Onda V919 Air Dual OS |
前回の【初めての中華タブレット2016】Vol.2 中華タブレットの代表的な製品のスタイルをご紹介!2-in-1から7インチファブレットまで!では、中華パッドの製品スタイルを3つほど取り上げて、どんな製品があるのかご紹介いたしました。
だいぶ記事の後悔から日が経ってしまいましたが、Vol.3では、中華パッドの購入時にどのような点について最低限覚悟しておくべきなのか、今までに自腹で10台近くはタブレットを買ってきて、その半分近くを文鎮とした身だからこそ言える点について書いていきます。
初期不良率は以前に比べて大幅に改善したものの、俄然リスクは存在
写真ACより |
中華タブレットと言うと、一昔前までは「爆発する」、「最初から壊れてて使えない」、「すぐに壊れる」と言われ敬遠されてきました。加えて初期不良率の高さが言われ、万が一初期不良を引いた際のサポートの不安から、初心者の方のみならずある程度PCに慣れた中級者の方にもとっつきにくい存在でした。
これまで、10台(同機種3台含む)の中華タブレットを購入してきましたが、その中で初期不良を引いたことは私自身は0回でした。ここまで来るともはや奇跡に近いレベルになってくるのは否定できませんが、それくらいには初期不良自体は発生しなくなってきています。
販売店自体も、初期不良のリスクを認識しており、そもそも発送前の段階で起動確認などを行ってから発送する例も多く、なるべく初期不良が到着時に発生しないようにもなってきている土壌もその一因です。(起動確認についてはAliExpressのセラーの例であり、国内の発送者が必ず行っているとは限りません)
ただ、初期不良の発生率が減っているのは事実であるものの、初期不良が発生しないわけではなく、実際に2chなどでは初期不良の報告を確認することができます。万が一初期不良を引いてしまった場合に、国内の販売者ならともかく、国外の販売者からの購入の場合には購入者が多大な労力を払う必要があり、その覚悟は必要です。そして、海外の場合は初期不良であってもその交換にかかる返送費用は購入者の負担となる場合が多いことも留意しなければなりません。
製品の寿命は、メーカー製に対して短くなりがち
文鎮となったCOLORFLY E708 3G・最後はだいぶ年季が入っていた |
初期不良を無事避けることができたとしても、そのタブレットを永遠に使い続けることのできる保障はどこにも存在しません。むしろ、メーカー製のタブレットに対して寿命は短くなることは容易に推測できます。
私の手元にあるタブレットであれば、Colorfly E708 3Gは製品の購入から約11ヶ月でバッテリーが完全に寿命を迎え、文鎮と化しました。他のタブレットに関しては、寿命を迎える前に扱いが荒かったこともありディスプレイを破壊した例が多く、寿命そのものを全うすることができず正確な数字は出すことができませんが、E708のように短命に終わることがあるのを留意する必要が有ります。
ただ、たとえ製品寿命が短いとしても、そもそもの価格が低いことから買い換えサイクル自体を短くしても経済的な負担は大きく変わらないとも言え、この点をどう捉えるかは各々の判断に委ねられます。
私の場合は、その点を許容できると判断したことから現在も中華タブレットを購入し続けています。
なお、環境的には全く良くないのは紛れもない事実です。せめて壊れてしまったタブレットはリサイクルを心がけてください。
製品の耐久性は低めです
カバーガラスの代わりに液晶部にはアクリルが使われていると言われるCHUWI Vi8 |
前述した寿命にも関係しますが、製品に使われている素材はメーカー製に対して劣悪な部品が使われている場合が多々有ります。特に、バッテリーと液晶のカバーガラスについては、安物が使われているという指摘は非常に多く、実際に私が破壊したタブレットの多くはメーカー製が耐えれる筈の刺激下でのタッチパネルの損傷によって故障しました。
また、バッテリーに関してもE708 3Gの例が示すように製品によっては非常に短命となる例が存在します。流石に私自身はバッテリーが膨張したという例には遭っていませんが、インターネット上にはバッテリーが膨張したとの報告も存在し、留意しなければなりません。
トラブル発生時の販売店との交渉は大変な労力を伴います
GearBestの保証に関する説明ページ・もちろん英語 |
中華パッドを購入後、万が一初期不良や故障の自体にあった時、販売店との交渉は非常に大変な作業になります。特に、国内よりも国外の通販を使用した場合は、日本語でない言語(主に英語)で状況を伝え、海外の指定された場所への返送(Small Packetを指定されることが多いです)、そして返金or交換対応となり、最低でも1ヶ月以上はかかることを覚悟する必要があります。
国内の販売店の場合は、Amazonに多く出品されているメデュー様には、有償の修理対応も含め非常にお世話になり助かりいい印象を持っていますが、すべての販売者が同じようなサポートを提供できるとは限らず、国内だからといって油断することは出来ません。
以上大きく4項目、覚悟が必要です
これまで、
・初期不良リスク
・製品寿命の短さ
・製品耐久性の不安
・トラブル時の対応
の4点に関して覚悟をしてから購入することをおすすめします。
また、海外販売店では、そもそも配送時の破損や、発送されない、製品の入れ忘れなどのトラブルも発生する可能性もあり、万が一の際に交渉出来るようにしなければなりません。
私自身もこのブログの中で、正確な情報を伝えられるように努力していますが、各自購入の際には各自の責任で製品を購入するようにして下さい。
最後になりますが、中華パッドを使用する歳、無線機能に関しては起動しないのがお約束です。
GearBestを含め、海外・国内通販サイトの使用で発生したトラブルについては、原則自己責任です。当ブログ、並びに、管理人のあーるはいかなる損害に関しての責任を負いかねます。
こんにちは。
Chuwi Hi Bookを購入して2週間。
キーボード込みで買ったのにいざ届いてみたらキーボードが入ってなかったとか(強硬にクレームを入れたので、その後すぐに到着しました)、WINDOWS 10 OSのアカウント設定がおかしかったのでWINDOWSのみリカバリー実施する等、マイナートラブルは有りましたが、現在はほぼ順調に稼働しております(WINDOWSの方に、AVSやAvast等のセキュリティーソフトがインストール出来ないのが不可解ですが・・・)。
本記事を読んで改めてChuwi Hi Bookに纏わるプロセスを思い返してみると、本記事に書かれたリスクに若干なりとも当て嵌まる事項が有り、海外通販は決してAmazonや楽天の様にスムーズには行かぬと再認識した次第です。
Chuwi Hi Bookの耐久性や寿命が如何なるものかは未知数ですが、いろいろと弄って楽しんでいきたいとも思います。
無事、キーボードも受け取られたとのこと、紹介した身として心配しておりましたが安心しました。
ぜひ、いじって楽しんでください。