先日から驚異の40%還元で話題となっている楽天スーパーDEALS。当ブログでもスマートフォンが実質激安になるキャンペーンとしてご紹介してきました。私も前回のキャンペーンで購入し、先日Galaxy S10が到着。2019年のGalaxyのフラグシップモデルと、1年前の型落ちモデルではあるものの、Galaxyシリーズの一つの到達点とも言えるモデルでした。
Galaxy S10はSnapdragon 855に8GB RAM、128GBストレージを搭載したGalaxyブランドの2019年の最上位モデル。現在は次世代モデルのGalaxy S20シリーズが5G対応モデルも含めて登場中。とはいえ、2020年をのんびり過ごす私にとってはGalaxy S10でも十分満足できるレベルで、40%オフで買える今買わない理由はありませんでした。今後のセールに期待してレビューいたします。
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ほのかな青色と全面ディスプレイ、持ちやすいサイズ感。すべてがちょうど良い
本ブログではいつぶりか分からないレベルの、中華スマホメーカーではない大手メーカー(Xiaomiを除く)のスマートフォンの新品。一見するとパッケージは厚紙にプラスチックのコーティングがされているように見えますが、実際にはただの厚紙。若干圧力に弱い形ですが、その代わりに古紙としてリサイクルがしやすい仕様。環境にも優しそうなのはグッド。
Galaxy S10は6.1インチのクアッドHDディスプレイを搭載。ナビゲーションボタンは物理ボタンではなくソフトウェアボタン、指紋認証センサーは画面内、インカメラはピンホール型で全面ディスプレイ、ベゼルデザインを実現。すでに保有しているXiaomi Redmi K30 5Gも同じくピンホール型を採用しており、今後のハイエンドモデルでは機構の難しくないピンホール型が中心になるのかなという印象。
今回購入したのは「プリズムブルー」というモデル。他のメーカーのブルーに比べると淡く明るい色になっているのが特徴。背面のカメラはトリプルカメラになっており、横一列に並べることでシンプルにまとめた形に。Redmi K30 5Gのようにカメラを主張するのではなく、あくまでもさり気なくというデザインは日本人受けは良さそうです。
重量は156gと6インチのスマートフォンの中でも軽量な部類。公称の重量は約157g、実測も158gでしたのでスペック通りの軽さ。5.5インチのHTC U11が169gでしたので、時代の進化というのは恐ろしいものです。
左右のベゼルは「Infinity-O Display」により完全に端までディスプレイという形に。このため左右の幅は昔の5.5インチスマホレベルまで抑えられ、軽量さとあわせて胸ポケットにもかんたんに収納できるレベルなのもポイント。
若干独特なのがナビゲーションキーなどの配置。Galaxyシリーズは、右側に電源ボタン、左側にボリュームキーとSamsungのAIアシスタントであるBixbyボタンを搭載。充電端子はUSB Type-C、ワイヤレス充電のQiにも対応します。下部には3.5mmステレオミニジャックを搭載し、通常のイヤホン・ヘッドホンも利用可能。
本体はIPX5・IPX8・IP6X相当の防水防塵性能も実現。噴射水への防護性能と、水深1.5mの環境下での30分の防水性能の両方を搭載。海水への対応というのは推奨されていませんが、日常防水+αレベルの性能で文字通り隙がありません。
楽天モバイル版Galaxy S10はシングルSIM仕様。SIMスロットはnanoSIM+microSDの組み合わせ。Galaxy S10のグローバル版はDSDS対応のため、国内版でもDSDS対応してくれるのが待ち遠しいところ。
指紋認証センサーは画面内に搭載。画面内指紋認証センサーの端末は、OPPO Reno Aに引き続き2モデル目ですが、個人的にはちょっと精度、スピードは微妙というのが本音。早くから画面内指紋認証センサーを採用していたOPPOのほうがスピード、精度ともに上だった印象があります。
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付属品はUSB充電器にType-Cケーブル、他の端末へ給電する際に利用するUSB Type-C OTGアダプター、AKG監修のイヤホン、プラスチック製のケーブルにワンセグ受信用のアンテナが付属。付属充電器の出力は9V/1.67AとQC3.0仕様でした。
専用アプリのSmart Switchで、Galaxy S10へスピーディーにデータ移行
スマートフォンを新しくした際に問題となるのが、データやアプリ、各種設定の移行。AOSPを搭載した端末の場合は、Googleアカウントを利用して以前の端末で利用していたアプリを引き継ぐことが可能ですが、Galaxyシリーズの場合専用アプリ「Smart Switch」を利用したほうがスピーディー。
今回はOPPO Reno Aを落として紛失し、昔使っていたHTC U11にもう一度環境を復元してからさらにGalaxy S10を導入と、何度も環境の再構築をしてきた身からすると、アプリなどの環境の再構築はもうこりごり。今回はHTC U11からアプリを一気に移行させましたが難しい設定などはなく、放っておけば勝手にアプリをインストールしてくれ便利でした。
Snapdragon 855で何も待たずに動作。カメラも、マップもブラウジングも
Galaxy S10に搭載のSoCはSnapdragon 855。当ブログではひさびさにQualcommの最上位プロセッサーを搭載したモデルのレビューで、気持ちも高まります。RAMも8GBとスマートフォンの中では最も多い部類に入りどんなにRAMを使う作業をしても不足する場面がないレベルです。
Antutuベンチマークのスコアは426,889点とSnapdragon 765Gを搭載したXiaomi Redmi K30 5Gをも大きく引き離す結果に。特にGPUのスコアで大きく引き離している印象です。(Redmi K30 5GはGPUスコアは92,386点)ここまで高いと3Dを多く使うゲームでその性能を発揮しそうですが、私はゲームをしないため割愛。
おサイフケータイに対応しているのも重要なポイント。今年スタートしたモバイルPASMOにも対応し、SuicaかPASMOのどちらかを選んで使うことが可能。改札機へのタッチの際の感度も十分で、キャッシュレス決済を堪能できます。
普段使いの場面で気になる音はバッテリーの性能。会社に持っていった場合、朝7時頃に家を出発し21時半頃に帰宅する場合だと帰宅時に大体15%くらいでバッテリーセーバーが作動するくらいといった感じ。社内ではそんなに起動しないため、スマホをよく見るという場合はモバイルバッテリーを持っていったほうが安心という感じです。
3c toolboxの統計データでは、画面点灯状態で約7時間、スタンバイでは丸一日は電池が持つという計算。充電スピードも非常に高速で、QC3.0利用時は1時間半でフル充電のスピードのため、外出中にちょっと充電すればすぐにバッテリーが回復するのもポイントです。
また、Galaxy S10はワイヤレス充電規格のQiにも対応。私の手元もTronsmartの急速Qi充電器があったため設置してテスト。Galaxyシリーズは10Wの急速ワイヤレス充電に対応しており。フル充電にかかる時間は最速3時間と、日常使いで全く問題のないスピードを実現。
今回利用したTronsmart Airamp 10Wはすでに国内での販売は終了しているため、今だとAnkerのPowerWaveなどが候補に上がってくるかなと。すでに多くのメーカーからGalaxy S10の急速充電に対応したモデルが登場しているため、もしS10を購入する機会があれば一緒に買っておきたいもの。ケーブルのつけ外し一つでも、利便性が大きく違い驚きました。
設定メニューはAndroidの標準から大きく手を加えられており、AOSPとはまた異なる基準でカテゴリ分けされている形。このため、AOSP準拠のメニューに慣れていると操作したい設定画面になかなかアクセスできないことも。個人的には、独自UIを利用したとしても設定メニューや、クイック設定ツールはそのままのほうが嬉しく感じます。
トリプルカメラで、望遠も広角も自由自在。安定のクオリティ
Galaxy S10のバックカメラは1200万画素の望遠カメラ(光学2倍ズーム)に1200万画素の広角カメラ、そして1600万画素の超広角カメラの3つのカメラを搭載。撮影時にはズーム状況に応じて3つのカメラをシームレスに切り替えて撮影することが可能。
望遠レンズを利用して目一杯ズームするとこのレベルまで拡大可能。流石にデジタルズームを併用しているため、ノイズが目立って入るもののスマートフォンとは思えないレベルで拡大できます。
望遠カメラ |
超広角カメラ |
広角カメラ |
同じ場所から望遠・超広角・広角カメラの3パターンで撮影。同じ場所から撮っているにも関わらず、ここまで撮影できる広さと、その印象が異なるのは驚き。一眼レフでレンズを切り替えているのではなく、あくまでも同じスマートフォンです。
ご時世がご時世なため、外での撮影例が少ないのが残念。ちょっとした散歩の際や、通勤時にいくつか撮ってみましたが、Xiaomi Redmi K30 5Gよりも綺麗に撮れている印象。特に空と影のコントラストはうまく処理できており、画素数だけでなくソフトウェアの処理もしっかり出来てることがスマートフォンのカメラの重要なポイントであることを感じさせられます。
食事モードの撮影 |
食事の写真も、外食をしていないため自宅ご飯の写真のみ。Galaxy S10のカメラには「食事モード」が搭載されており、通常モードの撮影に比べ選択した場所以外をぼかしたり、彩度を上げて暖色にしてくれたりし、より美味しそうに撮影することが可能。ただ、若干色見がずれており、美味しそうだけでもそこまでという感じでした。
その他のUIや撮影モードは上の感じ。なお、記録方式はプロモードではDNG形式(RAW)での記録も可能で、その場合はLightroomなどの編集ソフトを利用して現像することも可能。動画の記録はS10は4Kまでは対応せずUHDまでです。
型落ちだから安く手に入る。でも、完成形を楽しめる実力のあるモデル
今回購入したGalaxy S10。2019年に登場した当時の期間モデルで、2020年の今ではあくまでも「型落ちモデル」。それでも、スペックの性能も、カメラの性能もピカイチの完成形ともいえる形のモデルでした。
スマートフォンのスペックは年々大幅に進化しており、1年前くらいなら全く使い勝手では困らないのも事実。今回は実質40%オフという非常に安い価格で手に入れることができましたが、今後も安く手に入れる機会は多いはず。最新モデルのGalaxy S20も気になりますが、S10をあえて購入するというのは手かもしれません。
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