世界中で強い人気を誇る中国のスマートフォンメーカー、OnePlusが2016年に放った最新作、OnePlus 3をGearBest様から提供いただきました。今回は、OnePlus 3の外観をじっくりレビューしていきます。
なお、簡単なファーストインプレッションをGeeklesに寄稿しましたので、こちらの記事も合わせてお読みいただければ幸いです。このブログでは、中長期的なレビューやTWRPの導入などより深い内容についてレビューしていく予定です。
【レビュー】完成された使い心地、これぞ完璧。OnePlus 3を一週間使ってみてー
開封の儀
OnePlusの製品はOnePlus 3の前の機種であるOnePlus X、OnePlus 2まで購入するには招待を受ける必要のある招待制で、入手が難しいことで知られていました。私ももちろん触ったことはなく、今回はじめてOnePlusのパッケージを触ることになります。
パッケージは、OnePlusのロゴが上について、あとは数字の”3″を強調したデザインです。
私が提供していただいたのはONEPLUS A3000という中国版のOnePlus 3です。
検査日は2016年6月21日とのこと。できたてホヤホヤです。
開けると早速本体が登場します。中国メーカーのスマートフォンは袋に入っていることも多いのですが、OnePlus 3はそのまま入っていました。個人的にはそのままの方が嬉しいですね。
裏面には、各種のシールが貼られています。これらはすべてキレイに剥がせます。
パッケージ内容
付属品は、OnePlus独自の急速充電技術”Dash Charge”(もう急速充電技術については間違えません)対応の充電器と、その専用ケーブル。そして保証書。
本体が乗っていた台座となっていた箱のなかにクイックスタートガイドとSIMスロットを開けるためのピンが入っています。
ステッカーも入っていました。どこかに貼ってみたいですが、どこが良いのでしょう…?
本体は薄くて軽くていい感じ
本体は非常に軽量です。本体を箱から取り出した瞬間に「おや?」となるレベルで軽いです。以前Xiaomi Redmi note 3 Proのレビューでも「軽い!」と書いていましたが、本機は更に上を行く軽さです。
実測の重量は、上の写真からわかるように158gでした。公称のスペック値は160gですので、スペック値よりも軽くなっています。
なお、以前レビューしていたXiaomi Redmi note 3 Proは177g。約20g違います。これだけ違えば軽く感じるわけです。
そして、本体はかなり薄めです。なぜこれを比較に出したのかわかりませんが、Ulefone Futuereと比較してみました。写真からではわかりづらいですが、ちょっぴり薄くなっています。
ただ、カメラが若干飛び出ているため机の上に置くと斜めに傾斜がかかります。
本体の大きさは、画面下部にホームボタン兼指紋センサーがあるにも関わらず、ソフトウェアキー採用のUlefone Futureと同じくらいの大きさです。かなりコンパクトに仕上げてきています。
背面はフルメタルボディでOnePlusのロゴとカメラがついています。OnePlusのロゴの部分がNFCのセンサー部になっています。NFC対応端末を所有するのは実は本機が初めてで、ゴニョゴニョするのがすでに楽しみです。
液晶は2.5Dガラスを使用した5.5インチフルHDのOptic AMOLEDです。若干ラウンドがかかっているのが分かるかと思います。
左側面には3段トグルスライダーとボリュームキー
右側面にはSIMスロットと電源キーです。左右のキー配置は今まで見たことない独特なものになっていて、最初は若干戸惑いました。
上部には何もついていません
下部にはUSB Type-C端子と3.5mmステレオミニ端子がついています。スピーカーはモノラルです。
ホームボタンは、Galaxyシリーズを彷彿とさせる楕円形です。押しこむのではなく、軽く触れるだけで反応するタイプのキーとなっています。
また、写真では写っていませんが、ホームキーの左右にはナビゲーションキーが配置されています。左右のどちらをバックキー、メニューキーにするかは本体の設定画面で変更可能となっており、今まで使い慣れた操作に設定可能です。(標準は、右メニュー、左バックキーのAndroid標準の配列)
ホームボタンは指紋認証も兼用となっていますが、その認識精度はこれまで触ったどのスマートフォンよりも高速で驚かされました。実際に映像を撮ってみましたが、圧倒的な速さに感じます。また、認証ミスも全くと言って発生せず、軽く触れるだけで一瞬でロックが解除され気持よさも感じます。
指紋認証の設定画面は、他のAndroid端末と同様の画面で、簡単に設定できました。もちろん日本語です。
素のAndroidベースの使いやすいUI
フォトレビューの中でUIについても触れてしまいましょう。
OnePlusのスマートフォンが使用しているUIは、素のAndroidをベースとして、OnePlus独自の機能を加えたOxygen OSというものが採用されています。ただ、HuaweiのEMUIや、LeecoのEUI、XiaomiのMiUIのようにメニューの表示なども含めて変えてしまうのではなく、あくまでもAndroidの標準のUIに独自の機能が追加されており、基本的には素のAndroidと同様に操作することが可能です。
独自の機能としては、画面オフ時のジェスチャー機能や、ハードウェアキーの代わりにソフトウェアキーの表示機能などが挙げられます。また、ナビゲーションキーの配置に関しては、Androidの標準である右メニュー・左バックキーの他に、中華スマートフォンでの採用例の多い右バック・左メニューキーの配置に変更することも可能で、誰でも簡単に操作に馴染めるようになっています。
洗練されたデザインの端末です
OnePlusシリーズのデザインに関しては、賛否両論あるかと思いますが、個人的には筐体・UIともに洗練されているな、という印象を受けました。素のままでありながら、その良さを引き延ばす形で設計されている印象です。軽くて持ちやすいデザインはいつでもどこでも手元にあるスマートフォンでは重要な要素ですしね。
次回以降は、圧倒的性能を誇るOnePlus 3の性能面や、実際の使い勝手についてもレビューしていきます。
【レビュー】完成された使い心地、これぞ完璧。OnePlus 3を一週間使ってみてー
スペック
液晶: 5.5inch 1920 x 1080
CPU: Qualcomm Snapdragon 820
OS: Android 6.0 Marshmallow
RAM + ROM: 4/6GB RAM + 32/64/128GB ストレージ
カメラ: 1600万画素・光学手ブレ補正付(バックカメラ)、800万画素(フロントカメラ)
指紋認証: 搭載
Bluetooth: 4.2
USB:Type-C
SIM Card:デュアルSIM(nanoSIM)・デュアルスタンバイ
バッテリー:3000mAh
重量:160g(本体のみ)
大きさ:15.26 x 7.46 x 0.73cm
ネットワーク:
2G:GSM 850 / 900 / 1800 / 1900
3G:HSDPA 850 / 900 / 1700(AWS) / 1900 / 2100 – North America
3G:HSDPA 850 / 900 / 1900 / 2100 – Global model
4G:LTE band 1(2100), 2(1900), 4(1700/2100), 5(850), 7(2600), 8(900), 12(700), 17(700) – North America
4G:LTE band 1(2100), 3(1800), 5(850), 7(2600), 8(900), 20(800), 38(2600), 40(2300), 41(2500) – Global model