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【春のヘッドフォン祭り2016】COWONのDSDネイティブ再生対応のDAP、PLENUE Sを試聴

お待たせいたしました。昨年の春のヘッドフォン祭り振りにヘッドフォン祭りに今年参戦したあーる(@HokuYobi)です。

このブログの中では久々のオーディオの話題ですね。春のヘッドフォン祭り2016です!
今回の記事から数記事かけて、個人的に気になった機種についてピックアップして紹介していきたいと思います。なお、今回の祭りではDAPばかり試聴して、イヤホンは0、ヘッドフォンもほぼ試聴していないことだけ先にご報告いたします。基本DAPの話題ばかりの連載です。
では、完全に試聴した順で触れていく第1回は、今更感もありますが韓国COWONのPLENUE Sをご紹介いたします。

PCM1792Aを搭載し、DSDネイティブ再生対応の旗艦機

COWON PLENUE Sは今年の3月に発売された韓国COWONのフラッグシップ機のDAPです。現在の市場価格は約23万円前後という、とんでもないお高い価格ですが、人気があるんじゃないでしょうか?知りませんけど…
DACにはPCM 1792Aを搭載し、DSD256(11.2MHz)やDXD(352.8/384KHz)、24bit/192KHzの再生に対応しています。
クロックについては44.1KHzと48KHzの2系統のTCXOを用意するなど、音質に対して妥協していない性能です。

詳しい性能をここで語っても仕方ないので、詳しい内容についてはCOWONの公式サイトをご覧いただければ幸いです。

近年のPLENUEシリーズのデザインを引き継いだ高級なデザイン

デザインは高強度アルミニウムで加工されたフルメタルボディで非常に高級感のあるものになっています。

上部には電源ボタンと3.5mmステレオミニにバランス出力端子(2.5mm4極)

下部にはmicroUSB端子に拡張ユニット(別売)用のバランスラインアウト端子

左側面にはmicroSDスロット(一つ)

右側面にはボリュームキーと再生/一時停止キー、先送り/巻き戻しキー

背面はSerration形状により、表面積の拡大を図る

音は「完成形」と言える音

恥ずかしながら今回のヘッドフォン祭りでは事前の下調べなしに参戦したため、とっくに発売になっているはずのこの製品に関しても知識0でした…ブースで値段聞いちゃいましたが、とっくに分かりきっているのに…
さて、逆にそのような状態ですので今回は全く先入観なしに試聴することができ、逆に良かったのではないかと思っています。なお、試聴にはいつものmicroSDを忘れてきましたので、尾崎豊の24bit/96KHzの「僕が僕であるために」をER-4Pで試聴しました。
肝心の音は「完成形」という音でしょうか、非の打ち所がない印象を受けました。非常に高い解像度、癖のない音作り、イヤホンでも音像のはっきりする音、個人的には満点です。ブースで値段を聞いて「あぁ….」となりましたが、財布に余裕があれば買っちゃう音質です。199ドルのスマホで躊躇してる時点で買えませんが…
後述しますが、操作性も非常に良く、素晴らしいDAPでした。

UIの操作性の高さも光る

個人的な話をしますと、COWONのPLENUEシリーズははるか昔のPLENUE Zを昔使用しており、当時からその操作性の高さは気に入っていました。
このPLENUE Sでもそのこれまでの高い操作性を継承し、とても使いやすい操作性を提供していました。
画面の解像度は480*800と市中のローエンドスマホよりも低いのですが、ディスプレイの発色が良いこともありさほど気になるものではありませんでした。
また、タッチパネルの感度もそこそこ高く、個人的にストレスを感じるほどのことはありませんでしたね。
再生画面では、1枚目の写真の他に、下のような表示も可能です。

満足度の高い高級DAPの一つ

COWONのPLENUE Sは値段こそ非常に高いものの、高い操作性と高い音質を共存させており、満足度の高いDAPと感じました。
いくら音が良くても、操作性が悪いDAPは満足度は下がってしまいますからね。

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています