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【Ifanr NX1 Pro】手のひらサイズの円筒形が特徴的。フルHDのネイティブ解像度を確保しつつ1万円台のIfanrプロジェクターNX1 Proをレビュー

 

自宅でエンターテイメントを楽しむ一番のツールはテレビ。最近は50インチを超える大きさが当たり前になってきたこともあり、大画面でテレビを楽しめる場面が増えています。ただ、テレビの巨大化には財布の面からも限界があり70インチの大きさの製品はおいそれと購入できるわけではありません。
壁やスクリーンに映像を投影することでテレビを超えた大画面を実現できるのがプロジェクター。高級モデルも多いですが廉価な製品でも十分な性能を持った物が多く登場。今回は約14,000円で購入できる小型プロジェクター、Ifanr NX-1 Pro プロジェクターをレビューいたします。

Ifanr NX-1 Proは円筒形をしたコンパクトサイズのプロジェクター。安価な価格ながらネイティブ解像度はフルHD(1920×1080)を実現。2.4GHz/5GhzのWi-Fiに対応しプロジェクター本体でのストリーミング再生でも安定した通信が可能。自動台形補正機能や電子フォーカス機能を搭載し投影時のセッティングもしやすくなっているのも魅力的です。

Ifanrプロジェクターのスペック

  • 画面解像度: フルHD (1920×1080)
  • 光源種類: LED、LCD
  • 明るさ: 20000ルーメン
  • コントラスト比: 13000:1
  • 投影距離と画面サイズ:
    最小投影距離: 0.9m、最小画面サイズ: 32インチ
    最大投影距離: 6.8m、最大画面サイズ: 300インチ
  • 入力端子: USB、HDMI、ヘッドフォン
  • スピーカー: 4Ω3W×2
  • 騒音レベル: 35dB以下
  • 物理的なサイズと重量: 12cm×18cm
  • 特別な機能:
  •  電動フォーカス: ボタン操作で瞬時にフォーカスを合わせ、画面を常に鮮明に保つ。
  •  台形補正: ±45°の台形補正が可能で、壁の前や側面からの設置でも自動で補正され、鮮明な投影を確保。
  •  WiFiワイヤレス接続: 2.4G/5GのWiFiワイヤレス接続により、スマートデバイスからのコンテンツを簡単に投影。
  •  双方向Bluetooth接続: ワイヤレススピーカーとしてだけでなく、スマートデバイスを音響センターとして活用し、音楽や映像を満喫。

片手で持てるハンディサイズ。簡単に設置できるデザインも魅力

       

 

パッケージはプロジェクターの写真が描かれただけのシンプルなデザイン。側面にスペック表が記載されているだけでびっくりするくらいの単調さです。同梱品は本体のほかにリモコン、HDMIケーブル、電源アダプター、清掃用の布と綿棒、説明書が付属します。

 

 

本体は手で持てるサイズの直径12cmの円筒型。投影部分の反対側にUSB Type-A(USBメモリ対応)、HDMI、3.5mmステレオミニジャックが配置。排気口の下部分に電源アダプターの差し込み口も用意されています。
底面部分には三脚穴も用意されており、そのまま設置しても必要に応じて三脚を利用してもちょうどよいようになっています。底面全体にはゴムもつけられているため、そのままテーブルの上に設置してもガタつかないようになっているのもポイントです。

 

 

      
リモコンは赤外線式。よくあるプロジェクターに付属するタイプのものですが、電子フォーカス機能の操作用のボタンが上から2段目にあるのがちょっと特徴的かも。リモコンは単4電池×2本で動作します。電源アダプターは19V=3.42Aの64.98W。プロジェクターはそれなりに電力消費量が小型な製品でもあるようです。

 

 

説明書はすべて日本語化済み。実際に利用している際に説明書を参照しないとわからない操作はありませんでしたが、日本語記載のため困らずに利用できるはずです。

自動台形補正機能で簡単設置。フルHDの精細な映像を楽しめる

 

 

プロジェクターを起動すると、最初は言語選択画面に遷移。一覧から日本語(下部にありました)を選択すればそのままメニュー画面に遷移します。メニューはロゴとメニュー名のお陰で分かりやすい仕上がりなのも嬉しいポイントです。
メニュー画面は独自OSによって作成されており左からUSBメモリのコンテンツを再生する「マルチメディア」、iOSからの映像を再生するエアプレー(無線)、iOSケーブルキャスト(有線)、AndroidやWindowsからの映像伝送の「ミラキャスト」、DLNAサーバーとして本機でストリーミング再生を行う「テレビ」機能を搭載。HDMI端子からの入力はHDMIメニューから行います。
本機はピントを合わせるフォーカスについては、あくまでも電子フォーカス機能のみで自動でのフォーカス機能は搭載していません。このため投影したタイミングでリモコンのフォーカスボタンを利用してピントを手動で調整していきます。
安価なプロジェクターでは自身でレンズのピントリングを調整することが多いですが、電子フォーカスの場合自動ではないにせよ勝手にピントがずれたり、再設置した際にもそのままのピントで利用できるので意外と便利。リングを回して投影角度が変わってしまうなんてこともないですしね。

 

      
設定メニューではWi-Fi・Bluetoothの接続設定とシステム設定、投影設定の4メニューを用意。Wi-Fi設定メニューでは、周囲のWi-Fiアクセスポイントを選択してパスワードを表示されるキーボードで入力するスタイル。なお、本プロジェクターでキーボードが出てくるのはここだけでした。WPSには非対応です。

 

 

      

 

Bluetooth接続機能は、レシーバーモード(受信モード)と通常の送信モードの2種類を搭載。レシーバーモードでは本体をBluetoothスピーカーとして利用できるというもの。後述するように本機のスピーカーの性能は正直絶望的なのであまり利用することはなさそう。逆に本機の音声を送信する送信モードでBluetoothスピーカーに接続すれば高音質での音楽再生ができるのでこちらが圧倒的におすすめです。

 

 

システム設定画面からはオンラインアップデート機能も利用が可能。自動でダウンロードされていたようで、アップデートの確認を行ってみたらすぐに2024-01-08版へのアップデートが行われました。なお、アップデートを行うとWi-Fi設定などはリセットされるため再度接続設定が必要です。

 

 

投影設定メニューでは、投影方式(吊り下げや鏡を利用した鏡面での投影)、自動台形補正機能のON/OFFや画像モード、ズーム機能のON/OFF設定が可能です。自動台形補正機能は利用している分にはかなり優秀で最大±45°の範囲での補正が可能。AIフォーカスとジャイロスコープ技術によって投影角度を変えたら5秒以内に補正してくれこれだけで十分といった印象でした。

 

メニューの内容からも分かるように、このIfanrプロジェクターは単体でNetflixやAmazonプライム・ビデオといったストリーミングサービスを再生することは不可能。そういったストリーミングサービスを楽しみたい場合は、FireTVスティックなどを別途用意して接続する必要があります。ただ、接続すれば問題なく利用できますし、本体のUSB端子から給電して使えるので不便さは案外ありませんでした。

 

本記事でFireTVスティックの使い勝手をレビューするつもりはないため、メニューはこの画面だけ。円筒から形状が変わってしまうためIfanrプロジェクターにFireTVスティックをぶっ刺したまま保管するというのはおすすめしないものの、プロジェクターを用意するときに刺しておけばFireTVをそのまま使えるって意外と便利でした。こういうので良いのかも。

 

 

 

       
Ifanrプロジェクターの肝心の画質についても葬送のフリーレンを使って検証。IfanrプロジェクターはフルHD画質での映像の入力と、投影部からの投影解像度(ネイティブ解像度)の両方でフルHDに対応。FireTVスティックでも今回1080PのフルHDで再生されているため、壁には解像度を一切落とさずに投影できていることになります。
ピントをうまく合わせている状態でもあるため、1080Pで再生している葬送のフリーレンの映像を拡大してみてもボケている感じがなくそのままの質感を維持できていました。解像感の高さは没入感に大きく影響するため解像度の高さは重要でした。
写真では昼間の時間に遮光カーテンで部屋を暗くした状態で壁に投影して撮影。とても明るい、というほどまでではないにせよ、十分な明るさと自然な色味を確保した映像が特徴的。過去にレビューした10万円超のDangbeiの製品Dangbei Atomなどと比べると流石に薄味ですが、個人的には十分楽しめる画質に感じました。

 

 

      
個人的に良いなと思ったのがDLNAクライアント機能。本機自身でネットワーク上のサーバーにアクセスして動画を再生する、ということはできませんが他の機器からコンテンツを選択してDLNAプッシュし、Ifanrプロジェクターで再生をする、ということは可能。
私の家ではJriver Media Centerを核にメディアライブラリとメディアサーバーを構築していますが、スマートフォンに入れたBubbleUPnPを利用してJriver Media Centerからこのプロジェクターに対して映像を飛ばすようにして利用。
あくまでもスマートフォンはコントローラーとしてしか利用しないため、途中でスマートフォンのアプリを閉じてもそのまま再生が続けられるのもグッド。再生を指示したらプロジェクターとJriverで勝手に通信してくれるので、スマートフォンなどの負担を抑えて再生することができました。自宅にメディアサーバーがある場合は、DLNA機能はかなりパワフルです。

 

 

 

スマートフォンやWindows PCから画面をキャストするスクリーンミラーリングにも対応。プロジェクターをミラーリングの待機モードにした状態でAndroidスマートフォンからスクリーンキャストをONにして接続すれば、スマートフォンで表示している内容をそのままキャストすることが可能。

こういったスクリーンミラーリングは動画コンテンツの再生時には画質が落ちてしまうことが多い印象でしたが、本機の場合5Ghz帯にも対応するパワフルなWi-Fi性能もあってかスムーズ、かつそのままの画質で表示することができていたのも特徴的でした。

設置しやすく、画質もきれい、そして安価。三拍子揃ったプロジェクター

 

 

今回ご紹介したIfanrのプロジェクター、Ifanr NX1 Proは円筒形の小型サイズによる設置のしやすさ、ネイティブ解像度でフルHD(1080P)の画質、そしてわずか14,000円台で購入できる安さの三拍子揃ったプロジェクターでした。ちょっとゆったりしたいときに、さっとプロジェクターを設置してリラックスしながら大画面で映像を楽しむ、そんな贅沢な時間を簡単に作れるIfanr NX1 Proをぜひいかがでしょう?

 

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいます