久々に中華タブレットの話題を。360°回転式のディスプレイを備え、スタイラス入力にも対応したハイスペックタブレットPC、Teclast F5が明日より販売開始となるのでご紹介いたします。11.6インチというコンパクトサイズながら、パワフルに活用できそうで個人的にもそそられるモデルです。
キャンペーン期間中限定で、USBハブとイヤホンもセットで付属。最低価格は164ドル、キャンペーン価格は329ドルととってもお得です。
高精細で美しく。360°回転可能で何にでも
Teclast F5の一番興味を持つ部分は、360°回転可能なディスプレイ。ノートPCとして利用するのはもちろん、ひっくり返してタブレットとしてもバッチリ。テント型にすると自立可能なディスプレイとしても使える利便性は回転式のメリット。
11.6インチのディスプレイはIPS液晶を採用。1920*1080の高精細液晶は視野角178°まで対応し、どんな角度からでも快適。操作はタッチ操作はもちろん、専用のスタイラスペンでお絵かきもOK。1024段階の筆圧検知に対応したことで、可能性が広がります。しかも、専用のペンは最初の100オーダーまで無料で付属、さすが大盤振る舞いです。(終了しました)
肝心のスペックについては若干イマイチな点も。10.6インチにかなり低価格のCore-M搭載Cube Mix Plusがありながら、本機はCeleron。Gemini Lakeだの、2.4GHz駆動だの御託を並べても変わらないのはCeleronであること。Core-MやCore-iプロセッサーとは決定的に異なります。
とはいっても、Celeronだからといっても技術はちゃんと進歩。Adobe系のソフトウェアをバリバリ動かすというのは無理にせよ、Chromeでブラウジングをしながら、アプリを少し使い、精々Officeを使うーなんていう使い方では困らないわけ。持ち運びのPCで他に何をするんだという感もありますしね。
Celeronプロセッサーにがっかりしつつも回転式タブレットが欲しいという方には、Teclast F6もおすすめ。Core M3-7Y30プロセッサーを搭載し、8GB RAM、128GB SSDのパワフルなモデルF6が実は登場中。詳細は後述しているのでご確認あれ。
ストレージとRAMはこのクラスではかなり頑張っており、8GB RAMに128GB SSDを搭載。8GB RAMならよほどのことがない限りメモリ不足を感じることはなく、安心できるレベル。また、eMMCではなくSSDを搭載したことで非常に安定して、高速な動作を期待できるのもポイント。ちなみに、SSDは増設可能なのも嬉しい点。
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3850mAhのバッテリーを搭載し、ビデオ再生でも約5時間の電池持ちを確保。ただ、正直なところバッテリーは少なめの印象が否めず、USB PD対応のモバイルバッテリーがあったほうが安心できそう。ZMI(Xiaomi)のUSB PD対応のモバイルバッテリーもいいかも。
ここまで色々と搭載しながら、大きさはA4の紙よりも小さいレベルに。厚みは13mmまで抑えられており、重量も980gと1kg切り。持ち運びが命のタブレットPCとしてのレベルを十分満たしています。
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最安値は164ドル。その後は329ドル。高コスパモデルです
今回紹介したTeclast F5。360°フリップディスプレイを手軽に楽しめる実用性十分なモデルでした。F5は明日13日より販売開始。13日18時から毎日2台限定で164ドルの特別価格も登場。その後は329ドルですが、それでも十二分に買う価値のあるモデルです。
F5のCeleron採用に不満のある方にも朗報。13.3インチディスプレイと大型になるものの、Core M3-7Y30を採用した360°回転式タブレット、Teclast F6も販売中。F5よりも100ドルほど高くなる429ドルだが、大幅にスペックアップするF6も見逃せないはず。