【CP+2026】MEIKEブース取材|新商品24mm F1.4・85mm F1.4 II STM MIX発表、Sony E/Nikon Z/Leica Lマウント対応・純正の約1/3価格のフルサイズ対応大口径レンズ5本を展示

昨日からパシフィコ横浜で開催中のCP+2026(カメラ&フォトイメージングショー)。出展していた、中国・成都に本社を置くレンズメーカーMEIKE(美科)のブースを取材してきました。MEIKEは1998年創業のカメラアクセサリーメーカーで、レンズ・フラッシュ・バッテリーグリップなど幅広い製品を展開しています。今回のCP+2026では24mm F1.4 STM MIXと85mm F1.4 II STM MIXの新商品2本を含む計5本のレンズを展示。
Sony Eマウント・Nikon Zマウント・Leica Lマウントに対応し、純正レンズの約1/3という価格設定が多くの来場者の注目を集めていました。本記事では、会場での取材内容・スタッフへのインタビュー・Nikon Z5を使った試写結果を交えながらMEIKEブースの全容をお届けします。
世界が注目!CP+2026 MEIKEブースで感じた「中国レンズメーカー」の圧倒的熱量

CP+2026会場内のMEIKEブースは、白い展示台にクリアケースを並べたシンプルで整頓された設計が特徴的。ブース上部には大型の「MEIKE」ロゴネオンサインが掲げられています。展示台には最低でも20本以上のレンズが焦点距離・マウント別に整列配置されており、各レンズの下には対応マウントの情報が記載されたプレートが設置されていました。
ブース周辺は常に多くの来場者が集まっており、カメラメディア・写真愛好家・プロフォトグラファーなど幅広い層の方がレンズを手に取って確認していました。スタッフは英語・中国語・日本語に対応しており、来場者の国籍に合わせてスムーズに製品説明を行っていた点も好印象でした。今回の取材では、セールススペシャリストのレオさんにお話を伺い、各レンズの詳細について丁寧にご説明いただきました。
圧巻のコスパ!E・Z・Lマウントを全カバーするMEIKE最新レンズラインアップ

今回のCP+2026でMEIKEが展示したレンズのラインアップは以下のとおり。24mmと85mm F1.4 IIの2本が新商品で、35mm・55mm・85mm F1.8 IIが既存モデルという構成です。FE・Z・Lの3マウントを基本として、モデルによってはFujifilm XマウントやCanon EF・Nikon Fマウントにも対応しています。
| 製品名 | 焦点距離 | 最大絞り | マウント対応 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 24mm F1.4 STM MIX | 24mm | F1.4 | FE / Z / L | 新商品 |
| 35mm F1.8 STM | 35mm | F1.8 | FE / Z / L | 展示中 |
| 55mm F1.8 STM | 55mm | F1.8 | FE / Z / L / X | 展示中 |
| 85mm F1.4 II STM MIX | 85mm | F1.4 | FE / Z / L | 新商品 |
| 85mm F1.8 II STM | 85mm | F1.8 | FE / Z / L / EF / F | 展示中 |
F1.4・最短0.28m・12群15素子を実現したMEIKE 24mm F1.4 STM MIX

今回のCP+2026で新商品として発表された1本目が、MEIKE 24mm F1.4 STM MIXです。Sony Eマウント・Nikon Zマウント・Leica Lマウントの3マウントに対応した広角大口径レンズで、風景・室内撮影から日常のスナップまで幅広い用途に対応できる焦点距離のもの。レオさんによると「24mmでF1.4という大口径を実現しているのが最大のポイント」とのことで、ブース内でも特に来場者の注目が高い1本でした。
光学構成は12群15素子で、フルフレームカバレッジは対角線84.8°を確保し。最短焦点距離は0.28mと近接撮影にも対応しており、フォーカスモードはAF/MFの切り替えが可能な設計です。フィルターサイズは72mm、絞り羽根は11枚を採用しています。重量はEマウントが約556g、Lマウントが約550g、Zマウントが約560gという仕様で、サイズはEマウントが約79×107mmです。



今回はNikon Z5にZマウント版を装着してF5とF1.4開放の2条件で試写。広角レンズながら直線歪みが抑制されており、周辺部の解像度も良好という印象でした。開放F1.4では広角らしいボケも確認でき、広角レンズながらボケの質感が高い点は注目に値します。1/125秒という低速シャッターでのテストでも手ぶれが抑制されており、STMフォーカスの安定性も問題ないと感じました。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 焦点距離 | 24mm |
| 最大絞り | F1.4 |
| 最小絞り | F16 |
| 絞り羽根枚数 | 11枚 |
| 最短焦点距離 | 0.28m |
| フォーカスモード | AF / MF |
| 光学構成 | 12群15素子 |
| フィルターサイズ | 72mm |
| 重量 | FE≈556g / L≈550g / Z≈560g |
| 画角 | 84.8°(対角線) |
| 対応マウント | FE / Z / L |
| サイズ | E≈79×107mm / L≈79×105mm / Z≈79×109mm |
11群15素子・77mmフィルタ・590ドルのMEIKE 85mm F1.4 II STM MIX

2本目の新商品がMEIKE 85mm F1.4 II STM MIXです。ポートレート撮影の定番焦点距離である85mmにF1.4という大口径を組み合わせたレンズで、CP+の前から話題になっていた製品。販売価格は590ドル(日本円換算で約10万円)で、「ニコン・キヤノン・ソニー純正の約1/3の価格」という挑戦的な価格設定になっているとのこと。
光学構成は11群15素子で、フルフレームカバレッジは28.31°(対角線)。最短焦点距離は0.8m、絞り羽根は11枚採用しています。フィルターサイズは77mm、重量は645g、サイズは85mm×110mmとなっています。対応マウントはEマウント・Zマウント・Lマウントの3種類です。実際にブースで手に持ってみると645gという重量感はありますが、鏡筒の各操作リングの動作がなめらかで機械的な品質の高さが感じられる仕上がりでした。



Nikon Z5にZマウント版を装着し、ISO 1600・1/1250秒・F1.8の条件で複数カット試写しました。F1.8という条件でも背景ボケが大きく、来場者の多い会場内でも被写体との分離がはっきりと表現されている印象。色再現性はスキントーンが自然で色かぶりも見られず、複数カットにわたってAF精度が安定していたことも確認できています。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 焦点距離 | 85mm |
| 最大絞り | F1.4 |
| 最小絞り | F16 |
| 絞り羽根枚数 | 11枚 |
| 最短焦点距離 | 0.8m |
| フォーカスモード | AF / MF |
| 光学構成 | 11群15素子 |
| フィルターサイズ | 77mm |
| 重量 | 645g |
| 画角 | 28.31°(対角線) |
| 対応マウント | FE / Z / L |
| サイズ | 85mm×110mm |
| 参考価格 | 590ドル(約10万円) |
85mm F1.8 IIは5マウント対応・35mm F1.8と55mm F1.8も含む既存モデル3本の展示

新商品2本に加えて、既存モデルの85mm F1.8 II STM・35mm F1.8 STM・55mm F1.8 STMも展示されていました。特に85mm F1.8 IIはFE/Z/L/EF/Fの5マウントに対応しており、Canon EFやNikon Fなど旧来のマウントユーザーも使用できる幅広い設計が特徴です。重量はFEマウントが約369gと、F1.4モデルと比べて約280g軽量な仕様を実現しています。光学構成は7群11素子、フィルターサイズは62mm、最短焦点距離は0.65mです。

Nikon Z5にZマウント版の85mm F1.8Zを装着し、F1.8開放・ISO 1600・1/2000秒の条件で試写したところ、ポートレート撮影に適したなめらかなボケ描写が確認できました。ボケ玉は球形状を保ちつつフォアグラウンドと背景の分離がきれいに表現されており、ボケの質感という点では十分なレベルにあるという印象です。またISO 1600という条件でもノイズが最小限に抑えられており、実用的な高感度特性を実現していました。
35mm F1.8 STMはFE/Z/Lの3マウント対応で、光学構成10群12素子・最短焦点距離0.35m・フィルターサイズ58mmという仕様です。重量はFEマウントが約400gと比較的軽量な設計で、日常的なスナップ撮影から風景まで対応できる汎用性の高さが魅力という印象でした。55mm F1.8 STMはFE/Z/L/Xの4マウントに対応し、Fujifilm Xマウントでも使用可能な点が他のモデルにはない特徴です。光学構成は8群11素子、重量はFEマウントが約364gと全ラインアップ中で最も軽量なモデルとなっています。
手頃な価格とサイズでF1.4の明るさを楽しめるMEIKEのラインナップに期待

今回ご紹介したCP+ 2026でのMEIKEブース。フルサイズ対応のレンズについてもF1.4の明るさを実現した製品を比較的安価に購入できるようになったことを感じさせられました。純正レンズに比べて安価ながらも高品質な撮影ができることで、写真のクオリティを1ランク上げてくれる製品群になっています。
今回は特に注目の85mm F1.4 IIと24mm F1.4の2機種は中華レンズの技術力の向上を感じさせられる製品になった印象。開放絞りでのボケの質感の美しさは個人的には十分満足する仕上がり。国内のAmazonでの取り扱いやパンダスタジオでのレンタルについてはこれから、とのことですが発売が楽しみになる製品でした。
取材日:2026年2月26日 / CP+2026会場 試写ボディ:Nikon Z5 試写レンズ:MEIKE 24mm F1.4 STM MIX・85mm F1.8Z・85mm F1.4 II STM MIX、比較:Nikon NIKKOR Z 50mm F1.4(自前機材)














