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【OUKITEL U20 Plus】1万円ながらデュアルカメラ搭載。ぼかしも可能なOUKITEL U20 Plusレビュー!

今年の最初にHuawei Mate 9の購入レビュー(フォトレビューのみ)を行い、多くのアクセスを頂いていました。Mate 9での作例を始め、詳細なレビューは近日中に満を持して公開いたしますのでもうしばらくお待ち下さい。さて、Mate 9ではカメラメーカーLeicaとの協業のデュアルカメラを搭載し話題となりましたが、最近は中華スマホメーカーでもデュアルカメラ搭載機種は増加傾向。

今回、中華通販サイトのGearBest様から、わずか1万円で購入できるデュアルカメラ端末、OUKITEL U20 Plusを提供していただきましたのでレビューいたします。SoCにはMT6737、2GB RAM、16GBストレージと、スペック面では若干心許ないスペックですが、価格を考えれば意外と使える端末でした。デュアルカメラの醍醐味である、ぼかし機能も本機はしっかり搭載していますしね。

コンパクトにまとめられたデュアルカメラは好感

まずは外観をチェックしていきます。箱は本機の特徴であるデュアルカメラを前面に出したデザイン。

本体は、純正のシリコンケースに入った状態で箱に入っています。

付属のケースはやや厚め。もう少し薄いほうが実用面では良さそうです。ただ、変な模様はついておらず良しとしましょう。

前面には予め保護フィルムが貼られており、剥がすと下にもう一枚フィルムがあるタイプ。マイナーメーカー機だと、保護フィルムの確保も一苦労なので、こういった心遣いは助かります。

本体の重量は193g。5.5インチのスマートフォンにしてはやや重めです。手荷物と若干重量感があります。

本体はやや厚め。実際に、同じくデュアルカメラ搭載のHuawei Mate 9(下)と重ねてみましたが厚いのがわかります。

右側面にはSIMスロット
SIMスロットはmicroSIM 1スロットの構成
上部には3.5mmステレオミニジャック
左側面にはボリュームキーと電源キー

下部にはmicroUSB端子
背面はシンプル。デュアルカメラ部は左上にコンパクトにまとめられている。指紋センサーも搭載。
デュアルカメラは1300万画素*1+30万画素*1の構成

同じくデュアルカメラ搭載のHuawei honor V8のカメラ部と並べてみた写真。マイナーメーカーの割には綺麗にまとまっています。

OUKITEL U20 PlusはどちらかというとiPhoneに似せた形のスマートフォン。特に背面のカメラ周りのデザインは、iPhone 7 Plusのそれに似ている印象を感じます。ボタン類もAndroid機にしては珍しく左側にありますしね。

カメラやセンサー類については、コンパクトにまとめられていて個人的には好感を持てます。全体的に丸みを帯びたデザインになっており、持ちやすいのも高評価でした。

スペック面は、価格相応。ただ、キビキビ動く

本機が搭載しているMT6737はクアッドコアプロセッサー。動作周波数も1.5GHzと決して高くなく、レビュー前は正直動作面では期待していませんでした。Antutuベンチマークでは41,081点。5万点には及ばないものの、そこまで悪いスコアではありませんでした。
実際に端末を利用してみると、非常にキビキビ動くようになっており、ブラウジング程度であれば不満を感じることはありません。

デレステもプレーしてみましたが、【3D 標準】が推奨表示となり、意外と本機の性能が高いことを伺わせます。ただし、実際にプレーしてみると画面描画が追い付かない場面があり、厳しいものがありました。

デュアルカメラはお試し程度

要注目のデュアルカメラ。実際の作例からその性能を確認していきます。なお、写真はすべて「縮小専用」で縮小済み。

デュアルカメラといえば、その2つのカメラでぼかしなどを綺麗に合成する機能が醍醐味ですが、本機でもそれに対応。ただし、その性能に関しては、上の写真のように必ずしも良いと言えるレベルではなさそうです。
選択した範囲の周辺を距離にあまり関係なくシャープにして、それ以外をぼかしているだけの印象でした。ただ、「それらしく」撮ることは出来るので、お試し程度には面白そうです。
通常のオートでの作例は上の通り。逆光に近い状況での撮影はかなり苦手なようです。パット見では意外ときれいに取れているようですが、細部はシャープネス処理でごまかしている面が見られます。

指紋センサーの精度はいまいち

本機は背面に指紋認証センサーを搭載。ワンタッチで簡単に画面ロックを解除することが可能です。ただし、その精度に関しては疑問符がつきます。特に角度が異なると全く認識できなくなってしまっており、個人的にはストレスが溜まる精度でした。

安価でデュアルカメラ、お試しには良いかも

OUKITEL U20 Plusは全体としては、そこそこの動作性能をもち、そしてデュアルカメラの醍醐味のぼかし機能も搭載した機種の中では最安クラスの製品。1.2万円でここまで出来るというのは、やっぱり嬉しいところ。ただし、その安さゆえのツメの甘さも目立つ結果となりました。
まだデュアルカメラ端末を触ったことがない!という人にはデュアルカメラのお試し程度には楽しむことが出来る端末かもしれません。もちろん、通常のスマートフォンとしても最低限の性能を持った端末で、サブ機として利用することも十分可能な端末ではないでしょうか。
現在、OUKITEL U20 Plusは中華通販サイトのGearBestでは10,387円で販売中。お試し端末として一台、持っても損はしないのではないでしょうか?

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています