9月12日に行われたFiiO 2015 Autumn Launch Eventにて、X7の正式発表がされていたようなので、公式のFacebookよりお借りした画像を使って、解説していきたいと思います。
ちなみに、もうFiiOの中国版のWEBサイトには商品情報が上がっていますね
http://www.fiio.net/products/45
X7 それは、Androidベースのスマートなポータブルミュージックプレーヤー
フラッグシップ機にふさわしく、730日に渡る研究を行っています(開発休止期間も含めるとX3のほうが長いのは内緒)
スペック
DACにはESS9018S(最終的にシングルです)
バッテリーは3700mAh
RAMは1GB
SDカードは最大128GB
ROMは32GB
液晶サイズは4インチ
Wi-Fi・Bluetoothに対応
10時間以上の連続再生
筐体についても(割愛)
LEDインジケーター搭載
カスタマイズ可能なボタン
パワフルなCPUに最高のDAC
SoCにはクアッドコアのRK3188を使用
1.4GHzで(何に対してか不明)55%以上のパフォーマンスの改善、60%の電源効率化
DACにはESS9018Sを採用
SNRは135dB
ダイナミックレンジも135dB
THD+Nは-120dBを誇る(スペック値)
そこにOPA1612を2基搭載し、OPA1612につなぐ
アンプモジュールは4種類
IEM向けのモジュール
中級レベルのモジュール
高出力のモジュール
バランス出力対応のモジュール
X7の音楽再生アプリは、オーディオファイルたちのために徹底的にデザインされている
とりあえず、使いやすそう
というか、普通にアプリもリリースしてほしいレベルですね
DSDも、PCMは384kHz/64bitまで対応
DSD・DXD・DTS・PCM・WAV・WMAなど殆どのフォーマットに対応
Android上の問題についての対応
どうやって、サンプルレート変換(SRC)を避けるように音楽再生アプリを作ったのか
Androidは基本的にSRCを通じて、どんなサンプルレートの音楽も44.1か48kHzに変換してしまい、音質に影響を及ぼしてしまう
X7の提供する再生アプリでは、AndroidのシステムのSRCをスルーし、ビットパーフェクトで劣化のない音を提供する
Androidモードとピュアモードの2種類を用意し、プルダウンメニューから変更可能にする
Androidモードの場合では、サードパーティ製のアプリも使用可能で、FiiOのプレーヤーであればビットパーフェクトに、他のプレーヤーでは44.1または48kHzの音声出力になる
ピュアモードでは、X7をピュアオーディオ機器として使用させ、他のアプリの読み込みも行わず、ビットパーフェクトで音楽を再生する
どちらのモードでも、音質はおなじになるようになっている
まとめ
想像以上に素晴らしい出来になっていると思います
最後のAndroidモードとピュアモードという2種類のモードを用意するという発想は個人的には面白いなと思います
私の場合、Androidの端末は十分にあるので、ピュアモード運用になりますかね
スペック表もおいておきます
最後になりますが、スペックもまとめておきましょう
サイズ | 128*16.5*64mm |
---|---|
液晶 | 3.97インチ 800*480 (IPS) |
バッテリー | 3700mAh |
連続再生可能時間 | 10時間以上(IEMアンプモジュールで画面オフ時) |
ハードウェアボタン | 電源・再生/一時停止・スキップ/リバース・ボリュームキー・1つのカスタマイズ可能なボタン |
入出力 | microUSB(11ピンのmicroUSBソケットのドッキングコネクターにも) |
microSD | |
3.5mmのラインアウト/同軸出力(変更可能) | |
ROM | 32GB |
Wi-Fiなど | 802.11g/b/n APT-Xは非対応 |
DAC | ESS9018S |
出力 | 100mW/32ohms, 200mW/16ohms(IEMモジュール) |
オペアンプ | アンプモジュールに依存 |
SoC | RK3188 |
RAM | 1GB |
重量 | 220g(IEMモジュール時) |
S/N | 117dB |
THD+N | 0.00% |
出力インピーダンス | 1オーム以上 |
クロストーク | >72dB(PO),>110dB(LO) |
出力レベル | 1.5V(LO) |
ちなみに気になる価格は、アメリカで$649.99ほどになるとのことです
7.8万!まぁ、手が…うーん…
値段などのソース:X7, the Flagship DAP from FiiO ( updated on 15/12/2014)