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【アンダーズ東京】都内の中心部で手軽に楽しめる非日常を。地上50階で絶景を見ながらリラックスにも、テレワークで捗る作業環境としてもオールマイティに使えるホテル、アンダーズ東京宿泊記

時々暖かい日もあったり、以前よりも空気がしっとりとしてきたり、季節の変化を感じる今日。2021年も2ヶ月が終了し緊急事態宣言下での生活にも慣れてきたタイミング。3月は祝日もなくどこか遠くに出かけるのもちょっとハードルが高い時期。そんなときは手軽に行ける近場で非日常を楽しんでみるのも良いのかも。今回は地上50階の贅沢なホテルステイを楽しめるアンダーズ東京に宿泊したのでご紹介。
アンダーズ東京は、現在再開発真っ最中の虎ノ門の中心にそびえ立つ虎ノ門ヒルズ最上部にあるハイアット系列のホテル。ヒンディ語で「パーソナルスタイル」を意味するアンダーズという名の通り、シンプルながらも上品で、そしてゆったりと過ごせる空間であっという間に時がすぎる贅沢なホテルステイでした。

2021年のベストホテル第4位!

アンダーズ東京は2021年に宿泊したホテルの中で、ベスト1位に選ばれました。

木のぬくもりを感じる部屋。テレワークにも使える大きなデスクも魅力

アンダーズ東京のロビーは虎ノ門ヒルズの最上階である51階に位置。そのエレベーターへの入り口は虎ノ門ヒルズの1階の1箇所にのみ設けられ、オフィスやレジデンスの利用者の導線とは完全に分離。唯一直接入れるのが車寄せで、どうやって来館するのが正しいのかというのを感じさせられます。
地下鉄虎ノ門ヒルズ駅からも、中目黒方面改札からは直接アクセスすることが可能。エレベーターホールまでの通路は上の写真のようにアートで彩られ飽きないのもグッド。狭い廊下のスペースも有効活用しています。

チェックインは、すべての客室プランでアンダーズラウンジに座りながら行う今どき珍しいタイプ。このアンダーズラウンジは、常にすべての宿泊者に対して開放されていて、カクテルタイムならアルコールも楽しむことができるスペースに。
今回宿泊したのは標準的なツインルーム。ただ、実質全室デラックスルームのアンダーズ東京は、ツインルームでも52㎡という広さを確保しており、内装も白と木を生かしたシンプルでありながら上質なデザインを実現しています。

他のホテルと大きく異る独特のデザインなのが、デスク周りの配置。通常壁際にデスクを配置し、まどは全面展望とするホテルが多いのに対して、アンダーズ東京のツインルームは窓際に超大型のデスクを配置するという思いきったレイアウトに。
ワーケーションや、ホテルでのテレワークなんてものも流行りつつある今日ですが、この超大型デスクはこれからの新しい働き方をしていく中でも最先端を行くものと言えます。ツインルームで2人でガッツリ作業をしてもまだまだ余裕のスペースで、モバイルモニターなどを持ち込んで2画面で作業というのも難なくこなせます。

ツインベッドの間のサイドテーブルには、BOSEのBluetoothスピーカーと、各種リモコン、電話、時計、そしてカーテンやライトを操作できるコンソールボックスが配置。スイッチ類は、上のようなノブになっている遊び心もあったのはグッド。室内のスイッチ類は基本的にすべてこのノブ型になっていておしゃれでした。

コーヒーサーバーはエスプレッソ+ブレンド+デカフェの3種類×2の6杯分が用意。また、お茶にお菓子は無料で頂くことが可能。チェックイン後にコーヒーで休憩し、夕飯を食べて戻ってくるとターンダウンがされ、その際にコーヒーなどは補充が入るのもグッドでした。
冷蔵庫内には予め飲み物が準備。アルコール類は有料、かつ、それなりの値段がしますがノンアルコール飲料は無料。予めウイスキーなどを調達しておけば、割材は冷蔵庫から、氷は無料で貰えるのでしっぽり飲むことも可能です。

バスルームに洗面台、トイレはどれも広く、また、華美ではないインテリアが魅力的。浴槽は非常に大きく2人で入浴しても余裕の広さを実現しています。また、レインシャワーも備えており、快適なバスタイムを楽しめます。

部屋の内装の紹介はここまで。写真は上げていないものの、クローゼットはウォークインクローゼットで2人分の服を目一杯かけても余裕の広さを確保し、さらに荷物置きまで備える大容量さが魅力でした。アイロンはパナソニックの充電式でササッとアイロンがけできるのも良い感じです。

全部屋タイプでラウンジが利用可能。絶景を眺めながらの一杯は格別

ロビー階には宿泊者専用のアンダーズラウンジも用意。クラブフロア限定のクラブラウンジではなく全宿泊者が対象。チェックイン・チェックアウトの手続きもこのラウンジで行うためホテルに着いた時点からその開放感あふれるデザインに驚かされるはず。
新型コロナ渦であり密をさけるため、宿泊時はラウンジエリアを拡大しチャペルなどのスペースも利用して対応。17時~19時のカクテルタイムは、そんなスペースの拡大の恩恵も受けて東京の絶景を見ながらのんびり一杯というステイができました。

ラウンジで過ごしているうちに日没。小腹が満たされたところで部屋に戻れば、夕暮れ時の絶景が目の前に広がります。今回宿泊した部屋は北西向きの部屋で、ちょうど目の前にTHE
Okura、遠くを見れば新宿の高層ビル群が見え、徐々にビルの航空灯が目立ち始める様子はなかなかロマンチック。あとは同行者が男性でなければ良かったのですが贅沢は言えません。

アンダーズ東京で唯一物足りなさを感じたポイントが、レストランの少なさ。メインダイニングのザ
タヴァンか、8席だけのTHE
SUSHIなど何軒かは用意されているものの、虎ノ門ヒルズ全体であまりレストランが多いとは言えず夕食の確保には苦労する場面も。
今回は新橋まで酔い醒ましも兼ねて散歩し食事をしてきました。部屋に戻りバスタイムを楽しんだら、すっかり日が落ちた東京の夜景をハイボールでも飲みながら楽しむのもよし。部屋に設置されているBOSEのスピーカーを使って音楽をかけながら一杯というのはなかなか至福の時間です。

抜かりない朝食と、フィットネスで爽やかな朝を

夜景を楽しみつつ就寝したらすぐに熟睡。朝目を覚ましてカーテンを開ければ再び51階からの絶景が登場します。夜のうちにお願いしていた靴磨きも終わり、かごに入れられて返却され、最高のコンディションで一日をスタート。

朝食はメインダイニングのザ
タヴァンでビュッフェスタイル。洋食中心ではあるものの和食も用意されており、どちらも楽しむことが可能。卵料理は選択制で私はオムレツをチョイス。ブレッドバスケットもオムレツもオーダーを受けてから作り・焼き始めるんだとか。スタッフの対応もよく、飲み物の追加などは最適なタイミングで声をかけてくれました。

朝食のあとは37階に位置するフィットネスを利用するのも良し。37階に位置するAO
スパ&クラブには最新のフィットネス機器が用意されたフィットネスジムに、20m×3レーンのプールなどが完備。宿泊者は予約制で基本無料で利用可能。水着などもレンタル可能で、水着のみ800円、その他は無料でレンタルできるため手ぶらで行っても問題ないのもグッドです。
今回はプールエリアのみを利用。コロナ渦ということもあり人数制限を行っていることで、人数も少なく快適。花粉の季節だと外でのランニングもままならないものの、屋内プールなら思いっきり泳いで、短時間でも効率よくカロリー消費ができました。
ロッカールームにはシャワーブースと浴槽、ドライサウナも用意されており、運動後の汗を流して「整える」ことも可能。利用していませんが、マッサージチェアやドリンクを設置したスペースもあり、運動後のリラックスにも余念がない設計でした。

あえて向かいのホテルで昼食という贅沢も。The Okuraのフレンチトーストを昼食に

50階の客室からよく見えていたThe Okura
Tokyo。せっかく目の前にあって、レイトチェックアウトで時間もあるなら、ということで散歩がてら昼食はオークラ謹製のフレンチトーストを食べに行きました。虎ノ門ヒルズからオークラ東京までは徒歩10分ほどで、ちょうどよい散歩感覚で到着します。

オールデイダイニング「オーキッド」で朝食時間帯とティータイム以降でフレンチトーストを提供。どちらの時間でも数量限定で事前に予約が必要ではあるものの、前日夜の電話でも十分確保することが可能です。朝食時間帯はフレンチトーストのみの確保で、席は確保されず待つ場合もあるものの、長時間待つような場合は少なく予約時間に訪問すれば問題ありませんでした。
オークラのフレンチトーストは、先日訪問した川奈ホテルのフレンチトーストに比べ甘さが濃縮され、パンと言うよりは厚焼き玉子が近いレベル。まずは王道のはちみつをかけて食べるのも良いですが、ブルーベリージャムなどの酸味があるものをつけても良い感じ。2枚食べるだけでお腹いっぱいになってしまいました。

The Okura
Tokyoは2019年に本館を建て替えたばかりの新しい建物ではあるものの、ホテルの顔とも言えるロビーは以前の旧本館の意匠を忠実に再現。谷口吉郎らが1962年に設計し半世紀以上に渡って愛されてきたロビーを、谷口吉郎氏の息子である谷口吉生氏が新たな意匠も加えながら作り上げ、オークラにしかない魅力を宿らせています。今回は宿泊ではないのですぐに退散してしまいましたが、宿泊でも訪れたいもの。

景色を眺めながらのテレワークは「捗る」。快適な作業環境はアンダーズ東京の魅力

部屋の写真の中でもすでにご紹介したように、アンダーズ東京のツインルームの魅力の一つが、大きな木のテーブル。横長に大きく広いテーブルなら、ノートPCに書類に、スマートフォンにコーヒーに、と作業に必要なものを広げても余裕のスペースを実現。

今回はTwitterで豪遊している「ヲタク」として有名なねむい氏と宿泊。すでに公開済みの奈良ホテルの宿泊記をこのデスクで編集してもらいましたが、原稿を書いて一息付きたいときには外の景色を見たり、もしくはプールで一泳ぎしたり、コーヒーサーバーのコーヒーを飲んだりと快適に作業するためのすべてが揃っていました。快適に過ごすリラックススペースとしてでなく、「捗る」作業スペースとしても優秀だったわけ。
テレワークといって、自宅で仕事をするのは運動不足になり、また、集中できないという場合にも案外ホテルワークというのは進捗を生む上では便利かもしれません。ただし、フルタイムの職場の場合8時間の勤務時間を確保するためには連泊がマストなのは財布と相談が必要ですが。

東京の中心で非日常を。50階からの景色を楽しみながら過ごすアンダーズ東京はオールマイティに使えました

今回宿泊した虎ノ門ヒルズの最上層に位置するホテル、アンダーズ東京。宿泊時は2人でわずか4.8万円という価格でありながら、地上50階からの景色に作業環境として最高のデスク、そして景色を望みながら楽しめるラウンジでのカクテル、フィットネス、何にでも近いロケーション等、リラックする環境としても、仕事をする環境としても最高の場所でした。
遠出をするのがなかなか憚れるなか、あえて遠くに行かず都内で非日常を楽しめるアンダーズ東京。プライベートでリラックスするもよし、作業に集中できる環境としてもよしと、オールマイティに使えるホテルとして利用してみて欲しいホテルです。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています