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【TAMRON SP 45mm F/1.8 F013】食事も明るい日差しの下でも粘りのある描写を実現する大口径標準レンズ。お散歩レンズに欲しいTAMRON SP 45mm F/1.8レビュー

気温が20度台後半の夏日になることもある季節。ただ、新型コロナの感染は収まる気配がなく気軽にランチは難しい季節。そんなときこそ身近な場所で写真を撮るなんてことも楽しいはず。食事から景色、物撮りまでをそつなくこなすレンズとカメラがあれば、写真を撮るのも楽しくなるはず。

今回は身近な場所を撮影するのが楽しくなる45mmレンズ、TAMRON SP 45mm F/1.8 Di VC
USD (Model F013)
を購入したのでレビュー。最短撮影距離29cmでかなり近い距離からも確実にピントを合わせて撮影が可能。開放F値はF1.8と明るく、また、美しいボケ味を楽しむことができるレンズ。購入して2ヶ月以上利用してみましたが、どんな場面でも美しい写真を楽しむことができお散歩レンズとしてぜひ使っていただきたい代物。現在約3.6万円で購入可能です。

外観:シンプルに必要な機能を配置。大口径でもスリムなボディが魅力的 

外箱と同梱品は写真の通り。パッケージデザインは前回レビューした100-400mm
A035と同じようなシンプルなもの。レンズ本体の他にはレンズフードと説明書、そして保証書が付属。

レンズ本体はメタル製で、つや消しブラックによって落ち着いたデザインです。レンズの前面に被写界深度目盛りが位置し、その左側に手ブレ機能とフォーカスモードの切り替えスイッチが配置されています。
レンズのフィルター径は67mm。レンズは8群10枚。絞り羽は9枚で円形絞りを実現しています。

本体の重量は547g。以前レビューしたYONGNUOの50mmレンズ、YONGNUO YN50mm F1.8が実測208gだったことと比べると本機は547gとかなりの重量級。300g違うということは、スマホ1.5台分くらいのためカメラを構えた際にずっしりと感じます。

YONGNUO YN50mm F1.8(2枚目右)と比べると大きさの違いも一目瞭然。TAMRON SP45mm
F1.8のフィルター径が67mm、対してYONGNUOのそれが56mmのため、口径がそもそも違うこともあり大きさも重量も全く違います。

Nikon
D750に装着すると上のような感じに。お散歩レンズと表現したものの、大口径さによってかなり大きく重いセットに。ただ、ちょうどカメラとレンズが500gずつという重量なこともあり意外と持ってみたときのバランスは良い感じでした。

食事のツヤを写し出す描写力。どんな光源下でも美味く撮影が可能

東京ステーションホテルにて撮影

蘭州料理 ザムザムの泉にて撮影

蘭州料理 ザムザムの泉にて撮影

館山市・まるい鮮魚店・佐助どんにて撮影

館山市・まるい鮮魚店・佐助どんにて撮影

TAMRON SP 45mm
F1.8の本領を発揮するのが、食事を撮影する場面。45mmという通常の単焦点でよくある50mmから少し短い焦点距離によって最短撮影距離は29cmという近さを実現。テーブルに座った状態でも撮影しやすいのがまず魅力的でした。

そして、上の4枚を見ても分かるように様々な光源下でも食事の色をそのまま撮影。さらに食事のツヤをどれも美しく写し出しており、より美味しそうに撮影ができました。AFも高速で、撮影を素早く済ませて食事に戻れるのも嬉しいポイントです。

屋内のショットは少なめ。LDレンズによって色収差が少なく、屋内という複数の光源によってWBが狂い、さらに色かぶりも激しい場所であっても安定して見たままな写真を撮影できました。

高コントラストな環境でも粘りある描写で、見たままを切り取る

ガラスの品質の低いレンズと高いレンズの差が大きく出るのが、明るい屋外で撮影したときの写り方。上のような曇っている状態でも、陽の明るいときも粘りのある写真が撮影可能。

暗いトンネルや、水田の反射も上の通り見たままの写真を撮影可能。屋内だけでなく、これから特に日差しの強くなる夏の屋外でも白飛びの不安を気にせずに撮影できるのは魅力的でした。

常に持ち歩く定番の一本として。ステップアップに欲しい一本

今回レビューしたTAMRON SP 45mm F/1.8 Model
F013は3.6万円と比較的安価な価格でありながら、45mmという絶妙に使いやすい焦点距離、最短撮影距離28mm、GMレンズとLDレンズによって色収差の少ない粘りのある写真が撮れる実力派なレンズでした。
これまで当ブログではYONGNUOのレンズを中心に、安価なレンズを紹介する事が多かったわけですが、YONGNUO
YN50mm
F1.8では描写に不満があった部分も多かったのも事実。ステップアップしたお散歩レンズとしてぜひ今のうちに買っておくと夏に向けて楽しく写真を取れるはずです。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています