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【Xiaomi Redmi Pad 2】MediaTek Helio G100-Ultra搭載で4G回線対応!Antutu 41万点の性能と16:10ディスプレイで使いやすいXiaomi Redmi Pad 2レビュー【PR】

6.8インチのスマートフォンが当たり前のように登場し、手元の端末が大型化する中でも、10インチ程度のより画面の大きいタブレット端末はそれはそれで持っていると便利。家でのんびりする際に動画を見たり、なにか調べごとをするときにもタブレット端末のほうが有利な場面は多い印象です。旅行などの移動のときにもスマートフォンを見るよりタブレット端末のほうが姿勢も悪くならないですしね。ただ、タブレット端末は高価格な製品からかなり低価格なものまで多くの製品があり、どの程度の物を買えばいいのかは難しいもの。

今回はそんなタブレット端末市場に登場した、購入しやすい価格で、かつ、しっかり動く製品なタブレットXiaomi Redmi Pad 2 4Gをメーカーよりお借りしてレビュー。Redmi Pad 2 4GはMediaTek Helio G100-Ultraに4GB RAM、128GB ストレージを搭載したミドルレンジモデル。11インチのディスプレイはアスペクト比16:10で2560×1600の高解像度を実現し、最大90Hz駆動に対応したモデルです。注目すべきは4G回線に対応している点で、Wi-Fi環境がない場所でも単体でインターネット接続が可能な仕様になっています。価格は27,980円と購入しやすい価格帯なのもおすすめな製品です。

Xiaomi Redmi Pad 2 4Gのスペック

項目内容
ディスプレイ11インチ IPS LCD、2560×1600、最大90Hz、274PPI、500nit(標準)/600nit(屋外モード)
CPUMediaTek Helio G100-Ultra(6nm)、A76×2(2.2GHz)+ A55×6(2.0GHz)
GPUMali-G57 MC2
OSXiaomi HyperOS 2(Android 15ベース)
RAM + ROM4GB(LPDDR4X)+ 128GB(UFS 2.2)、microSDXC(最大2TB対応)
カメラアウト: 800万画素(F2.0)、イン: 500万画素(F2.2)
BluetoothVer 5.3(SBC, AAC, LDAC対応)
USBUSB Type-C(USB 2.0)
バッテリー・充電性能9,000mAh、18W急速充電
重量519g
大きさ254.58mm × 166.04mm × 7.36mm
Wi-FiIEEE 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)
ネットワーク4G FDD: B1/2/3/4/5/7/8/13/18/19/20/26/28/66、4G TDD: B38/40/41

11インチの大画面でも持ちやすい薄型設計と適度な重量感

パッケージはXiaomiらしいシンプルな白基調のデザインで、製品名とブランドロゴが控えめに配置されたミニマルな仕上がり。同梱品は本体、18W電源アダプター、USB Type-Cケーブル、SIMピン、クイックスタートガイドという構成で、必要最小限ながら充実した内容になっています。今回お借りしたのは海外版のようで、電源アダプターは日本のType-Aではないものが付属していました。

2022年に発売となっているRedmi Pad初代とも比較。初代Redmi Padはディスプレイのアスペクト比は5:3で、今回レビューするRedmi Pad 2の16:10に比べるとわずかに短辺側が広くなっており、縦向きの際には横幅が、横向きの際には高さが広くなっています。背面の印象は大きく変わっており初代のミントグリーンの明るい印象から、よくあるタブレットのグレーのデザインになっていました。

本体は11インチという大画面ながら、厚さ7.36mmの薄型設計により取り回しの良さを実現しています。重量は実測で511gと10インチクラスのタブレットとしては標準的な水準で、片手での長時間保持は難しいものの、両手で支える分には負担を感じない程度の重量感です。背面はアルミニウム合金を採用したユニボディ構造で、質感の高い仕上がりを実現している印象です。

端子類についても確認。縦向きで利用した際の下側、横向きで利用したときの左右側面側に3.5mmステレオミニ端子とUSB Type-C端子を配置。また、上側の短辺には電源キーを備えます。スピーカーは両方の短辺に2つずつ搭載しクアッドスピーカー構成です。ボリュームキーは縦向きで利用した際には右上の位置に、横向きで利用した際には上にくる長辺に配置されています。

本機はmicroSDスロットとnanoSIMスロットを搭載。nanoSIM×2、または、microSD+nanoSIMのデュアルSIM構成になっています。小型モデルのRedmi Pad SE 8.7 4Gに引き続き、4G回線に対応しているのが特徴的です。タブレットをデュアルSIMで運用する必要は微塵も感じないので、実際に利用するうえではnanoSIM+microSIMで利用するのが一般的かと。microSDは2TBまで対応しているので、基本的にどんな動画や写真も持ち運びが余裕です。

ディスプレイ周りのベゼルは上下左右とも均等に配置。特に横向きで使用した際のバランスの良さが印象的です。画面占有率も高く、11インチの画面サイズを効率的に活用できる設計になっています。アスペクト比は16:10。初代Redmi Padは5:3でしたが、それに比べて正方形に近い形になっているのがポイントです。

MediaTek Helio G100-Ultraで日常使用に十分な性能を確保

Redmi Pad 2に搭載されているMediaTek Helio G100-Ultraは6nmプロセスで製造されたミドルレンジ向けSoCで、A76コア×2とA55コア×6のオクタコア構成。GPUにはMali-G57 MC2を搭載し、日常的な用途から”超”ライトゲーミングまで対応できる性能を確保しています。

Antutuベンチマークでの総合スコアは413,664点で、ミドルレンジタブレットとしては標準的な性能を示しています。CPUスコアは123,612点、GPUスコアは66,629点、メモリスコアは120,922点、UXスコアは102,501点という結果で、各項目ともバランスの取れた性能を発揮している印象です。MediaTek Helio G99を搭載している初代Redmi Padも同じバージョンのAntutuでテストしてみた結果は411,808点。全世代から比べるとわずかに性能アップした、というように思うと良さそうです。

ストレージテストの結果も確認。シーケンシャルリードで1,041MB/s、シーケンシャルライトで961MB/sという結果に。ランダムリード/ライトはそれぞれ376MB/s、368MB/sです。大容量のゲームを本機でプレイするということ自体があまり想定されていませんが、大容量の動画をダウンロードするというようなときには十分なスピードを確保できるかと。

実際の使用感としては、WEBブラウジングやSNSの閲覧、動画再生といった基本的な用途では十分快適に動作します。複数のアプリを同時に起動するマルチタスク環境では、4GBのRAM容量の制約もあり、初代Redmi Padの6GBモデルと比較するとアプリの切り替え時にリロードが発生する頻度がやや高い印象です。ただし、単一アプリでの使用や軽いマルチタスクであれば大きなストレスを感じることはありませんでした。

動作のレスポンスについては、ハイエンドスマートフォンと比較すると1テンポ遅れる感覚はあるものの、タブレット端末として家でゆったりと使用する分には許容範囲内の性能を確保。特に動画視聴や電子書籍の閲覧といった比較的軽い処理では、性能不足を意識することはほとんどありませんでした。

Xiaomi HyperOS 2で安定した動作環境を提供

OSにはAndroid 15をベースにしたXiaomi HyperOS 2を採用しており、他のXiaomiデバイスと統一された操作感を実現しています。UIデザインはAndroid標準に近い仕様で、通知パネルやクイック設定の配置も標準的なレイアウトを採用しているため、他のAndroidデバイスからの移行でも違和感なく使用できます。

レビュー期間中にもソフトウェアアップデートが配信され、システムの安定性向上やセキュリティパッチの適用が行われました。2025年5月のセキュリティパッチが適用されており、定期的なアップデート配信によってセキュリティ面でも安心して使用できる環境が整っています。

HyperOS独自の機能として、読書モードやブルーライトカット機能、ダークモードなどが用意されており、用途に応じて画面表示を最適化できる仕様になっています。特に電子書籍の閲覧時には読書モードが有効で、目の疲労軽減に配慮した表示設定が可能です。

16:10のアスペクト比で電子書籍とWEBサイトの閲覧性を向上

Redmi Pad 2 4Gの11インチディスプレイは16:10のアスペクト比を採用しており、電子書籍やWEBサイトの閲覧において優れた視認性を実現しています。2560×1600の高解像度により274PPIの高精細表示を実現し、文字や画像の細部まで鮮明に描写できるのもポイントです。OPPOは紙のA判、B判と同じような白銀比(1:1.414)のタブレットを展開しており、タブレットが少し正方形に近い画面を持つのは今のブームなのかもしれません。

WEBサイトの閲覧についても、縦向きと横向きのどちらでも内容を見やすく表示できるのが特徴的です。16:9のタブレットの場合、縦向きでWEBサイトを見るときにはどうしても横幅が狭くなってしまい、横向きのときには今度は高さが少なくて情報量が減ってしまうということがありました。特に複数人で画面を見ながら何かを調べる際には、16:10のアスペクト比により情報量を適切に表示でき、画面共有時の利便性が高いと感じました。PC版サイトの表示でも文字サイズが適度に保たれ、スクロール量を抑えて効率的に閲覧できます。

POPEYE特別編集 僕が京都で行くところ。 Kindle版

実際にKindleで雑誌を開いてみると、16:10のアスペクト比が雑誌のレイアウトと非常に相性が良く、ページ全体を無駄なく表示できる印象でした。縦向きでも横向きでも内容を見やすく、特に見開きページの表示では11インチの画面サイズが威力を発揮します。文字サイズも適度な大きさで表示され、長時間の読書でも目の疲労を感じにくい仕様になっています。

ディスプレイの品質についても、IPSパネルの採用により視野角が広く、斜めから見た際の色味の変化も最小限に抑えられています。最大輝度は標準時で500nit、屋外モードでは600nitまで対応しており、明るい環境での視認性も確保。ハイエンドスマートフォンは3000nitなどの明るさを確保しているのに比べると暗く、直射日光下では流石に本機は厳しい印象。電車内くらいの明るさならOKという感じです。90Hz駆動により画面スクロール時の滑らかさも向上しており、テキストの多いコンテンツでも快適に閲覧できます。

動画視聴では上下の黒縁が目立つものの実用性は十分

©️「薬屋のひとりごと」製作委員会

動画コンテンツの視聴については、16:10のアスペクト比の特性により、一般的な16:9の動画では上下に黒縁が表示される仕様になっています。Amazonプライムビデオで映画やアニメを再生した際には、この黒縁がやや目立つ印象で、画面サイズを最大限活用できない点は留意が必要です。

ただし、実際の視聴体験としては黒縁があっても特に支障はなく、11インチという画面サイズの大きさにより十分な没入感を得ることができました。出張時の移動中にアニメを視聴した際も、電車内での使用において画面サイズの大きさが威力を発揮し、スマートフォンでは得られない快適な視聴環境を提供してくれます。

ボヘミアン・ラプソディ

WideVine L1に対応しているため、NetflixやAmazonプライムビデオといった主要なストリーミングサービスでHD画質での再生が可能です。実際にプライムビデオでの再生を確認したところ、1080p表示が確認でき、高画質での動画視聴が可能な環境が整っています。旅行の際などネットワーク接続が確保しづらい場所に行くときには、microSDカードや256GBの容量を確保している本体ストレージに最高画質でどんどん保存していけばOK。

4G回線対応で外出先でも単体でのインターネット接続が可能

Redmi Pad 2 4Gの大きな特徴の一つが4G回線への対応。Wi-Fi環境がない場所でも単体でインターネット接続が可能な仕様になっています。対応周波数帯は4G FDD B1/2/3/4/5/7/8/13/18/19/20/26/28/66、4G TDD B38/40/41と幅広く、日本国内の主要キャリアでの使用に対応しています。プラチナバンドにあたるB28にも対応しているのもポイントです。5G回線には対応していないため、超高速な通信性能までは期待しないほうが良さそうです。

購入しやすい価格帯で実用性の高いミドルレンジタブレット

今回レビューしたXiaomi Redmi Pad 2 4Gは、27,980円という購入しやすい価格帯で4G回線対応という特徴的な機能を搭載したミドルレンジタブレットという印象でした。MediaTek Helio G100-Ultraの性能は日常使用において十分なレベルを確保しており、特に動画視聴や電子書籍の閲覧といった用途では快適な使用感を実現してくれました。16:10のアスペクト比により電子書籍やWEBサイトの閲覧性が向上している点や、9,000mAhの大容量バッテリーによる長時間使用への対応、4G回線による外出先でのインターネット接続など、実用性を重視した構成が魅力的。

4GBのRAM容量によるマルチタスク性能の制約や、動画視聴時の黒縁表示といった課題はあるものの、価格を考慮すれば十分に納得できるレベルの製品と言えます。自宅でもタブレットを利用し、旅行などのお出かけの際にも調べ物をしたり、マルチメディアを楽しむという用途にはぴったりな製品。手頃な価格で失敗しないタブレットを購入したいという方におすすめしたい製品です。

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xiaomi(シャオミ)

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています