外出が増えてくるこの季節、移動中でものんびり電子書籍を読んだり、動画を楽しみたいと思ったことのある方は多いハズ。そんな時は小さな画面のスマートフォンを見るよりもなるべく大きな画面で見たいもの。でも、内蔵コンテンツ以外のオンラインのコンテンツも楽しみたい!そんな欲張りな私達のためと言っても過言ではない、10.1インチ・フルHD・LTE回線対応のタブレット、VOYO Q101をGearBest様に提供して頂きましたのでレビューいたします。
VOYO Q101は10.1インチの4G(LTE)回線にも対応したAndroidタブレット。ディスプレイは1920*1200の高解像度なものを採用し、単なるウェブブラウジングだけでなく動画再生や電子書籍の閲覧にも最適。性能面ではMediaTek MTK6753オクタコアプロセッサーに2GB RAM、32GBストレージによって、基本的な操作では十分な性能を確保した機種です。中華通販サイトのGearBestでは109ドル~137ドルで販売中(記事執筆時点)。低価格ながら様々な場面で活躍してくれそうな機種です。
良かったところ
・4G(LTE)通信に対応していることで、どこでもインターネットに接続できるところ
悪かったところ
・絶対的にスペックが低く、ゲームのプレイには適さないところ
細めのベゼルで、没入感の高いディスプレイ
まずはパッケージを開封していきます。中華メーカーのタブレットはこれまで、CHUWIやTeclast、Cube、さらにはPIPOといったメーカーをレビューしてきていましたが、VOYOのパッケージはどちらかと言えばTeclastやCubeに近い印象。
早速本体を取り出してみます。10.1インチとだけあり結構大きめ。大きさで言えばCHUWI HiBook Proなどと基本的には同じ。ただ、心なしか左右のベゼルがCHUWI HiBookなどよりも狭く、よりディスプレイの内容に集中できる印象。
当ブログでも何度もレビューしてきたCHUWIの10.1インチ2-in-1タブレット、CHUWI HiBookはこれ。Windowsボタンが付いていないこともあり、VOYO Q101の方が左右が細く、全体としては正方形に近い形状です。
背面はVOYOのロゴが大きく鎮座。ただし、中国語が大きく出ているわけではないため、そこまで違和感を感じるレベルではありません。外装は基本的にプラスチックなものの、そこまでの安物感を感じることはないのもグッド。
重量は461g。CHUWIのHiBookシリーズの中で最軽量だったCHUWI Hi10 Proの557gよりも更に100g近く軽く、実際に手に持った際もその軽さに驚かされます。
横画面での上部右側にmicroUSB端子が位置。右側側面に電源キーと、ボリュームキー、3.5mmステレオミニジャックが配置。タブレットの場合、想定されている向きでの使用時に横側面に電源キーなどが配置されており、VOYO Q101の場合は横画面がデフォルトであることが伺えます。
背面上部のカメラ周辺のカバーを外すとSIMスロットやmicroSDスロットへアクセス可能。
microSDスロットは64GBまで対応。また、SIMスロットは2スロット搭載で両方とも標準サイズのSIM。nanoSIMなどの挿入には変換アダプターが必要です。
ちょうどSIMスロットの下にmicroUSB端子が来ており、若干珍しい配置になっています。おそらく、携帯電話での採用が想定されているSoCであるMTK6753の条件上この場所ではないかと推測できます。
電子書籍の閲覧や、動画再生では十分なスペック
まずは、さっそくAntutuベンチマークの結果から。点数は32,301点という結果で、同じSoCを搭載しているUlefone Be Touch 3などと同じくらいの数字に。2015年の終わりに出たスマートフォンと性能が同レベルというのもどうかとは思いますが、使えないレベルではありません。
実際にAmazon Kindleをインストール。逃げ恥はコミック版も好きです。 |
・Solid Explorer=NAS上の動画再生やファイル共有に便利そう
・MX動画プレーヤー=動画再生の定番ですよね
・Amazonプライムビデオ=プライム会員なら必須のアプリ。映画もドラマも、バラエティも充実の内容
・Amazon Kindle=電子書籍は基本Kindleメイン。雑誌の閲覧だってKindleでバッチリです。
・Google Playビデオ=時々Google Playビデオ限定の動画もあるのでインストール
・ワイヤレスTV=以前レビューしていたピクセラのワイヤレスTV用。
・Youtube=言うまでもなく
ひとまず、こんな感じでアプリをインストールして実際にVOYO Q101をお出かけの際に持ち出したり、ベッドの中で動画再生に使ってみたりしてみました。動作に関しては、決してヌルサクと呼べるものではありませんが、上述しているアプリは基本すべて問題なく動作。Kindleで比較的容量の大きい雑誌を開いた際も、しっかりと精細な画面で表示できていたのは好感が持てます。
また、10.1インチという大画面を活かすことで日経電子版(紙面ビューアー)もこの通り。かなり大きく紙面を開くことが出来るおかげで、実際の紙には及ばないもののひと目で見出しくらいなら確認できます。以前、8インチタブレットのCube T8 UltimateがLTE搭載で便利!なんて記事を書いていましたが、更に大型の本機のほうがもっと便利でした。
4G回線対応で、どこでもブラウジングOK
僅か100ドル弱で手に入れる快適なマルチメディア環境
持ち運びも、薄くて軽量な本機ならカバンに放り込むだけでOK。大画面でどこでもマルチメディアを楽しむには最適な一台でした。現在、中華通販サイトのGearBestでは109ドルで販売中。気軽に持ち運ぶことのできるマルチメディア環境として、一台持っておいて損はありません。