初夏というよりも一気に30℃近い夏日になり夏の訪れを感じる今日。暑く、ジメジメした季節こそちょっと近場で自然を感じてゆったりできる場所を訪ねたいもの。本記事では先日訪問した箱根は仙石原高原のスモールホテル、仙石原プリンスホテルを訪ねたので宿泊記にてご紹介。客室数わずか100室の小さく、落ち着いて過ごせるホテルでした。
箱根仙石原プリンスホテルは、箱根の仙石原高原に位置するリゾートホテル。もともとは大箱根ホテルとして大箱根カントリークラブに併設して作られ、2015年に全館リニューアルし現在の名前に改称。強羅駅からも車で20分ほどと箱根の観光地にもアクセスしやすく、箱根観光の拠点としても便利なホテルです。
箱根の大自然を感じられるゴルフ場ビュー
今回宿泊したのは「Kodachi スーペリア ・ Hikari
スーペリア」ルーム。箱根仙石原プリンスホテルは全国のプリンスホテルの中でもゴルフリゾートを志向したホテルで、各客室はゆとりのある広さと、上質感のあるデザインが魅力的。入口から室内内部にかけては階段がある独特の作りになっており、入口・洗面台部と室内を程よく隔てています。
スーペリア」ルーム。箱根仙石原プリンスホテルは全国のプリンスホテルの中でもゴルフリゾートを志向したホテルで、各客室はゆとりのある広さと、上質感のあるデザインが魅力的。入口から室内内部にかけては階段がある独特の作りになっており、入口・洗面台部と室内を程よく隔てています。
室内にはベッドの他にソファーベッドにもなるソファー、テーブルとデスクが配置。ソファーベッドを利用することで最大3人で宿泊することが可能です。ベッドのマットは少し固めですが、個人的には十分熟睡できるレベルという印象。
部屋にはバルコニーもあり、その先には大箱根カントリークラブのコースが広がります。バルコニー部分は壁で半楕円形になっており日中でも直射日光が差し込まない構造。ほどよい明るさを常に保ってくれます。
洗面台は室内に大型のものが設置。洗面台部分の壁全面が鏡となっているため、同時に2人が身支度をしても問題ない広さです。なお、シャンプーなどはボトル、化粧水等の追加のアメニティは用意されていませんでした。なお、後述する温泉に男性・女性ともに化粧水等が用意されており利用することが可能です。
箱根の自然をほどよく感じてリラックス出来る温泉も魅力
公式サイトより |
温泉施設は2015年に露天風呂の新設と既存内湯、更衣室のリニューアルを実施しており現代的で綺麗な内装が特徴的。源泉は箱根八湯にも数えられる姥子温泉を引いており、無色・無臭のお湯が特徴。お湯に浸かると、ちょっと膨張したお湯に包まれ、ぬる目の露天風呂でも体がぽかぽかに。露天風呂と内湯の間の通路部には椅子もいくつか設置されており外気にあたって休むことも可能です。
温泉は夜は12時まで、朝は午前5時から10時半まで入浴可能。昼は14時からのため、日帰り入浴や、連泊時には若干入れない時間があることには注意が必要です。とはいえ、朝風呂は問題なく楽しめるので、夕方、夜、朝と全力で温泉を楽しみたいという場合でも問題ありません。
公式サイトより |
大浴場の脱衣所には男性・女性ともに化粧水等が常備。また、プリンス系の大浴場にしては珍しくバスタオル・フェイスタオルが浴場にセットされており、自由に使える形。イメージとしてはゴルフ場のクラブハウス内にある浴場のそれでした。温泉が売りの万座プリンスホテル等はタオルは部屋のタオルを利用する必要があるため良心的でした。
コースだけど選べるプリフィックスディナーで和洋折衷の夕飯を
夕飯はメインダイニングの「グリル」で。箱根仙石原プリンスホテルには夕飯を食べられるレストランはこのメインダイニングとコース料理専門の「プラ
デュ
ジュール」の2箇所を用意。メインダイニングでは前菜・メイン料理をそれぞれ2品・1品ずつ選んで和洋折衷のコースを作れるプリフィクスコースとアラカルトメニューを用意。
デュ
ジュール」の2箇所を用意。メインダイニングでは前菜・メイン料理をそれぞれ2品・1品ずつ選んで和洋折衷のコースを作れるプリフィクスコースとアラカルトメニューを用意。
メインダイニング、プラ デュ
ジュールともに箱根外輪山の景色を眺められ、自然を見ながらのんびり食事ができるのもポイント。どのレストランも予約制で、時間を気にせずゆったり過ごすことが出来ます。
ジュールともに箱根外輪山の景色を眺められ、自然を見ながらのんびり食事ができるのもポイント。どのレストランも予約制で、時間を気にせずゆったり過ごすことが出来ます。
前菜にはビーフコンソメスープと和前菜をチョイス。どうしても洋食の要素を取り入れたい気持ちと、でも和食も食べたいというわがままを満たせるのはグッド。和前菜の味もなかなか。
同行者はすき焼きをチョイス |
牛フィレ肉のステーキ・筍のグラタン添え |
メイン料理には同行者はすき焼き、私は牛フィレ肉のステーキをチョイス。なお、どの料理を選んでもご飯と味噌汁もついてくるため、ステーキにご飯という日本人らしい食事を楽しむことが可能。ステーキは外側は黒く焼き上げながら、内側はレアを残す絶妙な焼き加減とご飯にも合うソースが絡み合って美味でした。
朝食はビュッフェ形式ではなくセットメニューで和朝食と洋食の2種類を用意。朝食付きで宿泊しているため選択しませんでしたが、和食・洋食ともに量を控えめにして価格も安くした少なめも準備。ホテルの朝食、特にセット朝食はお腹いっぱいになってしまい、昼以降の食事に響くという場合には選ぶと良いかも。
私は洋食を選択。卵料理はエッグベネディクト、また、ブレッドにはフレンチトーストもつく卵尽くしの食事でした。味は言うまでもなく美味で、十二分に満足できる朝食でした。なお、同行者側の和食ではその場で加熱してくれる焼き魚を中心とした和食で美味しそう。朝食は和食主義、という方ても安心できます。
ポーラ美術館なら車で10分ほど。箱根観光の拠点にも
箱根仙石原プリンスホテルは大箱根カントリークラブに隣接しており、アクティビティとしてはゴルフが第一選択肢に挙がります。とはいえ、仙石原すすき草原バス停から徒歩10分という立地で芦ノ湖周辺よりも強羅エリアへのアクセスが良いのも特徴。ポーラ美術館なら車で10分ほど、岡田美術館であっても20分ほどで到着。箱根・強羅エリアへの観光の拠点としても程よい立地が便利でした。
箱根の喧騒からも離れた高原のリゾートで、ゆったり過ごす休日を
今回宿泊した箱根仙石原プリンスホテルは小田原駅から車で1時間弱、強羅エリアからは20分ほどで到着できる立地でありながら箱根中心部の喧騒から離れ、雄大な自然と広々とした部屋、手頃な価格でコース料理を楽しめる大人のリゾートホテルでした。小田原までなら新宿からロマンスカーで1時間と2時間ほどで都内からアクセスできる立地も魅力でした。
コロナ禍で回数の減った出勤も増え、日頃の疲れが溜まってきているはず。ぜひ、都会の喧騒を離れた箱根の自然の中でリフレッシュしてみてください。6月以降は素泊まりで1人1万円強で宿泊できる(素泊まり)ため、ちょっとした夏の贅沢にも良さそうです。