連携できなかったりと拡張性に難があることが多いのに対し、AmazfitのZeppアプリは各健康管理アプリへのデータ連携に対応。

私の場合はほとんどのデータをAmazfitの機器で収集しているものの、それでも過去の記録の確認などではGoogle Fitを見たいことも。そんなときにきちんと連携し、他のアプリなどのデータとも一緒に確認することができるのは嬉しいポイントです。
今までは低価格モデルでは利用できなかった24時間の血中酸素飽和度測定にも対応。心拍数、血中酸素飽和度、そしてストレス度合いについて常に計測し続け、その変化を簡単に確認できます。
睡眠計測もただ睡眠時間や、睡眠中の深い睡眠、浅い睡眠、REM睡眠を記録するだけでなく、規則性や就寝中の心拍数の推移も計測してくれるのも特徴。グラフで分かりやすく眠りの状況と心拍数の推移を確認することが可能です。
    
睡眠時の呼吸の質に関しての分析機能も搭載。おそらく血中酸素飽和度と心拍数などの情報から睡眠中の呼吸の状況を分析し、無呼吸低呼吸指数(AHI)を簡易的に計算。その結果を踏まえて、睡眠時無呼吸症候群の可能性があるかどうかを確認できるというもの。ただ、Amazfit側でも”Beta”としており、測定ロジックも特段記載が無いためあくまでも参考値と思ったほうが良さそう。

 

       
これまで取り上げた心拍数センサーや、4種類の測位衛星(GPS・Glonass・Galileo・みちびき)に対応。日本の準天頂衛星システムであるみちびきにも対応することで、デュアルアンテナのモデルには劣るものの、日本国内であっても高い精度での位置検出を可能としています。
運動中は運動時間、移動距離、心拍数の助教、ランニング時であればそのペースといった各種情報をまとめて表示。画面をスワイプすることで心拍数の推移をグラフで確認することも可能。モニタリングについては、設定から表示内容を変更できるため、欲しい物だけの表示に切り替えられます。また、スマートフォンの音楽再生のコントロールもでき、スマートフォンをいちいち出さずに操作できるのも嬉しいポイント。

 

運動を完了した際にはそのルートを表示したり、トレーニングの効果も画面上で確認可能。スマートフォンのアプリ側にも運動の成果は自動的に同期されますが、本画面でも簡単に確認できるのも嬉しいところ。

     
     
ランニングをした際のデータは上のような感じ。上位モデルのAmazfit Cheetahで利用できたZeppコーチは利用できませんが、それ以外の通常の計測項目に関してはほぼすべての情報を取得可能。ルートについても先述したみちびきにも対応したGPSによってみなとみらい地区の高層ビルの間であっても正確に記録できています。
心拍数の推移やケイデンス、ストライドの推移についてもリアルタイムで記録。最近は体力が明らかに落ちてしまっており、途中から徒歩が入ってしまっている様子もバッチリ記録。心拍数状況などから、トレーニング効果についても記録してくれ、様々な角度からどれだけトレーニング効果があったのかを確認することができます。
Amazfit Bip 5は120種類を超える運動の記録に対応。私が普段趣味にしている乗馬といったマイナーなスポーツであってもGPSと心拍数センサーを利用した運動測定に対応します。最近の乗馬では、わがままな馬に騎乗したこともありほとんど動いていませんが、跳ねられた際に心拍数が急増している様子が克明に記録されていました。

運動時には当然汗をかくため本体が汚れてしまいますが、Amazfit Bip 5はIP68の防水防塵性能を確保。運動後には水洗いをしてしまうことで常にきれいな状態で使い続けられるのも嬉しいポイントです。

バッテリーの持ち具合も素晴らしいのがAmazfit Bip 5。2泊3日の旅行に持っていき、旅行中には運動記録機能を乗馬モードで2時間、また徒歩の際の自動記録も含めて多用していながらも帰宅時にはまだ50%以上のバッテリー残量を実現。数日充電しなくても余裕でバッテリーが持つため、バッテリー残量を気にせずに使い続けられます。

大画面のみやすさ、スマートな機能、高度な計測を低価格で実現したモデル

今回レビューしたAmazfit Bip 5、一言で言えば低価格なのにすべての機能が詰まったモデルと言う感じ。上位モデルでしか利用できなかった24時間の血中酸素飽和度計測や、呼吸の質まで確認できる睡眠計測機能、そして日本の準天頂衛星システムの「みちびき」にも対応した運動計測など欲しい機能がすべて詰まったモデル。LINEの簡易返信などかゆいところに手が届くのも魅力的です。

そんなAmazfit Bip 5は14,800円という安価な価格設定なのも見逃せません。1.91インチの大型ディスプレイで常に時刻も、高度な健康監視機能も、運動計測もすべてを妥協できない方こそAmazfit Bip 5を購入してみると良いかと。

 

 

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています