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【Emotn N1】AmazonプライムビデオもHD画質で楽しめる。自動台形補正機能やフルHD画質での投影に対応した高性能プロジェクター、emotn N1(エモトーン)レビュー

大型のテレビの値段が下がってきたといえども、壁一面を全面ディスプレイのようにしてホームシアターというには流石にハードルが高いもの。簡単に自宅で大画面で映像を楽しむときにはプロジェクターが活躍します。今回は世界初のNetflix公式ライセンスを取得したプロジェクターであるEmotn
N1(エモトーン N1)をお借りしたのでレビュー。

Emotn
N1は世界で初めてNetflixの公式ライセンスを取得したプロジェクター。高性能なLinux
OSを搭載し、NetflixやAmazonプライムビデオといったストリーミングサービスとの親和性の高さを謳った製品。ネイティブの解像度も1920×1080のフルHDで、手軽に高画質を楽しむことが出来る製品です。

すぐに使える、コンパクトに設置できる縦型のデザイン

     

パッケージは製品画像を白地に印刷したシンプルなもの。公式に対応を謳っているNetflix・Amazonプライムビデオ・YouTubeのロゴマークも掲示されており、ストリーミングサービスとの相性の良さをアピールしています。
同梱品は写真の通り。本体の他には日本語も記された説明書、電源アダプタ、リモコン、保証カードが付属します。リモコンに関してはAmazon
Fire TV
Stickに付属するものに近いデザインで、本体の操作用の十字キーの他にNetflix・YouTube・Amazonプライムビデオに直接アクセスできる専用のボタンも配置しています。

     
本体はホワイト一色のデザイン。よくある横長のデザインではなく、排気口などが投影口の下側にある構造で設置スペースを広く取らないのがポイント。リビングや居室の棚に普段はしまっておく、という場合でも省スペースで済ませることが可能です。
本体上部には電源ボタンのみを配置。操作を行うためのボタン類は本体にはなく、すべてリモコン側で行うようになっています。

     
本体の裏側には排気口兼スピーカーを配置。Emotn
N1は5Wのスピーカーをデュアルで搭載しており、本体単独でも十分な迫力のある音声を再生可能です。接続端子は、左から電源アダプター、USB、HDMI入力、有線LANに音声のラインアウトを搭載。外部スピーカーを利用する際には、このラインアウト端子を利用します。

     

本体の底面には各種認証などの表示ラベルも位置。Wi-Fiを始めとして無線通信を行う機器のため技適マークも確認できます。Emotn
N1を直接設置する際に利用できる折りたたみスタンドや、市販の三脚を利用できる三脚穴も配置。今回はマンフロットのミニ三脚を利用して設置しました。

明るく、かつ、柔軟なズームと台形補正で美しい映像を投影

      
Emotn
N1の電源を入れると、初期設置アップ用のメニューが表示。最初は英語でスタートし、リモコンのペアリングを行うところから。英語ではあるものの、リモコンのどこを押すべきなのか(今回は【ボリューム+】と【→】の2つ)が表示されるため、操作に困るような部分はありません。

     

     

     

     
その後はプロジェクターの設置方法を選んだところで言語選択のメニューが表示。日本語も用意されており、選択後は日本語でセットアップを進めていきます。各種規約やデータ送信の同意の後にWi-Fiへの接続、そのままNetflixのセットアップも可能です。
Emotn
N1は2.4Ghz帯・5Ghz帯の両方のWi-Fiに対応。5Ghz帯を利用すればかなり高速でインターネットに接続できるため、NetflixなどのストリーミングサービスでHD画質で視聴する場合でも快適に視聴することが可能です。なお、必要に応じて有線LANを利用しての接続することもできます。

      

初期セットアップ後は、完全に日本語化された設定画面から各種設定の変更が可能。台形補正やピント調整なども自動調整で不完全な場合には設定画面から手動で調整でき、スクリーンに対して真正面に本機を設置できないような場合でも不自然でないレベルまで調整できるようになっています。
設定メニューの構成は、独自のLinux
OSと言っている割にはほとんどAndroidのそれと同じ。Bluetoothで他の機器とも接続できるようになっていますが、私の持っているBluetooth対応のスピーカーであるAudioengine A2+ Wirelessとは接続できてもスピーカーとして利用できませんでした。他の製品を試していないためなんとも言えませんが、Bluetoothスピーカーは接続できないかもしれません、
ここからは実際にEmotn
N1に搭載している機能やアプリを利用して、その実力を確かめていきます。まずは、標準搭載しているアプリからご紹介。基本的にメジャーなストリーミングサービスとしては、本機が認証を受けているNetflix、そしてAmazonプライムビデオ、YouTube、YouTube
Kidsを搭載しています。

私はNetflixユーザーではないため、Netflixの挙動を確認できないもののAmazonプライムビデオとYouTubeは会員のためこの2つをテスト。まずはAmazonプライムビデオを起動します。
Amazonプライムビデオのアプリは、スマートテレビ・セットアップボックス向けのものがそのまま使われているようで、起動時にはAmazonのアカウントを追加しているスマートフォンなどでQRコードを読み込むことでそのままログインすることが可能。このあたりはスマートテレビなどと同じ仕組みでした。

     
アプリの起動後の画面や、動画の選択画面もスマートテレビに搭載しているAmazonプライムビデオアプリのそれと同じ。プライムビデオの特典の範囲内であれば無料でそのまま視聴でき、有料のレンタルビデオなどもアプリから課金して視聴することができます。
個人的に気になっていたのがストリーミング再生時の画質。Androidタブレットを紹介していた記事でも触れていたように、Amazonプライムビデオなどのストリーミングサービスでは著作権保護の仕組みの中で、一定の基準を満たしていないAndroidデバイスではHD画質以上での再生ができないという仕組みがあり本機での再生画質が気がかりでした。
Emotn
N1で実際にプライムビデオで配信中のぼっち・ざ・ろっく!を再生。再生時には”HD”の表記が登場しHD画質で再生できていることが確認できました。HD画質での再生時はそれなりにストリーミング再生にはネットワーク回線を利用しますが、画質の乱れを感じることなくスムーズに再生を続けることができました。

同じようにYouTubeのアプリも利用。YouTubeではログインの際の手間をより簡略化しており、同じWi-Fiのアクセスポイントを利用している端末のYouTubeアプリを開くだけでログインできる仕様に。YouTubeプレミアム会員場合は、ログイン後に表示される右上のYouTubeロゴがプレミアム仕様に変更になり各種プロモーションをスキップして動画の再生ができました。
Amazonプライムビデオ、YouTubeの両方で様々な動画のストリーミング再生を楽しんでみて感じるのがEmotn N1のネットワーク性能の高さ。高画質での動画再生を続ける際には、その動画を安定してダウンロードし続ける必要がありますが、本機では動画再生開始時から再生中まで常にスムーズに再生できました。

Emotn N1ではnetrangeというスマートテレビ向けのアプリプラットフォームを搭載。このプラットフォーム上で配信されているアプリであれば本体にダウンロードして利用することが可能です。ただ、人気のあるストリーミングサービスの一つであるDisney+などは配信されておらず本機で直接再生することはできませんでした。

     
Emotn N1で非対応のストリーミングサービスを利用したい場合には、HDMI端子を利用してFireTV Stickといったストリーミングプレーヤー等を接続するか、スマートフォンやタブレットからミラーリングを利用することになります。
スマートフォン・タブレットからの映像転送は、再生しているコンテンツのみをミラーリングするホームシェア機能か、画面全体を伝送してしまうスクリーンキャスト機能を利用することが可能。スクリーンキャストを試して見ましたが、スムーズに画面全体を共有し、動画再生時も遅延を気にすることなく再生できました。

レビュー時には試していないものの背面のUSB Type-A端子を利用してUSBメモリ等に入っている動画ファイルの再生にも対応。また、HDMI端子を利用してAmazon FireTV Stickの利用も可能で、実際にFireTV 4Kを接続してみましたが高画質でDisney+の映画も再生。多くのストリーミングサービスに対応をさせるのであればHDMI経由でTVスティックなどを利用しても良さそうです。

動画配信サービスも手軽に大画面で楽しむ。ストリーミングサービスにもあったプロジェクター

今回レビューしたプロジェクター、Emotn (エモトーン) N1。自動でのピント調節機能や、スクリーンに対して真正面ではない場所から投影した際も自然な映像を実現できる強力な台形補正機能、そしてフルHD(1920×1080)のネイティブ解像度により、美しい映像を簡単に楽しめる製品でした。
Amazonプライムビデオを始めとした各種ストリーミングサービスでも、標準でHD画質に対応することで本製品単独で多彩なコンテンツを楽しめるのも魅力。スマートフォン・タブレットからのミラーリングを利用したり、HDMI経由での入力も含め様々なシチュエーションで活躍できる製品でした。
Emotn N1(エモトーン N1)は現在Amazonにて69,999円にて販売中。手軽に高画質でストリーミングサービスを楽しめるプロジェクターのEmotn N1、ぜひ検討してみては。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています