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【LZ A5レビュー】高解像度と安定した万人受けするサウンド。コンパクトになったハイブリッドイヤホンLZ A5レビュー!

当ブログでも実際に登場直後に購入し、その性能を絶賛しつつデザインレビューで止まっていたイヤホン、LZ A4。皆様も記憶にあたらしい方も多いのではないでしょうか…?今回は、そのLZの国内代理店である七福神商事様よりLZの最新機種であるLZ A5を貸し出していただきましたので、そのレビューをお送りいたします。

LZ A5は中国LZが放つ最新イヤホン。ダイナミックドライバー*1、BAドライバー*4を搭載しながら非常に小型な筐体を実現したハイエンドハイブリッドイヤホンです。ノズルを交換することで4種類の音色を試すことのできるモデル。好評だったLZ A4をさらにブラッシュアップさせた製品です。現在、29,800円にて七福神商事様より販売中です。

【LZ A4レビュー】付け替え可能なノズルとカバーで18種類の音質を持つイヤホン、LZ A4フォトレビュー!

コンパクトになって、装着感も向上した本体

外箱はLZ A4の時と同様の黒の厚紙仕上げ

専用キャリングケースと本体、交換用ノズルが登場

早速LZ A5を開封していきます。A4の時の箱と同じようなデザインではあるものの、若干洗練され一段とハイエンドモデルという感じがあり好感を持てます。キャリングケースは珍しくメタル製、ただ、ちょっと持ち運びづらいデザインではあります。

付属するノズルは装着済みのものを含めて、合計4種類

LZ A4(左)と比べ、小さくなったLZ A5(右)

LZ A4(手前)とLZ A5(奥)

本体は本田技研工業のロゴマークそっくりのロゴが印字され、物議を醸した曰く付き。(本田技研を含め最終的に許可を取ったそう)ロゴはさておき、前モデルのLZ A5に比べるとハウジング部分のカバー交換機構がなくなったこともあり、非常に小型化されました。他社のユニバーサルIEMとくらべても遜色ない小ささと、デザインになったのは嬉しいところ。

LZ A5はA4と同様にノズルの交換で、音色を好みのものに替えられる仕様。ただ、そのバリエーションはA4に比べて減り4種類に。とはいっても、A4のように18種類もあってもすべてをフルで使うなんてことはありませんので、ちょうどよい数に落ち着いたといっても良いでしょう。

実際に装着してみると、LZ A4の時の「これから耳にイヤホンを入れるぞ!」という気合を入れてから耳に装着していたときから、気軽に耳に入れれるようになっていました。装着時の異物感や、重さもかなり軽減されており、長時間装着した際の疲れ方も軽く、より日常使いに良さそうという印象です。旅行などの長時間利用するという場合でも、このクオリティなら安心して使えそうでした。

【LZ A4レビュー】付け替え可能なノズルとカバーで18種類の音質を持つイヤホン、LZ A4フォトレビュー!

編み込みの3.5mmステレオミニケーブルも付属

付属品;専用キャリングケース、3.5mmステレオミニケーブル、合格証、説明書、保証書

その他の付属品は写真の通り。標準で付属する3.5mmステレオミニ=MMCXケーブルは、布網のケーブルになり絡みづらさと、頑丈さを向上。その代わり、装着時に耳の周りの取り回しが固く、ある程度慣らさないとA5自体をうまく装着できないようにも感じられたのはマイナス。その他の付属品は、説明書や合格証、そしてメタル製のキャリングケースでした。

安定の高解像度、広めの音場に好感

LZ A5(七福神商事公式サイトより
今回は付属のアンバランスケーブルでFiiO X5 3rdに接続して試聴。試聴音源はJポップスからJazz、アニソンまで幅広く試してみました。なお、各フィルターごとの感想に関しては、個人的な事情から割愛し、標準の黒色ノズルでの音をベースにコメントしていきます。


【FiiO X5 3rd】解像度も大きく向上、バランスの良い音作りになったハイエンドDAP、FiiO X5 3rd音質レビュー!
なお、各ノズルでのスペックは以下の通り(七福神商事より)

青色ノズル装着時: 3KHz ~ 10KHz +2db  ( 解像度がすごい)
黒色ノズル装着時: 3KHz ~ 10KHz +1db  ( Hi-Fi 狙い)
灰色ノズル装着時: 3KHz ~ 10KHz -1db  ( 流行曲が合いそう)
赤色ノズル装着時: 3KHz ~ 10KHz -2db  ( 低音が多め)

今回のメイン試聴のノズルは黒色。”Hi-Fi狙い”ということで、高解像度と、各音域の鳴らし方を工夫していると考えて良いのでしょうか…?
実際の試聴した感想としては、まずはその解像度の高さが目(耳?)につきます。どんなジャンルの音楽であっても、各楽器の微かな余韻も含めて鳴らしてくれます。殊にDSD音源の再生の際には際立ってその特性が出てきており、まさに”Hi-Fi狙い”といった印象。
音場はかなり左右に広く取っている印象を受けました。奥行き感も感じられますが、それよりも左右の広がり、ステレオ感のあるサウンドです。
高域に関しては、非常にきらびやかなサウンド。そのためか、若干のシャリつきは感じるものの、気にならない程度ではあります。ボーカルは、女性、男性ともに分離良く綺麗に再生できています。音源にもよりますが、女性ボーカルはだいぶ前に出てきている印象です。
高域のきらびやかさについて触れましたが、低域もおざなりにならずしっかり出ている印象です。ロック調のサウンドでは、そのヌケの良さも相まって聴いていて楽しく感じるサウンド。ただ、ゆったりした曲では低域が少し物足りなくも感じさせられ、その場合は灰色・赤色のフィルターのほうが良さそうな印象でした。

万人受けするサウンドの良モデル。デザインもいいしね!

全体としては、どんなジャンルの曲でも、LZ A5一本で場所・場面を問わずに使えるという感想です。万人受けするサウンドで、ひとまず高級機の音を試したい!という場合には、第一選択肢に挙げても良いのではないかなと思います。

これまでのLZのイヤホンの、ギーク向けぽさから本モデルはデザイン面でも大きく改善。より、おすすめしやすいイヤホンになっており、非常に良いモデルと感じました。ただし、LZ A4を所有している人間にとっては、音の方向が大きく変わるわけではないため、購入候補からは外れそうという印象もありました。

【LZ A4レビュー】付け替え可能なノズルとカバーで18種類の音質を持つイヤホン、LZ A4フォトレビュー!

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銀行をやめて人材系のHRテックらしいメガベンチャーにいたかと思えば、今はSIerで企画とかしています